前に紹介した佐藤さんの本「一杯のカフェの力を信じますか」ですが、
読み物として相当いけてます。
でも、
それだけじゃなく、
学べることもたくさんあります。
そのひとつが、「アマーク ド パラディ」の内装を作る時のエピソード。
内装に使えるお金が足りなかったので、
解体作業やペンキ塗りを自分でやるというよくあるパターンです。
ここまでは普通です。
でも、
写真見てくれれば分かると思うんだけど、
規模が半端じゃない・・・
写真はここ。
http://www.balnibarbi.com/shop/hamac/
本にも、延々とペンキ塗りやってる様子が・・・
そんな時に佐藤さんがとった行動がなかなか素敵なんです。
一言で言ってしまうと、
張り紙をして協力してくれる人を募集したっていう
よくある話になってしまうんですが・・・
彼の違うところは、
単純なボランティアじゃダメだというこだわり。
自分がワクワクしたため、楽しみたいため、
夢や目標に近づくために店作りに参加してみたい人、
そういうことを幸せに感じてくれる人を集めたいんだと。
そういう人じゃないとダメなんだと。
そして、
なにより張り紙のコピーが素敵な感じ。
一部抜粋しちゃいますと、
「ヨーロッパの路地の片隅にあったようなレストランがこの12月中旬、この場所にオープンします。」
というフレーズから始まって、
「顔についたペンキを洗い流しながら幼いころ胸をときめかせ夢中で読んだ
マークトウェインのトムソーヤーの冒険に出てくる壁を塗るシーンをふと思い出しました。
”外国の匂いがする”新鮮な感覚だったなあ。
こんな体験をみんなにも味わわせてあげたい、と考え、
僕たちは”ペンキを塗りたい”、”店作りに参加したい”女性を募集します。」
「経験はいりません。但し、面白いことに夢中になれる方のみ参加できます。
あまり沢山だと作業ができないので十人だけの限定募集します」
それで、条件として交通費、給料なし、その代わりオープンするお店の食事券をプレゼントするというもの。
すごいロマンチストな部分と計算してるところが見えますよね。
そのバランスがとってもうまい。
女性限定っていうのはちょっと気になりますが。。(正直な人だね)
実際トムソーヤーがペンキ塗りを楽しそうに演じて、
最後には他の人にやらせちゃうというエピソードからヒントを得ているんですけど、
こんな張り紙があったら参加してみたいと思いませんか。
僕はやってみたい。
やっぱり、
最終的にかなりの方が手伝ってくれたそうです。
手伝ってくれた人たちはきっとこの店のことを他人事に思えなくなるでしょうね。
自分が関わった店だから、
どんどん友達をつれてきてくれると思うんですよ。
それに、
多くの人たちが関わって作り上げたものって、
いい雰囲気が自然に出来るんじゃないかと思いますし。
ヌフカフェの武田さんも新しい店を作る時はスタッフ総出でペンキ塗りしますよね。
ただ単に作業をやるやらないというレベルではなく、
自分では気付かないうちに心の中に残っていくもんだと思うし、
それが店への思いいれにつながって、自然といい店になっていくっていう流れが出来るだと思う。
ちょっとマネしたいエピソードですね。