【お題コント】鍋奉行

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いつもの開演前のごあいさつです。

お時間のある方はお読みください。

 


 

以前の「エクスカリバー」のコントでの感想より。

 

お題、鍋奉行で期待しております!!

 

というわけで、今回のお題は「鍋奉行」です。

 

今回のお題はHanAさんからいただきました。

 

HanAさん、ありがとうございます。

 


 

メンバー1
「鍋つゆ準備よし!」

メンバー2
「ガスコンロ準備よし!」

メンバー3
「箸準備よし!」

メンバー4
「取り皿準備よし!」

会長
「具の準備はいいか?」

メンバーたち
「はい!」

会長
「全員?」

メンバーたち
「はい!」

新人
「あの、先輩。」

会長
「ん、どうした。新人。」

新人
「何ですか?この物々しい感じ。

 これから、何をするんですか?」

会長
「そうか。お前は新人だから、今日の活動の主旨を知らないんだったな。」

新人
「はい。」

会長
「今から、我々『鍋研究会』は年に一度の特別行事として、『闇鍋奉行』を呼び出す。」

新人
「『闇鍋奉行』・・・ですか?

 何ですか、それ。」

会長
「鍋研究会の守り神だ。

 毎年1月に呼び出し、その年1年の鍋研究会の安全を見守ってくださるんだ。」

新人
「へぇ。鍋研究会って神様に見守られているんですね。」

会長
「そうだ。」

新人
「その神様を呼び出す儀式をこれから行うと・・・。」

会長
「そうだ。」

新人
「なるほど。」

会長
「よし。準備ができたところで、まずは、昨年の闇鍋奉行を解放するぞ。」

新人
「昨年の闇鍋奉行の解放?」

会長
「(部屋の入り口に向かって)おーい。おーい。」

おじさん
「(入り口付近に立っていたが、声に気づく)あ、はーい。」

新人
「あ、このおじさんが闇鍋奉行だったんですか。」

おじさん
「そだよー。」

新人
「あ、すみません。

 いつも入り口で何も言わずに立ってるんで、『誰だろう』とは思ってたんですけど、

 誰も触れないんで、僕にしか見えていないのかと思ってました。」

会長
「それでは、闇鍋奉行さま。一年お疲れさまでした。」

おじさん
「うん。おつかれー。」

会長
「それでは解放いたします。ありがとうございました。」

おじさん
「はーい。じゃーねー。(手を振って、外に走っていく)」

会長
「行っちゃったな・・・。」

新人
「軽い感じの神様なんですね。」

会長
「今年はもっと神様らしい神様を呼びたいな。」

メンバー1
「会長、鍋の準備できました。」

会長
「よーし、闇鍋奉行を呼び出すぞ。」

新人
「あの、先輩!

 具体的に何をすればいいんですか?」

会長
「普通に闇鍋を作るだけだ。」

新人
「そうなんですか・・・。」

会長
「その時の具材の組み合わせで、どんな神様がくるか決まる。」

新人
「そうなんだ・・・。

 ちなみに昨年は何を入れて、あんな神様が来たんですか?」

会長
「なんだっけ。ピーマンだっけ。」

メンバー1
「はい。ピーマンを大量に。」

新人
「なるほど。

 ピーマンを大量に入れたら、あの神様が・・・。

 なんとなく、わかるような気がします。」

会長
「よし、明かりを消せ!」


(部屋の明かりが消える)


会長
「コンロに火をつけろ。」

メンバー2
「つけました。」

会長
「よし、みんな思い思いの具を入れていけ。」

新人
「なるほど。入れていくと・・・。」

会長
「よし。いいだろう。

 これより鍋奉行を召喚する!」

メンバーたち
「お願いします!」

会長
「エロイムエッサイム・・・。

 エロイムエッサイム・・・。」

新人
「黒魔術ですか・・・?

 『闇』鍋奉行だからですか・・・?」

会長
「出でよ!闇鍋奉行!!」

太鼓の音
「ドドン!!」

新人
「何?」


「闇鍋奉行・上山左衛門尉(さえもんのじょう)様のおなーりー!!」

太鼓の音
「ドンドンドンドンドン・・・ドドン!!」

闇鍋奉行
「一同の者、表を上げぃ。」

新人
「え?

 みなさん、頭を下げていたんですか?」

会長
「下げてたよ。」

新人
「あ、下げてなかった。」

闇鍋奉行
「お前下げろよぉ。

 お奉行さまがお白洲に現れるんだからさぁ!」

新人
「すみません。」

闇鍋奉行
「やり直し!」

新人
「やり直し?」


(コンロの火が消える)


メンバー2
「会長!コンロの火が消えました。」

会長
「仕方ない。

 一旦、電気をつけろ。」


(部屋の明かりがつく)


新人
「す・・・すみません。」

会長
「新人、お奉行さまがお白洲にやってくるんだから、頭は下げて。

 わかったな。」

新人
「すみません。

 今、『鍋研究会』って何だろうって、自問自答してました。」

会長
「よし、明かりを消せ。」


(部屋の明かりが消える)


会長
「コンロに火をつけろ。」

メンバー2
「つけました。」

会長
「よし。いいだろう。

 これより鍋奉行を召喚する!」

メンバーたち
「お願いします!」

会長
「エロイムエッサイム・・・。

 エロイムエッサイム・・・。」

新人
「母さん、僕は今、鍋研究会にいます・・・。」

太鼓の音
「ドドン!!」

新人
「あ、頭下げないと。」


「闇鍋奉行・上山左衛門尉様のおなーりー!!」

太鼓の音
「ドンドンドンドンドン・・・ドドン!!」

闇鍋奉行
「一同の者、表を上げぃ。」


(暗闇の中、頭を上げる)


闇鍋奉行
「この桜吹雪の入れ墨が目に入らねぇかぁ!!」

メンバーたち
「ははぁーーー!!」

新人
「・・・え、あの、すみません。

 暗くて何も見えないんですけど。」

闇鍋奉行
「え、お前、今、ひれ伏してる?」

新人
「ひれ伏してないです。」

闇鍋奉行
「お前ひれ伏せよぉ。

 お奉行さまの一番の見せ場なんだからさぁ!」

新人
「すみません・・・」

闇鍋奉行
「やり直し!」

新人
「またですか?」


(コンロの火が消える)


メンバー2
「会長!コンロの火が消えました。」

会長
「一旦、電気をつけろ。」


(部屋の明かりがつく)


新人
「あの・・・すみません。」

会長
「新人、お奉行さまが桜吹雪の入れ墨を見せたら、ひれ伏して。

 わかったな。」

新人
「いや、でも、部屋が真っ暗だったんで。

 ・・・懐中電灯当ててもいいですか?」

会長
「お前、時代劇で、お奉行さまが懐中電灯当てられてるところ、見たことあるか?」

新人
「ないですね。

 まず、懐中電灯の概念がないですもんね。」

会長
「この桜吹雪の入れ墨が目に入らぬか、って言ったらひれ伏していいから。」

新人
「わかりました・・・けど、登場直後にいきなり入れ墨見せてくるんですね。」

会長
「今年は早かったな。

 お奉行さまによって変わるから。」

新人
「一番の見せ場って言ってましたけど、真っ暗で誰にも見えないって・・・」

太鼓の音
「ドドン!!」

会長
「あ、お奉行さま来る!!

 電気消して電気消して!!」

新人
「もう召喚の儀式とか関係ないんですね。」


(部屋の明かりが消える)



「闇鍋奉行・上山左衛門尉様のおなーりー!!」

太鼓の音
「ドンドンドンドンドン・・・ドドン!!」

闇鍋奉行
「一同の者、表を上げぃ。」


(暗闇の中、頭を上げる)


闇鍋奉行
「この桜吹雪の入れ墨が目に入らねぇかぁ!!」

メンバーたち
「ははぁーーー!!」

闇鍋奉行
「背中にも入れ墨あるぞぉ!!」

メンバーたち
「ははぁーーー!!」

闇鍋奉行
「ニューヨークへ行きたいかぁ!!」

メンバーたち
「ははぁーーー!!」

会長
「よし!今だ!!」

物音
「ドタドタドタッ!!」

闇鍋奉行
「おいっ!!何だ!何をする!!モゴッ・・・!!」

新人
「え?!何?どうしたの?どうしたの?!」

メンバー1
「・・・会長、闇鍋奉行を捕まえました!」

会長
「よし!明かりをつけろ!」


(部屋の明かりがつく)


闇鍋奉行
(網に絡まった状態で気を失っている)

新人
「闇鍋奉行?!

 え?どうしたんですか?どうなっちゃったんですか?」

会長
「大丈夫。

 私の合図でメンバー二人が闇鍋奉行を網で絡め、

 別のメンバーが背後から薬品の匂いを嗅がせて眠らせただけだ。」

新人
「守り神なんですよね?

 神様なんですよね?

 神様を薬品で眠らせるって行為、何なんですか?

 さっき、あれだけひれ伏していたのに。」

会長
「(闇鍋奉行の手を取り)はい、みなさん。今年の神様でーす!」

メンバーたち
「イェーーイ!!」

会長
「これで今年の鍋研究会も事故なく過ごせると思います。」

メンバーたち
「イェーーイ!!」


新人
「絶対、バチが当たると思うな・・・。」

 

 

 

 

 

 

【コント・セルフ・ライナーノーツ】

「鍋奉行」というお題から、

「鍋研究会が闇鍋奉行の噂を聞き、呼び出そうとする」という設定を考え、

最終的に毎年恒例の儀式という形になりました。

 

最後、「鍋」という言葉に絡めたオチが用意できればよかったんですけど、

ちょっと思いつきませんでした。

 

【上演メモ】

人数:5人以上

会長

新人

闇鍋奉行

おじさん

メンバーたち

 

所要時間:5分~6分
難易度:★★☆☆☆
備考:物語の半分は真っ暗闇で進行する形になります。

終盤に明かりをつけたら、突然、網でぐるぐる巻きにされた闇鍋奉行が現れていると、びっくりするでしょうね。

 

【過去コントを5本チョイスしました。こちらもどうぞ。】

【コント】オオカミ少年
【コント】金の斧、銀の斧#2
【コント】羊が一匹
【コント】ルパンと銭形
【コント】不動産屋

 

 

 

 

 

【お題募集中】

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(内容によっては、ご期待に沿えないこともございます。ご了承ください。)

 

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