花鳥風月

私が考えたことを書きます。



誰に読まれないかも知れないと思いながらも、

この文章をテキストではなくブログに書いてしまうのが私です。


テーマ:
最近ニコニコで流行ってる初音ミクの曲「ハロー、プラネット」。

これが素晴らしい。

個人的な感想と考察を交えて紹介しようと思います。
もしきまぐれでも見たなら、感想を教えて欲しいです。

題名 ハロー、プラネット

最初、ファミコン時代みたいなピコピコした音から導入が始まる。

正直1回目では大して良いと思わなかったけど、二回目からものすごく良い曲に思えた。その導入の歌詞がこれ。

シェルターのおと ひとりめがさめた 
ピピピピ とくにいじょうないようだ
ポストのなかは きっとカラッポだ
うえきばちのめ きょうもでてこないや

歌詞は全編通して漢字が出ないのは、ミクが機械で、いまいち言葉を意味として捉えきれていない、音として捉えている、ということなのだろう。所詮ミクはまだ機械なイメージ。

とにかく導入。
この時世界に人類はいなく、ミクしか生きていない状況が示唆されてる。

この時出てくる植木鉢はもう死んでしまった「キミ」がミクにあげたものっぽく描かれる。

この植木鉢は、ミクが大切にしている「キミ」との思い出で、生前の「キミ」がよく世話していた、ミクにあげた種、そういう類のものだと考えられる。
が、世界が終わり、その辺に白骨死体とか転がってる所を考えると、どうも違和感。
生前育てていたものならもうとっくに芽が出ていておかしくないはずだからだ。

ということは、もうこの種は腐って死んでいる。

それでも芽が出ることを信じて水をあげ続けるミクの姿が痛々しく、非人間的だ。
ミクはきっと世話の仕方なんか分からなかったんだろう。
一日中水をあげ続けてしまった日なんかもあったんじゃないだろうか。

そう考えると、この導入部だけで泣けてくる。


次の「~ニカ」を繰り返す部分でも、やはりイマイチ言葉に対する理解が深くないように思える。ミクは歌うだけのプログラムだからだろう。
私達日本人が曲の音程と発音だけ覚えて、インドとかの歌をわけも分からず歌っているようなものなのだろうか。

きっとこのミクはまだ言葉を覚えている途中で、誰も居なくなってしまったんだと思う。

だから、死も理解できていない。
お墓の描写があるけれど、ミクが作ったものとは思えない。

確かなのは、ミクはまだ「キミ」を求めている、ということだ。

"まるばつ さかだち おつきさま"
これは何を意味するんだろうか。月が暗喩するのは死、秋、夜、女性、なんかだった気がする。
まるばつ…さかだち…わからん。なんとなく覚えている言葉を言ってみてるだけなのかも知れない。多分、ミクは昔よく「キミ」と一緒に見たんじゃないだろうか。

★サビ部分の「オハヨーハヨー」

言葉を覚えたての赤ん坊や、外国人のようにあやふやな挨拶「オハヨーハヨー」。

この曲全体のイメージでもあると思う。
個人的には題名は「ハヨー、プラネット」でもいいんじゃないか、まである。

オハヨーハヨーを、ミクはどんなつもりでつかっているのだろうか。
もちろんきっとすごく色んな意味があると思う。
でもただの「おはよう」じゃない。受け入れて認める、そういう明るい挨拶だと思う。

二番。
"ガレキの あめだま ふってきた"
ここで、ミクが頭をおさえうずくまっていると、「キミ」がプラスチックの傘を持ってきてくれる描写が入る。プラスチックなら錆びないからね。

瓦礫の飴玉は、ミクの部品か。それとも酸性雨とかそういうのか。
この辺からミクは死にかけるっぽい。こっからはミクの精神世界と現実世界がごっちゃになった話だと思う。
だから、メモリの中になかった「キミ」がオハヨーと言ってくれるようになったんだと思う。

また二回目のサビでは、二番のメロ部分で捨ててしまった物が浮かんで出てくる。
捨てられたものが何かは関係なく、ミクがメモリと現実をごっちゃなりながら旅をしている、という描写だと思った。


そして曲は終わりへ。
ミクは雨に打たれながら歩く。だんだん変色するあたり、やはり雨は有害っぽい。

「キミ」の墓前へ。ここで初めてミクは「キミ」が死んだことに気付いたのか。それともこれは過去回想なのか。
私は前者だと思う。決して動かない「キミ」を見て、ここで初めてミクは死を理解するんだと思う。
そして悲しみも知る。

ここでミクは、人間になったんだろう。

ミクも死に、精神は世界を駆け巡る。
地球という空間から放たれ、時間にも縛られず、人間の起源にすら触れる。

ミクは最後の人類として生まれ、死んだのだろう。

人間がいなくなり、人類の歴史が終わる。
もう分類も区別も何もない。全て等しく死んだ。
だから、全ての人類は同一になる。
ミクも例外なく、そこに溶ける。

それでやっと、「キミ」に会うことが出来た。

同時に最後に出た芽は「キミ」の暗喩だとも思う。

結局「キミ」は特定の個人ではなく、不特定単数の人間を指していると思う。

新しい人類が生まれたのだろうか。どうみても植物だけど。


以上考察でした。
URL貼っとくので、もし良ければぜひ見てください。何回でも泣いてしまいます。
http://www.youtube.com/watch?v=Gj0x5gYTg6g
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