2010-03-12 18:43:09
posted by ayaken
乳頭状がんとは
テーマ:がんについて
乳頭状がんとは
膀胱の内側に突き出るように成長するがんで、マッシュルームかカリフラワーのような形をしており、茎の部分が粘膜に付着しています。
乳首に似ていることから乳頭状がんと呼んでいます。
☆
▼(参照:乳頭状形態と管状形態)
一定の床面積上に多数の上皮を配列させる・入れ込むには、
1)間質を盛り上がらせて(宿主hostに対して殆ど侵襲とならない)、突出乳頭状papillary形態をつくる
2)間質を掘り下げて(宿主hostに対して侵襲的になる)、陥凹管状tubular形態を作る
生理的状態で生体・人体で、これら乳頭状papillaryや管状tubularな形態が小腸で観察される。
ここでしかし乳頭状突出か?管状陥凹か?は、三次元をスライスしたものとしての二次元では結局正弦波の形態であり、病理組織標本スライドで両者は区別可能であるか否かの問題が出てくる。
そのほかスライスの二次元で正弦波の形態をとる三次元の形態としては、蛇腹・トタン板形態がある。
頬の粘膜がこの形態をとっている。
☆
表在性乳頭状腫瘍、境界悪性
Surface papillary tumors of borderline malignancy
表在性乳頭状腫瘍は卵巣表層から外方性の乳頭状増殖が顕著な腫瘍で、漿液(しょうえき)性嚢胞性腫瘍では特徴的な腫瘍。
小さい乳頭状の病変は良性の場合もあるが、大体は境界悪性腫瘍か悪性腫瘍である場合が多い。
漿液(しょうえき)性腺癌と境界悪性腫瘍との違いは、明らかな浸潤像があるかないか。
浸潤像のない場合の予後は、漿液(しょうえき)性嚢胞性境界悪性腫瘍同様に良好。
これがもし浸潤像がある表在乳頭状腺癌だった場合は、その多くが両側性の小さな癌で発見時にすでに進行癌になっている場合が多いとのこと。
☆
症例
掲載号 Vol.49 No.2(2007)- 212頁
タイトル 胆管内に乳頭状発育・進展した十二指腸乳頭部癌の1例
英文タイトル CASE OF AMPULLARY CANCER PRESENTED UNIQUE PROGRESS IN THE BILE DUCT
所属 守口敬任会病院 外科,守口敬任会病院 内科,守口敬任会病院 病理
著者 山本紀彦,西原政好,山本 真,権 五規,本多正彦,辻 慶久,島田 守,西脇安那,李 喬遠,阪口正博,岡 博史,大林 正
要旨
症例は74歳,男性.腹痛にて近医を受診し,急性膵炎と診断され当院に紹介入院となった.
CTで胆管内腔と十二指腸内腔に突出した実質陰影を認め,上部消化管内視鏡検査では縦ひだの拡張とVater乳頭部の乳頭状腫瘍を認め,ERCPにて胆管内に増殖した十二指腸乳頭部癌と診断し,膵頭十二指腸切除術を行った.
病理診断では全体が低異型度の高分化管状腺癌であった
胆管内および十二指腸内腔に乳頭状に発育進展した十二指腸乳頭部癌であり若干の文献的考察を加えて報告する.
Key words 乳頭部癌/胆管内進展/露出腫瘤型
別刷請求先 〒570-0021 大阪府守口市八雲東2丁目47番12号 守口敬任会病院 外科
山本紀彦
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膀胱の内側に突き出るように成長するがんで、マッシュルームかカリフラワーのような形をしており、茎の部分が粘膜に付着しています。
乳首に似ていることから乳頭状がんと呼んでいます。
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▼(参照:乳頭状形態と管状形態)
一定の床面積上に多数の上皮を配列させる・入れ込むには、
1)間質を盛り上がらせて(宿主hostに対して殆ど侵襲とならない)、突出乳頭状papillary形態をつくる
2)間質を掘り下げて(宿主hostに対して侵襲的になる)、陥凹管状tubular形態を作る
生理的状態で生体・人体で、これら乳頭状papillaryや管状tubularな形態が小腸で観察される。
ここでしかし乳頭状突出か?管状陥凹か?は、三次元をスライスしたものとしての二次元では結局正弦波の形態であり、病理組織標本スライドで両者は区別可能であるか否かの問題が出てくる。
そのほかスライスの二次元で正弦波の形態をとる三次元の形態としては、蛇腹・トタン板形態がある。
頬の粘膜がこの形態をとっている。
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表在性乳頭状腫瘍、境界悪性
Surface papillary tumors of borderline malignancy
表在性乳頭状腫瘍は卵巣表層から外方性の乳頭状増殖が顕著な腫瘍で、漿液(しょうえき)性嚢胞性腫瘍では特徴的な腫瘍。
小さい乳頭状の病変は良性の場合もあるが、大体は境界悪性腫瘍か悪性腫瘍である場合が多い。
漿液(しょうえき)性腺癌と境界悪性腫瘍との違いは、明らかな浸潤像があるかないか。
浸潤像のない場合の予後は、漿液(しょうえき)性嚢胞性境界悪性腫瘍同様に良好。
これがもし浸潤像がある表在乳頭状腺癌だった場合は、その多くが両側性の小さな癌で発見時にすでに進行癌になっている場合が多いとのこと。
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症例
掲載号 Vol.49 No.2(2007)- 212頁
タイトル 胆管内に乳頭状発育・進展した十二指腸乳頭部癌の1例
英文タイトル CASE OF AMPULLARY CANCER PRESENTED UNIQUE PROGRESS IN THE BILE DUCT
所属 守口敬任会病院 外科,守口敬任会病院 内科,守口敬任会病院 病理
著者 山本紀彦,西原政好,山本 真,権 五規,本多正彦,辻 慶久,島田 守,西脇安那,李 喬遠,阪口正博,岡 博史,大林 正
要旨
症例は74歳,男性.腹痛にて近医を受診し,急性膵炎と診断され当院に紹介入院となった.
CTで胆管内腔と十二指腸内腔に突出した実質陰影を認め,上部消化管内視鏡検査では縦ひだの拡張とVater乳頭部の乳頭状腫瘍を認め,ERCPにて胆管内に増殖した十二指腸乳頭部癌と診断し,膵頭十二指腸切除術を行った.
病理診断では全体が低異型度の高分化管状腺癌であった
胆管内および十二指腸内腔に乳頭状に発育進展した十二指腸乳頭部癌であり若干の文献的考察を加えて報告する.
Key words 乳頭部癌/胆管内進展/露出腫瘤型
別刷請求先 〒570-0021 大阪府守口市八雲東2丁目47番12号 守口敬任会病院 外科
山本紀彦
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