風が冷たくなって、すっかり秋本番。
みなさま、お元気でお過ごしですか??
そろそろ受験シーズン到来。
早い大学では、推薦入試が始まっているようです。
今日の放課後のこと。
ふたりの女子生徒が、職員室にやって来ました。
彼女たちは、高校3年生。わたしが音楽の授業を担当している生徒ちゃんです。
どうやら、もうすぐ試験のよう。
雑談をしながら、少しでもリラックスをしてくれたら、笑顔になってくれたらいいな。そう思いながら他愛もない話をしていました。
やがて、試験の話に。
私は緊張してしまう性格だから、面接試験がとても不安。先生は舞台で緊張しないの??
するする。するよ。
緊張するのはね、舞台や音楽を愛して、大切に思ってるからだと思うの。
・・・・
ほんの少し、私の体験や、舞台から学んだことを話してみました。
彼女たちは、真っ直ぐにわたしの目を見ていました。
試験へのプレッシャーや不安、卒業の寂しさ、色々なことを今、彼女たちは18歳の心全部と全身で、痛いほど感じてる。
彼女たちの目には、涙がいっぱい溜まっていました。
祈ってるからね。
先生ありがとう、また話しに来るね。
なんてきれいな表情だろう。
不安でいっぱいなのだけど、絶対に不安から目を逸らしてはいないのです。
大丈夫。
どんなに苦しいことでも、幸せに変えられる力が、あなたたちには備わっているよ。
現代っ子は打たれ弱いと言うけれど、彼ら、彼女らは、心の底では、真に楽しいこと嬉しいこと感動すること、そして真に努力すること闘うことを求めてる。
だから文化祭でみんなは、あんなにも素晴らしく努力をした。
頑張って、キラキラしていたみんなが、愛おしい。
そういう力を、出させてあげたい。
早く気付かせてあげたい。
頑張って頑張って苦しんで、頑張った先のステージは、とてつもなく素敵だよ。
その光は感動的だよ。
ひとりじゃないよ、と。
彼女たちの真っ直ぐな目は、わたしの姿勢をも正してくれるようでした。
わたしは、歌い手としても、先生としても、人間としても、全くの未熟者です。
それでも、私の声や言葉がほんの少しでも彼女たちに届いてくれたのなら、私が未熟ながらに歌ってきた意味がある。だって、今のわたしや、私の言葉を作ってくれたのは音楽だから。
わたしのようなちっぽけな大人でも、本気でやってきたことは、必ず伝わる。
もっともっと、真剣に生きなければ、と思います。
気付けば仲間や後輩たちも、ある人は修士論文を書き、歌い、ある人は留学準備、あのひとはイタリアで舞台を頑張っているし、彼女も連日稽古に励んでる。
みんなみんな、前へ進んでる。頑張ってる。
必死だったあの暑い夏からいつの間にか季節が過ぎて、こんなに寒くなっていました。
私も、あの舞台をいつまでも握り締めていてはだめ。
行き着くところがなくても、今は、今は頑張らなくちゃ。
これからの受験シーズン、卒業と、また色々なことを感じ、学ばせて頂けそうです。
有り難いことです。
生徒を応援しながら、仲間を応援しながら、わたし自身もきちんと行こう。歌おう。
真に努力をしたひとたちが、みんなが、報われますように。
輝けますように。
祈ってるからね。