2008-09-18 00:06:42

浜崎あゆみがMAX松浦ではなく、avexを選ぶとき。

テーマ:松浦・依田
2回にわたり、当ブログでアクセス数の多かった記事を紹介してきた。そこからは改めて、エイベックスとMAX松浦が不可分の関係にあることが見えてくる。

エイベックスは創業者の松浦が依田巽と組むことによって大きくなった。松浦が商品を見極め、依田が買い付ける。ジュリアナブームで名が売れ出すと小室哲哉を迎え、J-POPの世界へなだれ込む。その小室との蜜月も90年代後半に終わりを告げる。すると松浦はELT、浜崎を自社育成して対抗、やがて小室を打ち破る。浜崎が売れると今度はdreamの育成に精力を傾けた松浦だがこれに失敗、結果的に浜崎に敗れた形となるも、その浜崎の応援を得て、クーデターを仕掛けてきた依田を逆クーデターで返り討ちとする。晴れてエイベックスのトップに座ったあとは、倖田をスターにして念願の「浜崎後」問題に一応のリヴェンジを果たし、現在に至る… エイベックスは常に松浦を軸に動いてきたのである。エイベックスの歴史とは、彼が誰かと出会い、袂を分かつ、その繰り返しなのだ。

このブログの最初のほうでも書いたが、それこそがエイベックスの強みであると同時に、弱みでもある。彼が経営のトップとしてヒエラルキー的に「上がり」となってしまった以上、これからはその不可分な関係がリスクとなってくる。彼に転落は許されず、仮に転落しようと思っても、周囲が許さないことになろう。そうなると彼の存在自体がマネジメント的に見て、リスク要因となる事態が起きる。

ご存知のように中国は、共産党による一党独裁体制が敷かれている。国と党が一体化されたこの体制は大きな事業を成し遂げてはきたが、国と統治者が一体化されているがゆえにタブーも多い。共産党の動揺が、そのまま国の動揺に繋がるからだ。この状況を、公器である国家が共産党によって私物化されていると捉えることもできる。その点、統治者が変わっても、国の根本が変わらない国のほうがリスクマネジメント的に優れている。独裁国家に対する民主主義国家の優位性はここにあるわけであり、国と統治者が分離され、国にとってベストの統治者がその時々に用意され、道具的に機能する機構が最も強い。それは企業とその経営者の関係についても言えることである。エイベックスに於いては、浜崎あゆみが松浦のためではなく、エイベックスのために働く気になったときに成し遂げられることなのかもしれない。

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