結露について ~ 原因編 | アトリエヒラクのブログ

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名古屋の建築設計事務所

こんにちはアトリエヒラクです

今回は、これから気温が下がっていくと起こりやすい現象、

結露について考えていきます



■結露について

 結露は室内と外部で温度差が生じやすい箇所や

 湿気がこもりやすい箇所に起こりやすく

 カビ・ダニを発生させたり、建材を朽ちさせて

 雨漏りの原因ともなります。

 冬場梅雨時地下室で起こりやすくなります。

 高断熱、高気密化が進んだ現代では対策を怠ると

 結露に悩まされることとなるでしょう。




結露が起こりやすい場所

 
 ・ ガラス面
 ・ サッシュ
 ・ 外部に面した隅角部
 ・ 家具の裏
 ・ カーテンの裏側のガラス面




結露には二種類の結露があります

表面結露

 冬季に窓ガラス表面などに生じる結露

内部結露

 壁の内部に侵入した水蒸気が水滴になることによって生じる結露。

 天井や壁で起こりやすい。




生活環境が原因となるケース

 ・ 洗濯物を室内で乾燥させる

 ・ 厨房、浴室から生じる水蒸気

 ・ 在室者が多い(呼吸

 ・ カーテンを設けることにより空気の流通が悪くなり

   結露しやすくなる場合がある

 ・ 開放型ストーブ(燃焼用空気を室内から取り入れ、

   燃焼したガスを室内に排気する方式)の使用

 ・ 加湿器による過度な加湿




建物が原因となるケース

 ・ 老朽化により雨水が建物内に侵入している(雨漏り
 



  まずは生活環境を見直すのも対策になりそうです。

 次回は結露対策に使えそうな製品例と環境工学の観点から

 考えていきます。