私の人生の中でぺふぺふ病っぽい人は一人だけであったことがあります。
 
若くてかわいくて。人当たりがよくて気遣いができて。こんな風にしてあげたら人は喜ぶなってことが理解できていて。ちょっと知り合った人はその人のことがたいてい好きになります。しかしそれは長続きしないんですよね。なぜならその人の語ることはウソがものすごく多いんです。
 
その人の語るウソってのは、「私はみんなに好かれる人気者でいつも明るくて周りをたのしませています」っていう自分を成立させるためのものばかりだったんです。それは悪気のあるものではないので私はかまわないと思っていました。みんなに好かれる明るい自分にあこがれていたんですよね。しかし実際にウソつかれた人からは信頼なくしますし、なぜそんなウソつくのか確認しようとすると突然手のひら返したように態度が冷たくなるのでした。
 
なんでそんな人なのか?
 
その人は幼少のころに親に捨てられて施設でそだちました。そのときの傷がものすごく深くて、メンタルこわしていたんですよね。私のつたない知識では境界性人格障害ですね。その人とすこしつっこんだお話しすると。自分ってものがなんだかよくわからなくて。これが自分っていう実感とか充実がなくて。たとえばおいしいもの食べてもそれが楽しいとか幸せだっていう感覚につながらないらしいのでした。このへんがですね。清水富美加さんの語るぺふぺふ病の描写にすごく近い感じがしたんですよね。
 
境界性人格障害の人の自殺率は高いらしいです。
 
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