2010-11-25 15:00:00

手帳で幸運を呼び込むための5つのポイント - 書評 - 「2度書き」手帳術

テーマ:知的生産術

「来年の手帳、どうしようかなぁ~」
秋の声を聞くような頃から、毎年多くのビジネスパーソンが頭を悩ませているのではないでしょうか。
多くのビジネス系雑誌やアイテム系雑誌からファッション系雑誌まで、さまざまな手帳術や手帳紹介特集が組まれることからも、そのニーズの高さが窺い知れます。

僕個人に関しましては、来年の手帳についてはもう準備してしまっています。
今回の大きなポイントは、例年こだわっていた「バーティカルタイプ」の必要性を再検討した結果、僕のライフスタイル・ワークスタイルにおいては必ずしも必要じゃない!と判断したことです。
そのほかの詳細な条件については省略しますが、いろいろ考えてもう一度自分が求める機能に立ち返った結果、「モレスキン(ポケットサイズ)+マンスリー手帳」というスタイルを試してみることにしました。
(モレスキンにちょうど収まるサイズのマンスリー手帳なので、実質的にはモレスキン一冊を持ち歩くのと同じ、という点が大きなポイントです。)

実際に使ってみるのは来月からになりそうなのですが、10数年ぶりのマンスリー手帳ということもあって、運用イメージがまだ曖昧……。
そんな僕にヒントをくれそうなのが、さとうめぐみさんの書かれた本書です。
マンスリーとウィークリー(それも僕の好きなバーティカルを推奨!)を「2度書き」でうまく使いこなす、という点が僕の中のもやもやを振り払ってくれそうです。
本来、「手帳セラピー」というくらいですから、つまみ食いなどせずに実践したほうが効果が高そうではありますが、自分なりのノート・手帳術を試行中ながら見えてきた部分もありますので、いいと思った点を真似するスタイルを取りたいと思います。

そもそも僕は、さとうさんの「手帳セラピー」的には、最初の手帳選びからすでに間違っています(笑)
手帳セラピーでは「気軽に持ち歩けるサイズであること」と、「マンスリーページとウィークリーページの両方を備えていること」を必須とし、その他の細かい仕様は使う人のライフスタイルにあわせて選ぶことをおすすめしています。(p.118)
サイズはいいんですけどね… 僕が選んだ「マンスリーページのみ」の手帳についてははっきりと推奨しないと言われております(汗)
ただ、言い訳をさせていただくと、当初は日垣隆さんが『知的ストレッチ入門』で薦めていたマンスリー+ウィークリー(バーティカル)タイプの手帳に90%決めていたのですが、自分の精神衛生的な面を考えた結果、先ほどのスタイルを選択したのです。
実はほぼ日手帳を検討したときにも思ったのですが、「もしも空いているページができてしまったら…」というのが個人的には非常にストレスなのです。
もちろん、「空いてしまうことを気にしない」とか肯定的に捉えると言われていることは承知していますが、気になるものは仕方ないです。

見苦しい言い訳をしていますが(笑)、そんな僕でも取り入れられる「手帳で幸運を呼び込むための5つのポイント」をまとめさせていただきます。

1. 手帳は頭に浮かぶことの一時的なストック場所
「手帳セラピー」では、これらの問題やキーワードの「一時的なストック場所」として手帳を使用します。手帳に書いておけば、思い出す必要はなくなり、目の前の出来事=「今」と「ココ(この場所)」に集中すること、あるいは新しいアイデアの創造など、クリエイティブに脳を使うことができるはずです。(p.16)
これは、デビッド・アレンさんが推奨する"GTD(Getting Things Done)"でいうところのin-boxと同じ考え方ですね。
GTDはノート・手帳術に限定されるものではありませんが、多くのライフハッカーたちがその考え方を取り入れ、さまざまなツールを活用している手法です。
※ 参考: 一緒にGTDを始めたい人募集中! - 書評 - ストレスフリーの仕事術 (2010年10月23日)

ノートや手帳をGTDでいうところのin-boxに仕立て上げる際にもっとも気をつけたいポイントは、「いつでも書き込める状態を作る」という点だと思います。
その意味でサイズは非常に大きなポイントです。
僕自身はモレスキンのポケットサイズがメインですが、それでも外出時などは更に小さいメモ帳もポケットに忍ばせ、後からモレスキンに貼り付ければいいような体制(なんか大げさな言葉ですね・笑)にしています。

2. イメージング
手帳に書き込む時に、それを実行・実現できている自分をイメージします。同様に、手帳を開いてその予定を確認するたびに、イメージングを行います。(p.19)
あまり意識したことはありませんでしたが、これは大切そうなので、新しい手帳を待たずに今日から実践したいポイントです。
例えば、ミーティングの予定を入れたら、そのミーティングで達成したい内容などを一緒に書いておくといいでしょう。
自分が主催するミーティングであれば、アジェンダ作成時などに別途行っていたはずですが、他の人が主催するミーティングでも同じように達成したい状態などを意識すると、その時までに自分としてできることなどのアイディアも新たに浮かんでくるかもしれません。

3. ふりかえりの定着
手帳セラピーでは、1週間、1カ月ごとに必ず「ふりかえり」を行います。しっかりと整理・記録された手帳をめくれば、ひと月ごとに前進している自分の姿が目に見え、充実感を味わうことができるでしょう。(p.110)
これもGTDでいうところの週次レビューと同じ考え方ですね。
新たに取り入れてみたいと思ったのは、週次に加えて月次でも行うサイクルを組み入れるところです。
せっかく月次の一覧性のあるマンスリー手帳を使うのですから、1ヶ月の「ふりかえり」というのは活かしてみたいですね。
ポイントは、きちんと「ふりかえり」も記録することです。

4. 「2度書き」でTo Doを細分化
先延ばしになっている予定を行動に移すには、「2度書き」が有効です。まずはメモページに、実行の手順を細かく書き出してみましょう。(p.42)
これもGTDでいうところの「次に取るべき具体的な行動」ですね。
普通にTo Doと考えられていることでは大きすぎて行動に移せないので、次に取るべき行動として具体的な形に落とさなければいけません。
本書でも「部屋の片づけをする」というTo Doを「1.ゴミ袋を購入する、2.……」と具体的な行動に落とし込んでいますが、これを予定表(To Do)からノートにやるべき手順のような形で「2度書き」する、というところがポイントになっています。
切り離し可能なページがあれば、使いまわしの利くチェックリストや簡易マニュアルにも応用ができそうですね。

5. 1週間分の未来宣言
「未来宣言」は、1週間分の「この日はこう過ごしたい!」を先取りして手帳に書き込みます。(p.78)
その日のスケジュールにそった希望をイメージすることがポイントです。(p.79)
「未来宣言」には希望が叶いやすい書きかたがあるのです。それは「完了形」で書くということ。(p.80)
これはなかなかいいなあと思いました。
2番目のポイントで挙げたイメージングを発展させたような形かもしれません。
1週間分の週次レビューの締めくくりに、翌週のスケジュールを書き写しながら「未来宣言」をしてみたいと思います(モレスキンなのでウィークリーページではなく、1ページで、ですが)。


僕はGTDメソッドとユビキタス・キャプチャーを取り入れてノート・手帳術を構築していこうと思っていますし、そろそろスケジュール管理にはスマートフォンも導入したいと考えています。
したがって、全てを取り入れることはできませんでしたが、さとうさんの「手帳セラピー」はGTDの考え方と非常に親和性が高いものだとも感じましたので、その実効性は想像に難くありません。

セラピーなので、毎日少しずつ、およそ1ヶ月でさとう式の「2度書き」手帳術を身につけることができるようにも構成されています。
まだ来年の手帳に迷っている人、毎年手帳を買うのはいいけれど何だか使えていないなあ…と思っている人は、一読してみるとよいでしょう。

追伸:
最後に一つ、ちょっと思ったことを。
手帳ってほぼ右開きになっていると思うのですが、せっかく装丁を手帳に似せたのであれば、ぜひ横書きにして右開きにして欲しかったなあ。
他の手帳本に比べて、本書はその体裁が取りやすい(各項目が必ず2ページか4ページで構成されている)のではないかと思いました。

※ 本書はメディアマーカーの献本PRにて当選し、著者のさとうめぐみさん(&手帳セラピー事務局)より献本いただきました。厚く御礼申し上げます。

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■ 関連リンク

著者公式サイト: 手帳セラピスト さとうめぐみ
著者ブログ: さとうめぐみのハッピー手帳セラピー


■ 基礎データ

著者: さとうめぐみ
出版社: 東邦出版 2010年10月
ページ数: 128頁
紹介文:
この書き方で願いや夢がどんどん叶う。1カ月で人生が変わる!未来が変わる!あなたの手帳に魔法がかかる。

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