2010-03-09 09:54:40
posted by ayaken
立花隆 立件するなら脱税容疑だ
テーマ:雑感
小沢一郎研究(上)評論家・立花隆 立件するなら脱税容疑だ
2010.3.9 04:02
このニュースのトピックス:小沢一郎
民主党の小沢一郎幹事長と検察が対決した資金管理団体の土地購入をめぐる政治資金規正法違反事件は先月初め、小沢氏の不起訴という形でひとつの区切りを迎えた。しかし、政界最大の実力者と日本最強の捜査機関との戦いはこれで終わったわけではない。ロッキード事件など疑獄事件に詳しい評論家の立花隆さんに聞いた。(木村良一)
--小沢氏に対する捜査はあの不起訴で終了したのですか
立花 微妙だが、終わってない。
--それでは今後、捜査は具体的にどんな展開になると思いますか
立花 その辺は小沢と検察との力関係でしょう。検察のやる気次第だ。
《東京地検は2月4日、小沢氏の元秘書の石川知裕衆院議員ら3人を政治資金規正法違反(虚偽記載)罪で起訴したが、小沢氏については共謀が十分に立証できないとして不起訴とした。しかし、地検は(1)土地代金の原資を隠す偽装工作をしている(2)虚偽記載の総額が過去最高の20億円に上る-ことから悪質性が高いと判断、記者会見で特捜部長が「必要があれば関連の捜査をする」と述べた》
--政治資金規正法違反では立件できませんでしたが、あっせん収賄罪やあっせん利得罪の適用はどうでしょうか
立花 そっちの方では立証が難しい。たぶん、脱税(所得税法違反)容疑で追及するしかない。
--脱税容疑で入った場合、どう立証していくのでしょうか
立花 陸山会の帳簿の中身を見ていないので分かりません(笑い)。
《資金管理団体の陸山会は政治献金で多数の土地やマンションを購入し、それらの不動産が小沢氏の個人名義で登記されていることが問題になり、小沢氏は「不動産は陸山会のものであり、政治活動に使っている」と説明してきた》
--政治家が政治献金を私的に使えば雑所得として課税されます。金丸信元自民党副総裁の巨額脱税事件でも、金丸氏が政治献金で個人の割引金融債(ワリシン)を購入していたことが、罪に問われました。小沢氏の場合は
立花 脱税の罪を立件するためのタマリ(国税用語)、つまり金丸のワリシンに当たるものが不動産だろう。
--そうすると、その不動産が小沢氏のものか、それとも陸山会の所有かという帰属がまず問題になると思いますが
立花 うん。小沢は個人としての「小澤一郎」と陸山会代表の「小沢一郎」との間で取り交わされたという確認書を示して土地やマンションが自分のものではなく、陸山会のものだと主張してきた。ところが、陸山会から押収したパソコン内のデータを地検が解析したところ、その確認書の作成日が偽装されたものだと分かった。確認書の信用性が失われた。そのことは新聞にも書かれている。
--所得隠しといわれるように脱税罪を問うにはタマリを隠していなければならない。ところが小沢氏は不動産を自分の名前で登記している。公に明らかにしていることになるのでは
立花 旧字体の「小澤」と新字体の「小沢」という2つの人格を使い分けて確認書まで取り交わすという行為それ自体が仮装・隠蔽(いんぺい)に当たる。そもそもそういうことはあり得ないのだから。
--国税関係者の話だと、国税当局は検察から協力を求められ、現在、時効をにらみながら押収物を分析している
立花 そう。
--それにしても小沢氏はなぜ、あれほどまでに不動産に執着するのですか
立花 走っている車の中から良い売り物件を見つけると、すぐにそれを秘書に調べさせるというエピソードによく表れているが、そうした性癖は田中角栄(元首相)も持っていた。
--小沢氏を石川被告らの共犯として告発状を出した市民団体が2月12日、不起訴を不服として検察審査会に審査を申し立てました。小沢氏にとって大きなダメージになるのではないでしょうか
立花 昨年施行された改正検察審査会法は審査会で「起訴相当」が2回議決されると、裁判所が指定した弁護士が検察官に代わって強制起訴できる。国民の中から選ばれた検察審査会の審査委員は11人で、そのうち8人以上が検察の処分に納得できないとの意思を示せばいい。これは73%の賛成があればということになり、世論調査で小沢の説明を不満足としている人がほぼ75%以上いるから結構、起訴にひっくり返ることがあると思う。
2010.3.9 04:02
このニュースのトピックス:小沢一郎
民主党の小沢一郎幹事長と検察が対決した資金管理団体の土地購入をめぐる政治資金規正法違反事件は先月初め、小沢氏の不起訴という形でひとつの区切りを迎えた。しかし、政界最大の実力者と日本最強の捜査機関との戦いはこれで終わったわけではない。ロッキード事件など疑獄事件に詳しい評論家の立花隆さんに聞いた。(木村良一)
--小沢氏に対する捜査はあの不起訴で終了したのですか
立花 微妙だが、終わってない。
--それでは今後、捜査は具体的にどんな展開になると思いますか
立花 その辺は小沢と検察との力関係でしょう。検察のやる気次第だ。
《東京地検は2月4日、小沢氏の元秘書の石川知裕衆院議員ら3人を政治資金規正法違反(虚偽記載)罪で起訴したが、小沢氏については共謀が十分に立証できないとして不起訴とした。しかし、地検は(1)土地代金の原資を隠す偽装工作をしている(2)虚偽記載の総額が過去最高の20億円に上る-ことから悪質性が高いと判断、記者会見で特捜部長が「必要があれば関連の捜査をする」と述べた》
--政治資金規正法違反では立件できませんでしたが、あっせん収賄罪やあっせん利得罪の適用はどうでしょうか
立花 そっちの方では立証が難しい。たぶん、脱税(所得税法違反)容疑で追及するしかない。
--脱税容疑で入った場合、どう立証していくのでしょうか
立花 陸山会の帳簿の中身を見ていないので分かりません(笑い)。
《資金管理団体の陸山会は政治献金で多数の土地やマンションを購入し、それらの不動産が小沢氏の個人名義で登記されていることが問題になり、小沢氏は「不動産は陸山会のものであり、政治活動に使っている」と説明してきた》
--政治家が政治献金を私的に使えば雑所得として課税されます。金丸信元自民党副総裁の巨額脱税事件でも、金丸氏が政治献金で個人の割引金融債(ワリシン)を購入していたことが、罪に問われました。小沢氏の場合は
立花 脱税の罪を立件するためのタマリ(国税用語)、つまり金丸のワリシンに当たるものが不動産だろう。
--そうすると、その不動産が小沢氏のものか、それとも陸山会の所有かという帰属がまず問題になると思いますが
立花 うん。小沢は個人としての「小澤一郎」と陸山会代表の「小沢一郎」との間で取り交わされたという確認書を示して土地やマンションが自分のものではなく、陸山会のものだと主張してきた。ところが、陸山会から押収したパソコン内のデータを地検が解析したところ、その確認書の作成日が偽装されたものだと分かった。確認書の信用性が失われた。そのことは新聞にも書かれている。
--所得隠しといわれるように脱税罪を問うにはタマリを隠していなければならない。ところが小沢氏は不動産を自分の名前で登記している。公に明らかにしていることになるのでは
立花 旧字体の「小澤」と新字体の「小沢」という2つの人格を使い分けて確認書まで取り交わすという行為それ自体が仮装・隠蔽(いんぺい)に当たる。そもそもそういうことはあり得ないのだから。
--国税関係者の話だと、国税当局は検察から協力を求められ、現在、時効をにらみながら押収物を分析している
立花 そう。
--それにしても小沢氏はなぜ、あれほどまでに不動産に執着するのですか
立花 走っている車の中から良い売り物件を見つけると、すぐにそれを秘書に調べさせるというエピソードによく表れているが、そうした性癖は田中角栄(元首相)も持っていた。
--小沢氏を石川被告らの共犯として告発状を出した市民団体が2月12日、不起訴を不服として検察審査会に審査を申し立てました。小沢氏にとって大きなダメージになるのではないでしょうか
立花 昨年施行された改正検察審査会法は審査会で「起訴相当」が2回議決されると、裁判所が指定した弁護士が検察官に代わって強制起訴できる。国民の中から選ばれた検察審査会の審査委員は11人で、そのうち8人以上が検察の処分に納得できないとの意思を示せばいい。これは73%の賛成があればということになり、世論調査で小沢の説明を不満足としている人がほぼ75%以上いるから結構、起訴にひっくり返ることがあると思う。





