天川 彩の こころ日和

作家・自然派プロデューサーである

天川 彩(Tenkawa Aya)が

日々の中で感じたこと、出会ったこと、
見えたものなどを綴る日記です。

作家・自然派プロデューサー 


天川 彩のお仕事については


オフィスTENのサイトをご覧下さい。

http://www.office-ten.net



オフィスTENの、全ての情報は

毎週金曜日発行のメルマガでお届けしていま~す。





テーマ:
昨年、ブータン国王夫妻の来日で
その人柄に触れ、日本人の私たちは感動しましたが、

日本人の中に、ブータン人から篤く尊敬を受けている人がいます。

それが、故・西岡京治 (にしおか・けいじ) さん。

 
(*JikaのHPより)

荒れ果てた荒野の開墾、日本から導入した野菜の栽培などの指導等
ブータンで28年間もの間、農業発展に従事した人物です。

ブータン国民の生活向上に多大なる貢献をしたということで
後に国王からダショーという、特別な称号を与えられています。

(赤い布は、カムニといって貴族や大臣などダショーしか身につけられません。
ちなみに王様は黄色、一般男性は白です)

1992年亡くなった時には、国葬が営まれ、5千人近くの人々が参列し、
40人ほどの僧侶の読経の中で荼毘にふされ、ブータン人全てが
悲しみに涙したそうです。

旅も終わりに近付き、
そんなダショー西岡のメモリアルチョルテンに連れて行ってもらいました。
(チョルテンというのは、仏塔)

 

ブータンの人々が、日本を大切に思ってくれる要因は
西岡さんの貢献あってのこと、といって
過言ではないかと思います。

手を合わせた後、後ろに広がる広大な農地を眺めて
 

ありがとうございます、という気持ちになりました。

横のマニ車をラマ僧の方が塗りなおしていたことも
とても印象的でした。
 

ここには、今も多くの多くのブータン人と
日本人が、共にお参りにきているようです。

テーマ:
駆け出しの役者をしている息子。

今はまだ、役者の仕事よりバイトに行く時間の方が圧倒的に多い。

ただ、舞台や撮影の折に、時間の融通がきく方がいいだろう、ということで
早朝から深夜まで営業している、カフェ&バーのようなチェーン店で働いている。

もともと、料理好きな息子なのだが
最近は、時折、お店のメニューをササッと作って
出してくれることもあり、

今日は、「カプレーゼ、作ってあげるよ」というから
何かと思ったら、
 

モッチェレラチーズとトマトのバシルのせ
サラダのことだった。

まぁ、超簡単なレシピではあるけれど、
滅多にない、息子と二人きりの時間、
ということもあってか、美味しかった。

テーマ:

車で行くことが出来る
ブータンで最も高い峠「チェルラ峠」。
標高は富士山よりも高く
3880メートル。
 

さすが、ヒマラヤのふもとの国。
遠くには、6000~7000メートル級の山々が並びます。
  

山が見える風が通る場所に必ずあるのが
「ルンタ」。
チベット密教の場所で、良く見かける五色の旗で
風馬とお経が描かれています。
 

その土地を祓い清め、全ての生きとし生けるものが
平和で幸福と健康に恵まれて過ごせるように…と願いが込められたもので、
お寺の風が良く吹く場所や、山々が見える場所などに
必ずといっていいほど、かかっています。

いつか、どこかでこのルンタを掛けたいと思い、
ティンプーのお店で見つけた折に購入し、
鞄の中に、いつも入れていたので、
ハのお寺の仏様の前でも、祈願することができたルンタ。

ガイドのチェンチョさんに、相談したことろ、
「チェルラ峠で結ぶと、一番いいですね」
ということで…
皆で協力しあって、最も高い場所に結びました。

 

世界中の全ての、生きとし生けるものたちの平和を願って…

 
ブータンの大空に大きくはためいています。

また、同じ旗でも「ダルシン」といわれる祈りの旗があります。
これは、白い縦長の旗で、無くなった方の為に108本立てるものと
されているようです。
 

今は、森林保護の関係上、木の数は108ではなくなっているそうですが
それでも、山々の景色のいいところには
必ずと言っていいほど、このダルシンもあがっていました。

お墓を持たないブータンの人々は、
亡くなると灰は川に流し、少し残った骨は土とまぜて
「ツァツァ」と呼ばれる小さな三角に固められ、マニ車のそばや、静かな道ばたなどに
そっと置かれて、自然に戻るまでそのままにするそう。

死者の肉体は、自然に溶け合わせ
弔いは、風に乗せて経文を届け、

魂が輪廻する日を待つなんて、なんて素敵なことでしょう。
 

できることなら、私も死んだ後、そうしてもらいたいなぁ…

なーんて、ダルシンを見ながらそう思っていたら
ドライバーのシャラップさんが
笑顔を向けて、
 
思いがけず、可愛らしい桜草のお花をプレゼントしてくださいました。

キャッ♪
素敵な男性に、思いがけずお花をプレゼントされると、
超嬉しくなってしまうのは、乙女心。

やっぱり生きているからこその、喜びというものを味わえることも
いっぱいありますねぇ♪


テーマ:
「ハ」は、時間が止まったような感覚の場所でした。

 
人々の動きもゆったりしていて
 
どこもかしこも、人々がのんびりしていました。

  
 
町並みも、独特で
  
中央通り商店街?は、どこも同じような建物が
ズラリと並んでいます。 
   
靴屋さんもあれば、荒物屋さんもあったり。
競合店というものがなさそう。

で、このおばあちゃんのお店はというと、
 
 
 布屋さんでした。
 
キラやゴといった民族衣装の機織は
ブータン東部の女性たちが得意としているそうで
ブータンの西部の女性たちは、布を買うそうです。
でも、横でお菓子を売っていたのも面白かったです。

  
バッチリ民族衣装のゴが似合っている
ちびっこ君たちは、興味深々にこちらを見ています。

この「ハ」の地域は、仏教国ブータンの中にありながら、
   
 極わずかに残っている「ボン教」の人々も暮らしています。

ボン教というのは、仏教が入ってくる前からある
中央アジアの古代信仰で、主にはチベットで広がった
シャーマニックな土着宗教ともいえるものです。

生贄などを用いることもあり、ブータンの高僧からある時
禁止されたこともあったようです。
でも、その教えに従い、生贄を行わなかった年、
「ハ」では火災や疫病が極端に増えたらしく、
結局、この地区の人々は、ボン教も認められているそうです。

でも、やはり何といっても仏教国。
「ハ」には、重要なお寺があり、今は王様がスポンサーとなって大改修中。
このお寺は数年前までは、ブータン人であっても女性はNGであったり
増してや外国人などは全く入ることができなかったお寺です。
 
でも、ありがたいことに、今は許可を受けると
中に入れてもらうことが出来るのです。

ブータンのお寺の内部は、何処も写真撮影は禁止なので
写真でご紹介はできませんが
何処でも、まずは、高僧と王様が座られるところに
五体投地をしてお参りした後、
ご本尊様の前で、五体投地をしてゆっくりお参りをします。

ここのお寺は、昔のお釈迦様、そして今のお釈迦様、
更に未来に如来となる、弥勒菩薩様が祀られていました。

ブータンでは、十数年のお坊様の修行をされた後に、
占い修行を更に行う学校もあるそうで
占い学校で3年修行を重ねられたお坊さんが、
晴れて占いをすることも許されるそうです。

ブータンの人々の多くは、大切な事は全て
お坊様に占ってもらうようですが
占いは、必ず当たるといわれ、
少し、いや…かなり怖いものでもあります。

で…も…
せっかくなので、ということで
私も占っていただきました。

なんと、結果は
ブータンの国鳥でもある霊鳥レイヴン(ワタリガラス)
日本でいえば八咫烏(やたがらす)に
私はいつも見守られ、また全て導かれているそうです。
だから、安心して大いに動け、とのことでした。

有難すぎる言葉に、涙が出そうでした。

ブータンの国鳥がレイヴンだったことも、
この時まで知りませんでしたが
王様の戴冠式の写真を改めて見て
   
*上下写真とも@BHUTAN OBSERVER 新聞より
  
 かなり驚きました。
 
本当に本当に有難いことです。

私が天川 彩になった始まりは、南東アラスカのワタリガラスから。
後に熊野に繋がり、まさかブータンにまで
繋がっていようとは、想像もしていませんでした。
 


テーマ:
 ブータンといえば、切手が有名なのだとか。
 
この建物は、ブータンの中央郵便局のようなもの。
自分の切手も作ってもらえる、とのことで
私も作ってみました。
 

で、ここで絵葉書も売っていたので、
家族宛に書いて投函してみましたが、届いたのは帰国1週間後。
まぁ、ご愛嬌です。

この旅の中で、楽しみにしていた小坊主さんたちの学校に行くと、
ちょうど、休み時間でした。
 
楽しそうに伸び伸びと遊んでいたのですが、
 
 鐘が鳴って、みんな教室へ。
 
大急ぎで袈裟をまいています。

先生から、ラッパの練習をしている高学年の見学を
すすめられ、案内された場所へ行ってみると
やっていました。

低音で、ぶおぉぉぉぉ~ん。ぶおぉぉぉぉ~ん。
 
凄い迫力です。
リズムを取りながら、互いにチェックしあっていて
真剣そのもの。
 
そんな中、一人、お経を覚えていると思われる青年が、
何かブツブツと唱えながら通り過ぎていきました。
 
 みんな、十数年修行をして、一人前のお坊さんになるようです。

ブータンは、次世代を担う人を、きちんと育てていて
凄いなぁと思います。

この日の午後はロングドライブ。
つい数年前までは、外国人の立ち入りが禁じられていた
「ハ」という県へ移動です。

昔ながらのブータンの風景や人々の暮らしぶりが
今も残っている地域と知り、リクエストした場所です。

移動途中の風景も大変美しく、  
  
牛飼いのお爺さんとで出会ったりしながら
   
  ブータンの牧歌的な風景がしばらく続きました。

ブータンの人々は、見事なまでに、皆、大きくて立派な家に
暮らしているのですが、
 

それは、誰かが家を建てる時には
家族や地域の人々で協力し合って、皆で作るから。

道中、偶然、そんな現場を見ました。 
 
 
驚いたのは、女性たちが屋根の上で
かなりの力仕事をしていたことでした。

みんなが助け合って生きていく姿は、
美しくて素敵です。

民家が途切れても、更に山を超え
 

 何十頭というロバ隊を見送り…
 
 ようやく…
  
 
  「ハ」の村に到着です。

Amebaおすすめキーワード