よもやま建築日記~家づくりの現場から~

愛知で家づくりをする建築士が日頃、思ったことや考えたことなどを徒然に、さらにはちょっとした家づくりのヒントや知識などを気の向くままに書いております。建築にはいろいろな考え方がありますが私達の考え方や取り組み方などをお伝えできればば幸いに思います。


テーマ:

何でそんなことになっちゃううんかねぇ~?

 

 

いやはや・・
困りましたねえ~


またですか。
さらにまたまたですか。


一体全体どうなってるんでしょうねえ?

 

 

え・・
何がって?



何がってあれですよあれ・・


そう、構造スリットがなかったマンションの件です。


またまたTVも新聞も大騒ぎです。

 

 

構造スリットって何かわかりますか?



構造スリットっていうのは鉄筋コンクリートのラーメン構造の建物の場合に壁と柱や壁と梁の間に設ける「隙間」のことです。


その隙間にはスリット材という物を挟み込んで水が入ったり風が通ったり音が漏れたりするのを防いでいるのですが・・
よく間違われるのですが、構造スリットとはそのスリット材のことではありません。
あくまでも必要なのはその隙間・・


その隙間のことを構造スリットといいます。


ようするにコンクリートの柱と壁はくっつけてはいけないのです。

 

 

これは・・
あくまでも鉄筋コンクリートのラーメン構造の場合にのみあるものですので全てのコンクリートの建物に必要な物というわけではありませんので・・
ご注意を。


で・・
何でそんなもんがいるのかというと・・

ようするにラーメン構造つまり柱と梁で支える構造体の鉄筋コンクリート建物の場合・・
その柱梁の四方が壁がくっついていると剛性がありすぎて、まあ簡単に言うと堅すぎて・・
建物っちゅうのはどんなに堅くても揺れれば揺れるので変形するのです。
地震などで建物が揺れたときにその柱梁が変形したときにくっついてるところが壊れてしまうのです。


なので揺れても壊れないように変形する分だけ空けとく・・
ちゅうわけです。

 

 


もちろん、この構造スリットはすべての壁にあるわけではなく、計算してどこがどんだけ揺れるかを出して、どこにどれだけ設けなさいと設計図で指示します。


でもね、現場では型枠の中に入っちゃっている部分なので外からは見えないんですよね・・


ま・・
型枠外したら見えますから・・
なかったら後からカットして入れればいいんですけど。

 

 

なんで忘れたんかねぇ~?


本当に忘れたんかねぇ~?


そんなもん手抜きしたってお金なんてほとんど浮かんと思うんだけどねぇ~?


何でそんなことになっちゃううんかんねぇ~?

 

 


実は・・
先日、某現場に行ったときのこと。


現場で鉄筋屋さんと雑談をしていたんですよ。
何であんなことになっちゃったんだろう?って。


したら・・
その鉄筋屋さんが・・
あの構造スリットなかったところって昔に知り合いが一部鉄筋組んだんですよって言うのです。


もちろんその人は鉄筋屋さんですので現場で構造スリットをどうのこうのする立場の人ではないのですが・・
それでも、その人がなんか嫌~な気分ですって言ってたって。



だろうなぁ~。

 

 

いずれにしても・・
これでまた審査や検査が大騒ぎになることはまたまた間違いがないことなのでしょう。


お客さんには大丈夫ですかってまたまた聞かれるし・・



勘弁してほしいなぁ・・

 

 

結局、毎度のことですが・・

結果、迷惑して困ったことになるのは真面目に一生懸命やってる人・・
なんですよね。

 

 

 

Atelier繁建築設計事務所HP
http://ateliershigeru.com
よもやま建築日記~家づくりの現場から~
http://ameblo.jp/ateliershigeru/

AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

ateliershigeruさんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。