以前お話ししましたように。私は超常現象の中で予知夢ってものだけはひょっとしたら実態あるかも、と思っています。なぜなら自分で体験したから。まあ体験したから、って予知夢は間違いなくある、と確信することもできていませんけど。まーネタもないことですのでお話ししてみます。

 

 

予知夢らしきものを見たのは中学三年生の時です。受験生ですので志望高校をどこにするかもうめちゃくちゃ悩んでおりました。分相応のすこし遠い高校か。背伸びしてすこしあか抜けた印象のある近所の高校か。貧乏な家でしたのでこの二つの公立高校のどちらかに絶対合格しなくてはならないのです。どっちにするのがいいのか、連日めちゃくちゃ悩んでいたのです。

 

 

連日悩みすぎて睡眠不足になっておりましたが。ある日夢を見ました。試験を終えて帰宅する自分を夢で見たのです。どうやら背伸びしたほうの高校の受験だったようです。帰り道、物陰から誰かが夢の中の私に問いかけました。試験どうだった?私は試験カンタンだったので通ると思うよ、と答えました。夢から目覚めた私は背伸びしたほうの高校であってもうかるんだ。と不思議にすっきりしていました。その日から迷いなくよく眠れるようになりました。悩みに悩んでいた日々から悩まない日々に切り替わりましたので。このときのことはよく覚えているのです。

 

 

しかししょせんは夢のことですから。願書を出し、受験勉強を重ねているうちにそのことは意識しないようになりました。そして背伸びした高校の受験を終えて帰宅する途中。電信柱の陰から近所のいとこが出てきました。試験どうだった?簡単だったか通ると思うよ。

 

その会話から20mほどの自宅に戻った私は、そこではっと気づきました。夢で見た!そのとき鳥肌がたちました。

 

 

果たしてその高校は合格しました。どこかで都合よく記憶を勘違いしている可能性もあるかもしれませんが。自分の中では予知夢は実在すると思わざるをえません。

 

予知夢といえるようなものを見たのはそのときだけでした。