soprano*さとあやの、日々おんがく。

歌って笑って、学んで感じて、丁寧に。
小さいけれど大切な日常。




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先日、二期会のオペラ公演 『 ドン・ジョヴァンニ 』 を観てきました。


ずっと憧れている大好きなソプラノの先生がドンナ・エルヴィーラを演じられるので、とてもとても楽しみにしていました。


やはり、ディーヴァでした。

ものすごく素敵だった。


においたつような、香気があるのです。


歌やお芝居の素晴らしさや、お顔やお姿の美しさ、麗しさはもちろんなのだけど、それとは違う、内側から溢れるような香り。

雰囲気や色気という言葉のものとは違う、ひとの心を虜にしてしまうなにか。

エルヴィーラがそこに立った瞬間から立ち昇ってくる、不思議ななにか。


本当に稀有な存在なのだと感じました。



わたしには上手く言葉で表現出来ず、また、表現してしまうとあの香りを見失ってしまいそう。

あまりに素敵で、強烈で、かたちのないもの。人間の内側。


畏れ多くも、憧れの存在。




















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風が冷たくなって、すっかり秋本番。

みなさま、お元気でお過ごしですか??



そろそろ受験シーズン到来。

早い大学では、推薦入試が始まっているようです。


今日の放課後のこと。

ふたりの女子生徒が、職員室にやって来ました。

彼女たちは、高校3年生。わたしが音楽の授業を担当している生徒ちゃんです。


どうやら、もうすぐ試験のよう。

雑談をしながら、少しでもリラックスをしてくれたら、笑顔になってくれたらいいな。そう思いながら他愛もない話をしていました。

やがて、試験の話に。



私は緊張してしまう性格だから、面接試験がとても不安。先生は舞台で緊張しないの??


するする。するよ。

緊張するのはね、舞台や音楽を愛して、大切に思ってるからだと思うの。

・・・・



ほんの少し、私の体験や、舞台から学んだことを話してみました。


彼女たちは、真っ直ぐにわたしの目を見ていました。

試験へのプレッシャーや不安、卒業の寂しさ、色々なことを今、彼女たちは18歳の心全部と全身で、痛いほど感じてる。

彼女たちの目には、涙がいっぱい溜まっていました。



祈ってるからね。


先生ありがとう、また話しに来るね。



なんてきれいな表情だろう。

不安でいっぱいなのだけど、絶対に不安から目を逸らしてはいないのです。

大丈夫。

どんなに苦しいことでも、幸せに変えられる力が、あなたたちには備わっているよ。



現代っ子は打たれ弱いと言うけれど、彼ら、彼女らは、心の底では、真に楽しいこと嬉しいこと感動すること、そして真に努力すること闘うことを求めてる。

だから文化祭でみんなは、あんなにも素晴らしく努力をした。

頑張って、キラキラしていたみんなが、愛おしい。

そういう力を、出させてあげたい。

早く気付かせてあげたい。


頑張って頑張って苦しんで、頑張った先のステージは、とてつもなく素敵だよ。

その光は感動的だよ。

ひとりじゃないよ、と。



彼女たちの真っ直ぐな目は、わたしの姿勢をも正してくれるようでした。

わたしは、歌い手としても、先生としても、人間としても、全くの未熟者です。

それでも、私の声や言葉がほんの少しでも彼女たちに届いてくれたのなら、私が未熟ながらに歌ってきた意味がある。だって、今のわたしや、私の言葉を作ってくれたのは音楽だから。

わたしのようなちっぽけな大人でも、本気でやってきたことは、必ず伝わる。

もっともっと、真剣に生きなければ、と思います。



気付けば仲間や後輩たちも、ある人は修士論文を書き、歌い、ある人は留学準備、あのひとはイタリアで舞台を頑張っているし、彼女も連日稽古に励んでる。

みんなみんな、前へ進んでる。頑張ってる。


必死だったあの暑い夏からいつの間にか季節が過ぎて、こんなに寒くなっていました。

私も、あの舞台をいつまでも握り締めていてはだめ。

行き着くところがなくても、今は、今は頑張らなくちゃ。



これからの受験シーズン、卒業と、また色々なことを感じ、学ばせて頂けそうです。

有り難いことです。


生徒を応援しながら、仲間を応援しながら、わたし自身もきちんと行こう。歌おう。



真に努力をしたひとたちが、みんなが、報われますように。

輝けますように。

祈ってるからね。




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soprano*さとあやの、日々おんがく。


以前お知らせさせて頂いた、オペラ『コジ・ファン・トゥッテ』


無事に終演致しました。


会場にお越しくださった沢山のお客様、そしてこの公演に携わった全ての方に、心から御礼申し上げます。




歌や舞台は決して自分のためではなく、お客様や愛するひとたちのためのものなのだと、歌い手にとって最も大切なことを本気で学ばせて頂いた二ヶ月間でした。


共演者と現場をこんなに愛したのは、初めてかも知れません。


大切なひとたち、大切な場所、大切な時間でした。


心から、感謝を込めて。

ありがとうございました。



また前を向いて精進。

そして、仲間たちとお世話になった方々みんなの笑顔の日々を、音楽溢れる幸福な日々を、心から祈ります。




“ Fortunato l'uom che prende

Ogni cosa pel buon verso,

E tra i casi e le vicende

Da ragion guidar si fa.


Quel che suoie altrui far piangere

Fia per lui cagion di riso,

E del mondo in mezzo i turbini

Bella calma trovera. ”



 『 物事すべて理性で見つめ、

  人の善良な面を見つめる者は幸せ者だ


  他の人間なら泣かされることも

  こうした人間には笑いの種、

  世の激しい渦の中でも

  素晴らしき静けさを見出せよう 』







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あっという間に、もう8月末。

夕方頃の風には、少しずつ秋を感じるようになりました。

あっという間に季節が過ぎて、本当に毎日夢中で過ごしているんだなぁと実感。有り難いことです。



少し前のことですが、とても楽しいコンサートに出演させて頂きました。


【親子で楽しむ たのしっくコンサート】音譜


東京ユニバーサル・フィルハーモニー管弦楽団さんの主催で、とっても素敵な企画なんです。

お子様もパパもママも、みんなで気軽にクラシックを楽しみましょう!というもの。

プログラムもクラシックの有名どころを盛りだくさんです。

私は、オペラ《トスカ》の“歌に生き、恋に生き”、そして《椿姫》の“乾杯の歌”を歌わせて頂きました。



ホールは可愛いちびっ子ちゃん、赤ちゃんがたくさん!

そして、お父様お母様、おじいちゃまおばあちゃまで満員の、とってもあたたかい雰囲気で、とても幸せな気持ちで演奏させて頂きました。


あんなに可愛い声の『ブラボー!』を頂いたのは初めてでしたラブラブ


オーケストラの指揮を体験してみよう!と、会場のちびっ子ちゃんが指揮に挑戦したり、マエストロがオーケストラの構造を解説して下さったり。

ちびっ子ちゃんたちのお顔がキラキラしていて、楽しんでくれている様子が伝わってきました。

嬉しかったなぁ。


こんな風に、ちびっ子ちゃんも、小さなお子さんをお連れのパパママさんにも、一緒に本物のクラシックを楽しんで頂ける演奏会、とっても素敵な企画だなぁと思います。

わたし自身も、お客様に楽しんで頂けるような演奏を出来るよう、また勉強してゆこうと刺激を頂きました。



音楽って、本当にいい。

演奏会を聴きに行って思うのはもちろん、オペラの稽古やオケ合わせや、そんなときにも、ふと思うことです。

あまりに美しくて偉大な音楽を前にして、ただただ感動して立ち尽くしてしまう。

自分は、なんて素敵なことをやらせてもらっているんだろうと。

そんなときいつも、アドリアーナ・ルクヴルールの“私は芸術のつつましいしもべ”を思い出します。

このアリアの歌詞がとても好きなのですが、私もそうありたいと思ってしまいます。


たのしっくコンサートの翌日から、オペラの稽古が再開しています。

舞台に関われる日々が有り難くてたまりません。

ひとつ越えて、また次へ。

感謝をしつつ、また頑張ります音譜








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オペラ公演のお知らせです。



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


藝大オペラ第57回定期公演


【 コジ・ファン・トゥッテ (女はみんなこうしたもの) 】


日時■2011年10月2日(日) 14:00開演

場所■東京藝術大学 奏楽堂

入場料■3000円 (全席指定)



作曲■W.A.モーツァルト
台本■L.ダ・ポンテ
原語上演・日本語字幕付き

指揮■高関 健
演出■直井 研二

出演■東京藝術大学大学院音楽研究科オペラ専攻生
   東京藝術大学音楽学部オペラ研究部
管弦楽■藝大フィルハーモニア
合唱■東京藝術大学音楽学部声楽科学生


ソリスト■

フィオルディリージ: 佐藤 綾子
ドラベッラ: 松井 彩乃
グリエルモ: 横山 浩平
フェランド: 市川 浩平
デスピーナ: 朝倉 春菜
ドン・アルフォンソ: 藤原 直之


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


モーツァルトの、素晴らしく素敵なオペラの世界。

モーツァルトがこのオペラに込めたものを、大きな愛に満ちた音楽をお客様にお届け出来るよう、お稽古に励んでいます。

ソリストのみなさんは、私にとって大切な大切なひとたちです。

大切な舞台です。

誠心誠意、演じさせて頂きます。


是非お越し頂けたら幸いです。



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