櫻虹書庫~本館

気象系グループさんへの色々な想いを綴っております。
あくまでも妄想ですので……その辺ご理解下さい。
(二大禁+18禁、内容に腐要素も含まれておりますのでご注意下さい。その意味の分からない方は先に進まれないようよろしくお願いします。)

読者申請、記事へのコメントは、同志であるということが分かる方のみ許可してます。それ以外は即削除させていただいてます。すみません。
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 「あいつがもし使わないで欲しいって言ったとしたらさ・・・

 翔ちゃんは・・・それでいいの?」



 僕の手から雑誌を取って
 ニノはそれをパラパラと捲りながら、僕を見遣った。



 「それは・・・・・・
 写ってるのは雅紀だから・・・

 僕にはそれを決める権利はない、し・・・」
 「んー・・・

 まぁ、確かに普通のプライベート写真なら、被写体に了承を得るべきだとは思うけどさ
 それが仕事なら話は別な訳よ
 翔ちゃんが、これを仕事だと考えるとすれば、だけど・・・
 その選択権は、撮影した翔ちゃんにあるんだよ?」
 「し・・・・・・仕事って・・・」




 あの時は

 ニノには助手だなんて言われたけれど、僕はそれが仕事なんて思ってなかったし

 そんなつもりで、雅紀を映したんじゃ、なくて





 でも・・・・・・



 「ふふ、楽しかった、でしょ」

 俯いた僕を覗き込むように見ていたニノが、笑った。


 「翔ちゃん、本当楽しそうだったもんね

 撮りたいモノを撮るって、カメラやってるモンにしたら最高に楽しいし

 それで最高のモノが撮れたら・・・もうこの上ない喜びだし



 俺の仕事ってさ、そんな仕事なのよ」


 そうして缶コーヒーを一口飲んで、表紙の雅紀を上に掲げ見た。


 「撮る側が満足しても、被写体が満足するかしないかは分かんないしさ

 互いに納得したって、見る側にしたら、何これって・・・あるかもしれないし

 飾った自分が受け入れられる時も
 飾らない自分が受け入れられる時も

 それは誰にも分かんないのよ


 だけどさ、俺はあいつに心底惚れ込んでるから・・・あ、被写体として、よ?
 こんな写真が撮れる翔ちゃんが・・・羨ましくもあるけど、でも俺には撮れないし、撮れるはずもないよね
 例え同じ風景を同じアングルで撮ったって、絶対に同じ写真になんてならないからね


 自分でも何が言いたいのか分かんなくなって来たけど
 要は、さ
 あいつがこんな顔見せられるようになったのが、嬉しいのよ

 それは、翔ちゃんが傍に居てくれているから、なの」


 ニノは雑誌をもう一度僕に手渡して、僕の頭をポンと、撫ぜた。



 「翔ちゃんには、他には見られたくない・・・あいつの顔、なのかな?」
 「えっ・・・・・・」
 「図星?

 ふふ、でもさ翔ちゃん
 多分あいつもさ、自分を撮ってくれた翔ちゃんがこんな風に表舞台に出るのは・・・複雑なんじゃないかな

 お互い自分たちだけの世界を、知られたくないって、ね」



 僕の気持ちは、ニノの言う通りで

 だけど、雅紀も・・・そう、思っているんだろうか



 「あいつは撮られるのが仕事で、見事に化けるわけ
 このコンセプトにはこう、この衣装にはこう、スポンサーの求めるものに応えていく

 星空はさ、俺は星の事は全く分かんないけど
 当たり前に変わらずそこにあるもの、だけど

 翔ちゃんは、毎日何かを感じてそれを見上げて
 それをカメラに収めていく訳でしょ

 前にも言ったけど、傍から見たら星の写真なんて変わらないって思われるだろうけど

 俺は、翔ちゃんの写真、好きだわ


 だから

 翔ちゃんの撮ったこれも、みんなに見て欲しいのは山々だけど

 これは、翔ちゃんと相葉にだけ、特別にあげるやつ」
 「・・・・・・え?」
 「ごめん、最初からこれは仮の仮で、本当のゲラ刷りはこっちなんだよね」



 後部座席に腕を伸ばして僕に見せたそれは、同じ表紙だけど、中の写真はあの時ニノが映した雅紀だった。



 「ただ、一枚コレだけは使わせて欲しい

 俺、コレが一番気に入ってるから・・・外せないの」


 ページを捲った最後
 
 そこには、この町の星空を見上げる雅紀の後ろ姿と


 『綺麗だね』って

 その後振り向いてそう言った雅紀の笑顔を映した写真が、小さく小さく、載せられていた。


 


 

つづく
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 「もう、昼過ぎてるんですけど」


 店の前に、傘を差した人影が小さくしゃがんで座り込んでいて
 僕に気付いて、その人影が立ち上がった。


 「昼から開店します、って張り紙があったから待ってたのにさ・・・
 腹減って死にそう」
 「え、いつから待ってくれてたの?
 ごめんごめん・・・何、なにか用事・・・?」


 急いで店の扉の鍵を開けて、持っていた荷物をカウンターに置いて明かりをつけた。


 「まぁ・・・大した用事じゃないんだけどさ

 あなたの顔が見たくなって」
 「どうせ近くまで来ただけなんでしょ?」
 「どうせって何よ・・・

 あ、俺ハンバーグ定食ね」


 そう言って、窓際の席に座った和が、そこから外を覗き込んだ。



 「よく降るねぇ・・・もう梅雨かな」
 「今日明日くらいに梅雨入りするかもって言ってたけど・・・」



 カフェエプロンを着けて、蛇口をひねり手を洗いながら、僕も窓の外を見遣った。


 さっきより雨足が増して、梅雨の雨と言うよりは、スコールのように窓を濡らしてる。






 僕も、桜さんも時間だから・・・と

 マンションのエントランスを出て、互いに傘を広げた。

 何だか顔を見合わせるのも照れくさくて

 けれど、2つの傘に隠れるように
 別れる間際に・・・・・・またキスをした。





 さっきまで、桜さんに抱きしめられて、僕は子供みたいに泣きながら、『また、会いに来て・・・いいですか』なんて・・・


 桜さん・・・・・・引いてない・・・かな・・・










 「まーくん

 ハンバーグが焦げてんじゃ、ないの?」
 「え、え!?


 和の声に我に返って、フライパンから出ている煙に、慌てて火を消した。



 「・・・・・・何かあったの?」
 「え、ア、アハハ・・・な、何にもないって・・・

 ハンバーグ、ちょっと焦げちゃったけど、いいよね」


 多分怪しげに僕を見ているであろう和に背を向けて、微妙に焦げたハンバーグを、皿に盛り付けた。


 それでも、今更ながらにドキドキと緊張は収まらなくて

 深く、長く、息を吐いたところで



 「あのさ

 俺、思い出した事があるんだよね」


 和が、僕に、そう切り出した。








つづく




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『ショーチャン・・・風邪引くよ』


 マサキより早く帰って来たショーチャン。
 ボクにご飯をくれて、その後難しい顔してシゴトしてると思ったら

 床に転がって、寝てる。


 『ショーチャン・・・マサキに怒られるよ・・・

 “まーたこんなトコで寝てる”って・・・』


 鼻先で、ショーチャンのほっぺたをグイグイ押したけど、ショーチャンは顔を背けて、反対を向いて・・・起きない。



 『もぉー世話のやける・・・』

 ボクのブランケットをくわえて持って来てショーチャンの上に乗っけたけど


 『・・・・・・意味ないな』

 ショーチャンのお腹に丸まって乗っかっただけで
布団の意味を成してない。




 マサキもこうやってよくショーチャンを起こしてるけど・・・


 『・・・・・・ボクはマサキじゃないし』


 その時は・・・
 まぁ、その、起きたショーチャンが・・・マサキに甘えるというか何ていうか・・・


 
 『知らないよー風邪引いちゃうよー』


 ニャ、と鳴いたけど
 全く起きない。



 『・・・・・・仕方ないなぁ』


 ショーチャンの胸元に身体を寄せて丸くなると、ショーチャンの腕が不意にボクに触れて、ギューと抱き寄せられた。







 ・・・・・・今、ショーチャンが、マサキって呟いたような気もするけれど


 『マサキじゃないけど・・・ま、いっか』


 そのままボクもウトウトしてしまって







 「チカさん!!そのままジッとしてて!!

 しょーちゃんかわいいー」


 帰って来たマサキが、寝てるショーチャンと抱き枕のボクを写真に撮って、何だかすごく、喜んでた。



 


 




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