【1913年製 PLEYEL 3Bis 修復中】 | Atelier Pianopia -大切な音と一生、一緒に。

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アンティークピアノと足踏みオルガン『アトリエ ピアノピア』
修復家の想い、楽器修復の日々で感じた音LOG

『長〜〜いセンターピン』
プレイエルの使い古されたハンマーフェルトを新しく巻き替えるため、櫛形プレートにはまっている長いセンターピンからハンマー部分を外しています。国産ピアノ修理で長いセンターピンを使う事がないので最初は抵抗がありましたが、今は長いセンターピンのよい点も感じます。特徴あるプレイエルオリジナルアクションですが、同じ頃のプレイエル 3Bisでも、毎回微妙にアクションの構造が違っています。『前の3Bisは、ここにフェルトはなかったねー。でもここにあれがあったよねー。なるほどね〜。』職人と観察しながら毎回そんなピアノ談義。手間隙惜しまず試行錯誤しプレイエルらしい音を追究製作していた当時のピアノ職人達の努力を感じます。 フェルトの巻き替えは、 ハンマー専門職人デフジェー氏に巻き替えてもらうため、フランスに送る手続きをしましたが、郵送の書類が増えたり、段ボール箱に書いている文字も注意され消したり、フランスはテロ以降厳しくなっていることを感じました。
 

hitomi♪
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