第12回アトオシカイギ(基板設計編)レポート
テーマ:今までのアトオシ遅くなりましたが、4月16日にかながわ県民センターで開催された第12回アトオシカイギの模様をレポートさせていただきます。
今回の「主役」は横浜市戸塚区でプリント基板設計の会社「有限会社ボードテクノロジー 」を経営されている、菊地健介さんでした。
菊地さんが手にされているのが、携帯や各種家電のなかに組み込まれている「基板」です。
アップにすると、こんな感じ↓
半導体や回路がちいさな基板の中に整然とビッシリと組み込まれています。
菊地さんのお仕事「プリント基板設計」は、
家電などに命令をだすための回路の配列の設計(=回路設計)の次の工程で、
『回路設計でつくった配列でキチン動作するように、しかもこの基板内にすべて収まるような』
基板の設計をなさっていらっしゃいます。
細かい作業ですよね・・・
で、今回菊地さんが持ってこられたアトオシのテーマは、
「海外流出する基板設計の技術をなんとか残すために教えたい!そのメッセージが伝わるやり方を知りたい!」
というものでした。
特に基板設計以後の工程についての海外流出が著しいのだそうです。
作業も技術もどんどん流出してしまう。
でも菊地さんがおっしゃるには、日本の基板の正確さ、綺麗さ、細かさはあきらかに違うのだとか。
日本人の国民性が出せる分野なはずなのだそうです。
なので、なんとかこの技術を日本に残したい。そのために基板設計の技術を、前の工程の回路設計の技術者、そして基板設計をやってほしい「若者達」に教えたい、それが菊地さんがいま取り組みたいことなんですね。
その「伝え方」についてのヒントをいただきたい!、というメッセージをいただいた上で、、アトオシカイギが始まりました。
今回、ご参加いただいたのは「15名」の皆さん。
全員が製造業以外の方々でした。(元、のかたや、隣接業種の方はいましたが)
私(金森)は、業界以外の方だからこそ、面白いアイディアがでるのではないか?という期待をしておりました。
それこそがアトオシの醍醐味ですから。
前回同様、3チームに分かれて少人数で話し合っていただきました。
「製造業」という難しい、そして厳しい環境にある業種がテーマだったこともあり、最初はなかなか発言しずらそうな方もいらっしゃいました。
が、時間が経つにつれて、徐々に「みなさんご自身の目線」からのご意見を出していただけるようになりました。
全員の方が何かしらの発言をしていただいていましたね。嬉しかったです。
気がつけば、私(金森)が止めるタイミングを失うほどに、話し合いが盛り上がっていました。
そして、各チームでリーダーに選出させていただいた3名の方に、
どんな意見があったか発表していただきました。
・AKB48に宣伝してもらう!
・基板自体でオブジェのようなスケルトンの商品を作っちゃう(認知度アップのために)
・工場見学的に設計現場を見に来てもらう。
・(かんたんな)基板づくりコンテストを開催
・アキバにハンダ付けカフェがあるよ。それに似たものを・・・
といったちょっと想像つかないような面白いご意見が続出・・
ただ、不思議なくらい、各チームで共通した話が出ました。
それは「次世代にどう伝えるか?」についてのご意見でした。
若者よりさらに下の年代層。たとえば小学生に「作る楽しさ」を体感させることをやってみては?といったことです。
それも菊地さんが出向いて、自分から伝えに行くこと。
基板設計の先行きが見えない、大変な仕事だ・・・なんて言っていたら、だれもなり手がいなくなっちゃいますよね。
こんなに楽しくて、面白くて、やりがいがあって、世界を相手に日本人らしさを出せる仕事なんだ!ってことを「体感」してもらうことが大事なのではないか?
これが参加者の皆さんが共通で感じたことのようでした。
菊地さんも、体感させたり、知ってもらうこと、という発想はあまりなかった、とおっしゃってました。
とにかく教えること・・・技術を教えなきゃ・・・になっていたのかもしれませんね。
新しい発想への転換になっていただけたかな?という手ごたえを感じながら、カイギが終了しました。
その後、ほとんどの方が2次会へもご参加いただきました。
最近恒例となっている。津多家さん へ。
ひとつのテーマで話し合った皆さん、初対面でもすぐに盛り上がってしまいました。
これがアトオシのもうひとつの「お楽しみです」
オニオンタワーも登場しましたね^^
ということで、第12回も大盛り上がりのうちに終了いたしました。
今回も皆さん、ありがとうございました!!!
で、次回のアトオシカイギは・・・・というところなんですが、
5月~8月までは、事情によりお休みさせていただきます。
9月からパワーアップして(!)再開させていただきます。
それまでしばらくお待ちくださいませ。
このブログやFacebookでは不定期ですが、休み期間中も情報発信はさせていただきます。
今後ともアトオシカイギをよろしくお願いいたします。















