中国超ローカル旅行! 田舎の暮らし | 名取第1団 マーチ事務局のブログ

中国超ローカル旅行! 田舎の暮らし

Y隊長による中国の超ローカルな旅の最終回・・・・とにかく、よくまあ~突撃して行きますね・・・本当に、中国のイメージをガラリと変えてくれる隊長です!

【Y隊長のレポート】

さて前回の続きです。
驚きと期待をもって待つこと30分、お父さんがほんとに船で登場です(写真1枚目)


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いやほんとに船で生活してるんですね。いまでもこんな生活があるんですね。挨拶をして船に乗り込もうとした瞬間、ちょっと待ての声が。見回りをしていた警察でした。今日は小舟を出すなという発令が出ているので乗ってはいけないというのです。一生懸命説得してくれましたかなわず。やはり政府はほんとに強いです。



おとうさんは久しぶりに会った娘なのに、残念そうに諦めて引き返しました。我々も万事休すかと諦め気分でとぼとぼ歩きます。すると先に歩いていた彼女がこの車に乗れというのです。ワンボックスの軽自動車。先に歩いていたので、悲しくて泣いているのかと思いきや、すぐに気分を入れ替え白タクの交渉をしていたのだというのです。たいしたものです。



で、この車で家に向かうというのです。でもこれがおもしろかった。ほんと旅は何があるか分からないので面白い。例の山々の間にできた小さな山道を走りました。いやいや水墨画の山々を見る人がいても、山の中に行く人は中国人でもめったにいないでしょう。写真2のようにもちろん舗装なんかしてません。

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そして切り立った山ですから、途中何か所も大きな岩がころがっていたりして。でもそんなのは気にしません。ガタガタに揺られ走ること一時間。ついに実家に到着です。写真3が実家の風景です。


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昔ながらの煉瓦作りの質素な家で、周りは畑。そして確かにすぐわきに川と水墨画の山々が!毎日この絶景を見ながら作物を作り、船で市場に運んで売ってくるという生活なんでしょう。決して裕福とは言えないですが、幸せそうで、そしてみな暖かくて良い人たちでした。ご飯を食べていけというので一緒に食べることに。写真4がこの家のリビングで、そこで低いテーブルを囲んでお母さんの作ったなべを食べました。

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中に鶏肉がいっぱい!だしが出ていてすごくおいしい。それもそのはず。さっき飼っている鳥をしめて入れたそうです。鳥インフルエンザなんてしったこっちゃありません。美味しいものは美味しいのです。もちろん飲んでいるのは52度の白酒です。いやいや私もこの酒にすっかり慣れてしまいました。すっかり時間も過ぎ、帰る時間となりました。するとお母さんが大きな箱を持ってきて写真5のようにひもしばっています。

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娘のために取れた野菜や果物をいっぱい詰めて広州にもって帰れとのこと。どこも子供を思う親はかわりません。ほほえましい瞬間です。で、帰りはお父さんが船で逆方向に少し下ってそこから車に乗るのがいいと。船にのって大丈夫かと聞くと、ここまでは警察は来ないから平気だと。ついに小舟に乗船です。しかしこれがすばらしい!水面ぎりぎりからみる風景は最高です!
写真6は船の最先端に立って撮ったものです。ほんとにすばらしい景色でしょ。

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さて無事岸に着き、車で街中まで移動。帰りのバスに乗り込みます。時間は夜の8時過ぎ。夜行バスで広州に戻ります。で、これが今回の最後の楽しみ。以前から乗ってみたかった夜行寝台バスなんです。(写真7)

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通路が2つあって、2段ベットが3列並んでいます。通路はせまいですが、ちゃんと寝台列車のような感じで完全に横になって寝れました。これは快適。で、激安です。ただしこのバスは事故が多いというので、実は生産中止になったそうです。バスが原因ではなく、深夜運転のドライバーの居眠り運転が原因だそうですが。そういった意味でも今回これに乗れたのはラッキーでした。
もちろん無事朝早く広州に到着し、帰路に着きました。