Not Wet but Wit!! | ミュージカル&演劇ワークショップ「Atelier ONE’s HEART アトリエワンズハート」のブログ

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いよいよ6月・・・といえば、梅雨の季節ですね。


東京もすっきりしない天気が続くようです。

雨模様が続き、じめじめした日が続くという、鬱陶しい季節ではありますが。。。





前にも紹介しました、ミュージカル演技の台本の、原典にあたるシナリオ。

後半は、実は一気に読み通すことができました!


とても素晴らしい作品で

音読して読み進めていたものの

後半は気持ちが高ぶって、声を出していて言葉がつまってしまうことも・・・



主人公の女性は、確かに大きなふたつの目的は叶えたようでした。



そしてその先、主人公の女性は夢に向かって邁進していきそうな、

そして、その父親は、娘との再会をバネにして、一念発起していきそうな、

そんな余韻を残しながら、物語は終えていきます♪



このページも大いに感激した1ページ!

そして、演劇のメソッドの面からも

「電話のシーン」の練習にもってこいの場面かもしれません(笑)



ブログでも何度か、発信してきたことかもしれませんが

演劇をする上で、よい台本との邂逅(めぐりあい)はとても大切な気がします。


もちろん、オリジナルものもいいのですが、

いい台本には、いろんな発見、そしていろんな「教示」が潜んでいるからなのかもしれません。

いい台本に出会うことなければ

演技も独りよがりな、頭でっかちなものになってしまうかもしれない・・・

と思ったりもします。




ところで、今回のブログタイトルは

「湿っぽく」ではなく「ウィット」にいきましょう!

という願いです!!

ウィットというと、「機知に富んだ」という意味なのですが

ここではもう、拡大解釈しちゃって

ユーモアに富んだ、笑いをもって、愉快に というニュアンスも丸め込んで

「湿っぽく」ではなく「愉快に」いきましょう!

ぐらいのノリで、お題をつけてみました。



実はミュージカル演技の台本、作品も

全く同じことが当てはまっているんです。

「湿っぽくならずに、ユーモアの会話を楽しもう!」

というのが、今の作品の課題なのです。

そして、ユーモアに進むからこそ

人の心を打つ、というところがあるのかもしれない、そういう作品でもあります。




とはいえ、毎日の生活で

愉快に過ごし、笑いを取り入れる、というのは案外難しいもの。。。


でも、心がけで、つくりながらも「笑顔」でいることはできます。

この「笑顔」を心がけていると

自然まわりにも影響して、周りの人が寄ってくるようになります。

またそればかりでなく

自分自身の気持ちも晴れやかになり、ストレス解消にもなるんだそうです。

笑顔が自分の内面にプラスに働くという、

カラダのふしぎ!!




稽古場に向かう途中の公園で見つけたひまわり畑。

7月にもなれば、きっと大人の背丈くらいになっているのでしょう。




案外、夏は近くまで迫っているのかもしれません。

ですので、梅雨だからといって、必要以上にふさぎ込む必要はありません(苦笑)

ただ、東京のダムが水不足のようでして

むしろ、今は恵みの雨がほしいところです!




シナリオと並行して、18世紀のイギリスの物語も読みました。




主人公のプリムローズ牧師とその家族はいろいろな困難や不幸に見舞われるのですが

人の道を踏み誤らず、悪に走らず

乗り越えていく物語でした。

といって生真面目なものではなく、牧歌的な雰囲気ではあるのですが

それでも、散々な苦労やハラハラ場面の連続の後の

エンディング、幸せにむかっていくところは感無量でした。

漱石やゲーテも愛読していたのだそう・・・



ここ数年、ニュースなどみていると、

本来、人のお手本になるべき立場である人たちの

醜い姿、見ているほうが恥ずかしくなるような姿をお目にかけ

閉口してしまうことが時々あります。

その度に、人として大切なこと、大切な心

そういったことはきっと、今も昔も変わるものではない

と、心に刻まれる思いがするのでした。