まもなく10月、神無月。

日本中に潜伏しなさる…
八百万〔やおよろず〕の神様たちが。

こぞって…
出雲大社にお帰り召さるる、
第10の月。

だから巷じゃ、神の無い月。

でも、当の出雲は神有月。

古のネーミングは、粋だよねぇ。

10月。

汗知らずの月。

勝手に略して、汗無月。

まぁ、人ほど汗はかかないが…
それでもほどほどに汗だくになった、
初夏、盛夏、そして晩夏。

いちばんの発汗場所は…
自分の場合、みぞおちだ。

続いて、髪の生え際。

そんな時、必携なのが…
スカッと爽やかフェイスペーパー!

…と、言いたいところだが。

自分の場合は、あぶらとり紙。

夏場の外出では、ほぼ100%…
日焼け止めを塗っているから。

フェイスペーパーでゴシゴシすれば…
日焼け止めまで取れてしまう。

だから、あぶらとり紙。

金沢の金箔細工師が…
金箔を延ばす巧みの技で拵えたという、
金箔打紙製法の “うさぎ姫” 。

数あるあぶらとり紙の中で…
いちばん相性がよかったヤツ。

極々薄々なのに、丈夫でしなやか…
パリバリ音も心地よい。

指先が感じるきめ細かさに…
職人のプライドが伝わってくる。

あぶらとり紙。

その名のとおり…
肌に浮き出した余分な皮脂を取る紙。

脂ぎったギラギラ顔、の…
その脂を取るわけだ。

決して、汗を取るのではない。

脂と、汗。

似て非なる分泌物。

この“うさぎ姫”を…
ほっぺにペタっとすると、
その違いが痛快に分かる。

紙繊維の毛細管現象か何かで…
“おお!吸い取ってる、吸い取ってる!”
…と、実感するのは脂。

紙の繊維質の隙間に…
“はーん、染み込んでるって感じだな”。

それが、汗。

脂分子と汗分子の…
きっと、大きさが違うのかな?

脂と汗、この似て非なるもの。

いつだったか…
“汗拭きペーパー、持ってない?”
…と、顔見知りのおっさんに尋ねられ。

“あぶらとり紙ならあるよ?”

そう応えて、1枚渡したところ…
恐るべき光景を目の当たりにした。

なんと、そのおっさん…
あぶらとり紙を顔に当て、
上下左右にゴシゴシ擦り始めたのだ。

“わわわ!?”

脂を吸い取るヒマもなく…
汗が染み込むヒマもなく。

哀れ、わが“うさぎ姫”の1枚は…
見る影もなくクシャクシャになり、
その役目を終えたのだった。

§(C)2016@S.Kayaori§


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生きている実感ヽ(・∀・)ノ

テーマ:

○○の惑星、地球。

アナタなら…
○○に何を入れるだろう?

便宜上、○○としているが…
○の数にこだわらなくて結構。

水?
緑?
生命?

詩的に、ガラス?

自分が真っ先に思い付くのは…
植物、である。

かつて地球に置き去りにされ…
少年エリオットに助けられた、
かの E.T. 氏が。

実は植物学者だったのも…
適当なこじつけ設定ではあるまい、
とも思っている。

地球にゃ、昆虫も魚も動物も…
研究対象ならわんさかある中での、
植物採取目的。

これを…
植物の惑星と言わずして云々、
…といったところ。

山道なんざ、クルマが通らなきゃ…
あっという間に緑が埋め尽くすだろうし。

固いアスファルトや…
コンクリートを突き破り。

タンポポ、果てはダイコンまで…
逞しくニョキニョキ生えてくる。

挿し木でもすりゃ…
簡単に仲間を増やし。

ニンゲン様の命さえ…
内に秘めた薬効・毒素で自由自在。

地球の覇者は…
恐竜でもなく、ニンゲンでもない。

何百年、何千年もの悠久の時を…
ただ静かに見守り続ける植物たちこそ、
影の覇者だと実感しよう?

まぁ、それでも…
彼らのライフ・スパンが、
余りにも長すぎて。

パッと見、生きていることを…
忘れてしまうのも、また事実。

何度見ても、何日見ても…
前と同じ、昨日おとついと同じ姿。

ソーラー・パワーでクネクネ踊る…
ヒマワリみたいな植物だったら、
生きている実感も湧くんだろうけどね。

あれは、そう…
何の変哲もないクローバーを、
散歩がてらの川辺に見た時だった。

夕焼けに染まる西の空…
わが身を包む、茜色の空間。

足下に群生するクローバー。

明るい昼間なら…
きっと四つ葉を探したかも知れない、
クローバーの絨毯。

“あれ?何か違うな?”

昼間に見る、クローバー絨毯の…
あのワサワサ感が、ピッともなく。

何だか、クローバー絨毯にしては…
やけにスカスカしているな、と。

“???”

…ちょいと腰を屈めて、
目を近づけたらば!

“わ!? クローバーって、賢~い!”

そう、クローバー絨毯のスカスカ感…
それは、葉っぱを閉じていたからだった。

まるで…
雨傘を閉じたような、3枚の葉っぱ。

“なるほど! 太陽が沈めば…”

…葉っぱを開いておく必要がないわけね!?

“…クローバー、賢いなぁ!”

その時、初めて実感したのだ…
植物の、生命感を!

それから幾歳月。

今、わが家には5鉢のバラが…
美を競っている。

いつしか、どこぞから飛んできた…
クローバーの種が芽を出し。

いつの間にやら…
クローバー絨毯に覆われた。

朝に葉っぱを広げ…
夕に葉っぱを閉じる。

もはや…
植物の生命感に感激する時は過ぎ。

“うぬ、雑草めっ!”

引っこ抜いては生え…
引っこ抜いては生え。

クローバーの旺盛な生命力と…
イタチごっこな毎日、なのである。


§(C)2016@S.Kayaori§


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“ emperor ” — 皇帝。

“ envelope ” — 封筒。

あれ、どうしてだろう?

“ amber ” — 琥珀

“ angle ” — 角度

あ、これも…だ?

奇妙な英語のルール。

その謎に囚われていたのは…
はて、いつの頃だったろう?

エ 'ン' ペラーに、エ 'ン' ベロープ…
ア 'ン' バーに、ア 'ン' グル。

カタカナで書けば…
単に 'ン' 、だというのに。

アルファベットで綴ると…
'n' と 'm' 、2通りの 'ン' がある不思議。

唇を閉じ…
息を一気に吹き出し発音する 'p' と 'b'。

それらは、いわゆる破裂音…
…だと学校で習う。

そして、それら直前の 'ン' は 'm' になり…
それ以外は、'n' になるのだと。

英語の授業、先生の説明は…
いともあっさり、そんな風。

自分も、“あ、そう”と…
それ以上深く追究することもなく。

英語の、1つの単なるルールとして…
脳みその引き出しに仕舞い込んだまま、
たぶん学生時代を終えたわけ。

その後の20代、30代…
ナマの英文に触れる度。

“なんで、破裂音の前は 'm' なんだろ?”

…と時折、脳みその引き出しが
開いては閉じ、開いては閉じ。

分かっていたようで…
実は分かっていなかった、
消化不良の “?” 。

そんなある時。

日本語の50音、すなわち…
“あいうえお かきくけこ…”というのは。

“まみむめも“ を除き…
上唇と下唇が触れることはない!

そんな蘊蓄を耳にして。

実際に発音してみたら、その通り。

“あ、ホントだ!おもしろーい”

まさに、まさにその時!

脳内ピースが、ザワザワ動いた。

お!待てよ?

'm' はエムだから…
最後のムで、どうしても唇は閉じる。

で、'n' はエヌ。

最後のヌは…
舌先を前歯の裏側に密着させ発音する。

ゆえゆえ、唇は閉じない。

ははーん!

”e 'm' peror” が ”e 'n' peror” だとすると…
enを発音し終わった時には、
唇は開いたままなわけだ。

はははのはーん!

で、続けてperorを発音しようとすれば…
破裂音pのために、
一旦、唇を閉じなきゃならない。

些細な唇の二度手間が…
発音の流れを妨げるってこと?

実際、発音してみると…
ものすごく発音しづらいし。

なるほど!唇を、閉じて終わり…
閉じた唇から始められる合理性が、
破裂音pとb直前のmにあったのか!

音が自然に繋がる…
ロスのない唇の動き。

フランス語に見るリエゾンか…
“観音” を 'かんおん' ではなく、
'かんのん' と発音するようなものだな。

'p' と 'b' の前は 'm'。

そう覚えるのは…
歴史の年代暗記に似たり。

真の理由は…
'n' と 'm' の発音方法にこそ、
あったわけ。

この世に無意味、無秩序なし。

そう見えるのは…
ただ自分の目が開いてないだけ。

そんな氷山の一角を…
この 'p' と 'b' の前の 'm' に
見た気がした…。

…なんて言えば、大袈裟に過ぎようね?

あはは。


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“似ている”という実感(*´-`)

テーマ:

ガイジンさんは…
ニッポンジンの顔がみな同じに見える、
と言い。

ニッポンジンは…
ガイジンさんの顔がみな同じに見える、
と言う。

自分も、昔はそうだった。

クラーク・ゲーブルも…
ハンフリー・ボガードも、
みんな同じ顔。

西洋人の顔、という大きな括りで…
ザックリ見ていたのだろう。

今では…
ガイジンさんの顔も十人十色。

顔相占いが出来るほど…
個性が見えるようになったが。

如何せん、同族のニッポンジンは…
未だ、みんな同じに見える。

特に、おさーんとマダームに関しては…
絶対、クローンだろ?と思っている。

それは、さておき。

親子、兄弟姉妹の顔つきは…
さすがは遺伝!と、鳥肌がザワと立つ。

…いや、実を言うと。

ザワと立ち始めたのは…
そう、三十路半ば辺りから。

それまでは…
“わぁ、そっくりやなぁ!”と…
どこぞの親子を見て誰かが言っても。

ん?どの辺が似てるんだろう?
…と、マジで悩んだものだ。

“目元が、ご主人にそっくりねぇ!”

んー、自分にゃ分からん。

…ところが、開眼は突然訪れた。

伊丹十三監督『マルサの女』。

津川雅彦の両目の下…
ぷっくり膨らんだ涙袋。

それまでなら…
宍戸錠を宍戸錠たらしめている、
彼の独特な両頬と同じく。

津川雅彦を、津川雅彦たらしめている…
チャーミングな涙袋に過ぎなかったが。

“あれ?似てる…なぁ?…”

…えーと、誰だっけ?
…あーん、誰だっけ?
…うーむ、誰だっけ?

あ、ピコーン♪

…長門裕之っ!

そして、あくる日。

“え!? 兄弟だったの?”

自分の大発見を友人に話したらば…
彼らが兄弟だと聞かされた。

それ以来、コツが呑み込めたわけ。

“似ている”というのは…
ははーん、そういう感じなのね!

街角の親子連れ。

道端で遊ぶ兄弟姉妹。

ふとした角度に顕れている…
パパさん、ママさんの面影。

いつぞやに…
facebookタイムラインに流れてきた、
友人の息子スナップを見た。

“わ、そっくり!”

高校時代、ツルんでいた友人の…
その顔そのままのミニチュア版。

Tゾーンのハランスと…
笑った時の頬の上がり具合、ときたら!

まさに、神の悪戯。

いやはやしかし、さすがは遺伝…
見た途端、鳥肌がザワと立った。


§(C)2016@S.Kayaori§


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“毎回思うけど…”

…売れるよね、この完成度なら?

うふふ、実は憚りながら…
自分でもそう思っていたりする。

“デート・コースにお悩みの男子に!”
“家族旅行でお悩みのおとーさんに!”

かやおり謹製…
各種 “京の旅プラン” は、いかがかな?

これさえあれば…
夫婦円満、家内安全。

目もお腹も、満腹満足。

彼女、奥さまだって不機嫌知らず…
みんな笑顔で、寝床に就ける!

かやおり謹製、旅プラン。

そう、例えて言うなら…
旅の “商法・会社法”。

会社が、オギャーと設立され…
もうダメじゃわい、と倒産に至るまで。

あらゆる状況が想定され…
あらゆる分岐が規定され、
あらゆる結末が用意されている。

会社の、揺りかごから墓場まで。

ふふ、そして旅の…
揺りかごから墓場まで、が。

そう、かやおり謹製の旅プラン。

起床時刻から帰宅時刻まで。

旅の開幕から終焉まで。

実に、分刻みで記してある。

電車・バスなら…
発着時刻、所要時間はもちろん、
番線・バス停まで予定済み。

“どっから乗るんだっけ?”…
などと、路頭に迷うことはない。

万が一乗り遅れても…
代替時刻便、代替手段も想定内ゆえ、
走ることも急ぐこともない。

徒歩移動は最大15分以内…
もちろん歩速・寄り道などを考慮して、
いくぶん幅をもたせてある。

観光シーズンの渋滞、P確保に…
四苦八苦するクルマ移動は、
人員不協和の元凶と解し。

わが旅プランでは…
可能な限り避けているが。

僻地、郊外、シーズンオフなら…
話は別だ。

立ち寄り施設のP台数、料金…
もちろん満車の場合に備えて、
近隣Pも想定内。

かやおり謹製、旅プラン。

かつて添乗員だった血が…
そうさせるのか?

行き当たりばったりが苦手な…
わが小心さがそうさせるのか?

理由はどうあれ…
自分流の、これが相手へのおもてなし。

しかして彼女であれ、家族であれ…
リードするのは彼氏であり、
おとーさんなのであり。

デート、旅途中の不協和音は…
細かな予定が見えぬ、
男子側の伝達不足が原因とも。

どこに、どうやって行くのか…
分からぬままついて行くのは、
思いの外、気疲れするもの。

道が分からぬままついて行く…
バイクのツーリングと同じこと。

彼女、奥さまの不機嫌は…
恐らくその辺りから始まろう?

湧き水の如き不機嫌の流れは…
体の疲れと気疲れに揉まれながら、
モルダウの如き大河と化し。

暗雲立ち込めた旅の終焉、となる。

そこで!

ホストたる彼氏、おとーさんの…
熟々たる旅プラン1枚さえ、
手渡しておけば。

彼女、奥さまもきっと…
それを考慮して動いてくださる。

彼氏、おとーさんは…
その嬉々とした姿を見守ればいい。

すると、あーら不思議…
旅は、笑顔で幕が引ける。

“でもプラン作り、めんどくさい”

…ならば、出番じゃ。

かやおり謹製、旅プラン。

1プラン、3万円。

“売れるよね、これ?”。

その言葉に後押しされ…
ちょいと吹っ掛けてみた言い値だが。

彼女、奥さまの笑顔が見れるなら…
決して高くはあるまい?


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