- 建築家 安藤忠雄/安藤 忠雄
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今回、本魂一斉レヴューに初参加させていただきます。
建築家安藤忠雄の自伝です。
関西出身で、友達が安藤忠雄設計の家に住んでるということで、経歴や作品についてはある程度知っていましたが、読後「ほんまにスゴイ人やな~」と再確認しました。
独学で建築家になったことは有名ですが、
「独学で建築家になったという私の経歴を聞いて、華やかなサクセスストーリーを期待する人がいるが、それは全くの誤解である。閉鎖的、保守的な日本の社会の中で、何の後ろ盾もなく、独り建築家を目指したのだから、順風満帆に事が運ぶわけはない。とにかく最初から思うようにいかないことばかり、何かを仕掛けても、大抵は失敗に終わった。それでも残りの僅かな可能性にかけて、ひたすら影の中を歩き、一つを掴まえたら、またその次を目指して歩きだし―そうして、小さな希望の光をつないで、必死に生きてきた人生だった。いつも逆境の中にいて、それをいかに乗り越えていくか、というところに活路を見出してきた。」
と書かれており、順風満帆ではなかったことが分かります。
「だから、仮に私のキャリアの中に何かを見つけるとしても、それはすぐれた芸術的資質といったものではない。あるとすれば、それは、厳しい現実に直面しても、決してあきらめずに、強かに生き抜こうとする、生来のしぶとさなのだと思う。」
と続きます。
ここは全部暗記しときましょう。
全部暗記できない方は
「ひたすら影の中を歩き、一つを掴まえたら、またその次を目指して歩きだし―そうして、小さな希望の光をつないで、必死に生きてきた」
ここだけでも暗記しときましょう。今後生きていく上で思い出して力としたい言葉です。
私が先生なら絶対試験に出します。
生き方だけでなくそれぞれの建築に関しての考え方も書いてあります。
表参道ヒルズが、あんな感じになったのも理解できます。
「機能も考えず芸術作品のように好き勝手に作ったのだろうという批評は、的外れだ。この家は、決してそこで営まれる生活を無視してできたものではない。逆に、生活とは何か、住まいとは何かということを自分なりに徹底的に考え、突き詰めた結果だったのである。」と書かれていますが、ちょっと住みにくそうな感じはしてました。
P.97、P.100,101で紹介されている海岸沿いの4メートル×4メートルの極小住宅ってあるんですけど、
実は高校の同級生の家なんですよ。
そいつに「ぶっちゃけ住みにくくないか?」と尋ねたところ「フェラーリ乗ってる人間がワイパーが使いにくいとかいわんやろ。」つまり住みにくいけどそんなことは気にならない程(フェラーリに例えられる程)いいってことを言っとるんですね。
もし私が大金持ちになったら安藤忠雄に家を設計してもらいたいと思いました。(設計料はここには書きませんが結構安いらしいです。でも気に入らないと設計してもらえないようですが。)
一流の仕事人の考えに触れることは、他業種であっても非常に勉強になりますので、是非読んでみてください。
お勧めですよ。
以下本魂一斉レビューリンクです。
ビジネス書で「知」のトレーニングを! ~ 知磨き倶楽部
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