ファイザー、R&D戦略を見直し~心臓病薬や減量薬の開発は中止
テーマ:アトピー医薬品大手ファイザーは2日までに、抗がん剤ほか5つの主要分野の新薬研究に業務を集中させるため、心臓病、肥満、骨疾患関連などの薬品開発を中止することを決めた。
同社がロイター通信に提供した社内メモによると、年間売上高120億ドルの主力商品「リピトール」に代表されるコレステロール降下剤分野の新薬開発も中止される。今後優先されるのは、アルツハイマー病、糖尿病、炎症・免疫疾患、腫瘍、痛み、精神疾患(総合失調症)で、同社が「科学の急速な進歩によって自社が主導的地位に立てる」と考える分野。眼科疾患に関しては、研究を継続するかどうか検討中だという。
今回の戦略転換は人員や予算の削減を伴うが、開発の後期にある薬品や3年以内に発売が予定されているものは影響を受けない。
リピトールは世界的なベストセラーだが、近年は安い後発薬であるメルクの「ゾコール」を選ぶ患者が増えているため販売が減速しており、ジェネリック版が発売される2011年には激減するとみられている。ファイザーではこうした特許切れの近い人気商品に変わる大型商品の開発が遅れており、期待されたコレステロール抑制剤「トルセトラピブ」は、死亡率が高まるリスクが浮上したため06年12月に開発を中止し、8億ドルの開発コストを無駄にした。
出典:USFL.COM
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