吉野山へ 2 | 森中あゆみの「山と薬膳で、ココロとカラダをまるごと養生♩」

森中あゆみの「山と薬膳で、ココロとカラダをまるごと養生♩」

「世界の国の人と自然」を愛するヨメが
「岩と雪と氷」を愛したダンナと
日々のつれづれを発信します。

蔵王堂は仁王門修復のために、ここ数年、春秋限定で秘仏を特別公開しています。

今回の山行の主目的はその秘仏、青い権現さんに会いに行くことでした。


桜の木で彫られた権現さんがご本尊なので、多くの人が桜を寄進し、

それが今の風情につながっています。


青い権現さんは、現在、過去、未来と三体いらっしゃり、すごく大きく、すごい様相で

こちらをご覧になっています。恐らく、誰もがあっけにとられる大迫力な秘仏です。
修験道の力を見せつけられるような気もするし、全てをお任せすればよい、と安心でき

るかもしれません。

山の世界のスーパーヒーロー、役行者さんにもご挨拶してきました。

門前には、桜や葛の和菓子など、お土産屋さんがたくさん並んでいますが、異彩を放って

いるのが、陀羅尼助やさん。お腹痛のおくすりです。

疫病が流行ったおりに、役行者さんが作ったおくすりで、ここ吉野と洞川で作られていた

そうです。僧が陀羅尼(呪文)を唱えるときに眠くならないよう、この苦い薬を口に含んだ

のだとか・・・。


ホントに苦いです。そして、独特の香りがします。

それもそのはず、材料はオウバク、センブリ、ゲンノショウコ、と苦いものオンパレード!!

甘く食べやすくした飴も売ってますよ、お土産にいかがですか~~。


山側からも見えるけれど、近鉄の下市口の駅からもくっきりと見える本堂





参拝の後、くずもちを食べました。

くずもち、葛切りは作りたてがいのち! 20分ほど待って、修行?してから頂きました!

自宅に戻り、お月さんが煌々と照っていたので、新しいカメラで撮ってみました。

まえのよりきれいに撮れるな・・・。こんなブツブツだったとは!