蔵王堂は仁王門修復のために、ここ数年、春秋限定で秘仏を特別公開しています。
今回の山行の主目的はその秘仏、青い権現さんに会いに行くことでした。
桜の木で彫られた権現さんがご本尊なので、多くの人が桜を寄進し、
それが今の風情につながっています。
青い権現さんは、現在、過去、未来と三体いらっしゃり、すごく大きく、すごい様相で
こちらをご覧になっています。恐らく、誰もがあっけにとられる大迫力な秘仏です。
修験道の力を見せつけられるような気もするし、全てをお任せすればよい、と安心でき
るかもしれません。
山の世界のスーパーヒーロー、役行者さんにもご挨拶してきました。
門前には、桜や葛の和菓子など、お土産屋さんがたくさん並んでいますが、異彩を放って
いるのが、陀羅尼助やさん。お腹痛のおくすりです。
疫病が流行ったおりに、役行者さんが作ったおくすりで、ここ吉野と洞川で作られていた
そうです。僧が陀羅尼(呪文)を唱えるときに眠くならないよう、この苦い薬を口に含んだ
のだとか・・・。
ホントに苦いです。そして、独特の香りがします。
それもそのはず、材料はオウバク、センブリ、ゲンノショウコ、と苦いものオンパレード!!
甘く食べやすくした飴も売ってますよ、お土産にいかがですか~~。
山側からも見えるけれど、近鉄の下市口の駅からもくっきりと見える本堂
参拝の後、くずもちを食べました。
くずもち、葛切りは作りたてがいのち! 20分ほど待って、修行?してから頂きました!
自宅に戻り、お月さんが煌々と照っていたので、新しいカメラで撮ってみました。
まえのよりきれいに撮れるな・・・。こんなブツブツだったとは!