2005年03月23日(水) posted by at-the-movies

グリーンマイル

Theme: 映画レビュー


原題:The Green Mile
1999年(米) 上映:3h08
監督:フランク・ダラボン
脚本:フランク・ダラボン/スティーブン・キング(原作)
出演:トム・ハンクス/デビッド・モース/ボニー・ハント/マイケル・クラーク・ダンカン/ジェームズ・クロムウェル/マイケル・ジェッター/グレアム・グリーン/ダグ・ハッチソン/サム・ロックウェル/バリー・ペッパー/ゲイリー・シニーズ/他 

大恐慌時代の1935年。ポール・エッジコムはジョージア州のコールド・マウンテン刑務所で看守主任を務めていた。受け持ちは、死刑囚舎房のEブロック。グリーンマイルを通って電気椅子に向う受刑者達を、できるだけ心安らかに死なせてやることがEブロックの看守の仕事だ。しかし、州知事の義理の甥にあたる新人のパーシーは、受刑者いじめに喜びを感じる卑劣な性格の持ち主だった。そしてある日このマイルに、双子の少女を殺した罪で、ポールの元へ送られて来たジョン・コーフィ。いかつい外見とは裏腹に子供のように純粋な心を持つ彼は、持てる不思議な力でポールの病を治し、死の影が宿るグリーンマイルを奇跡の光で満たしていく。まるで神様の贈り物のようなこの男が、本当に罪を犯したのか?

個人的なNo.1作品『ショーシャンクの空に』('94)のS・キング原作&F・ダラボン監督のコンビであれば、自然と期待は膨らみます。主演が『フィラデルフィア』('93)、『フォレスト・ガンプ/一期一会』('94)で二度のアカデミー賞に輝いているT・ハンクスとなれば尚更です。果たして結果はというと・・・『ショーシャンク~』ほどではありませんでしたが、傑作の一つと言えると思います。上映時間が3時間とかなり長いにも係わらず、内容は盛り沢山で退屈しないので全然苦痛ではないです。T・ハンクスは安定した良さを見せますが、脇を固める出演陣も皆個性的で魅力ありました。

ただ、どうしても『ショーシャンク~』と比べてしまう訳ですが、ドラマ部分に不満が残りました。やはり物語の中心に非現実的な「奇跡」を使用したため、多少の違和感が感動を妨げていた気がします。一番の不満はラストの展開です。物語が主人公の回顧話であることを忘れさせてくれる素晴らしい話で終わろうというのに、いきなり現在に戻り暗い説明で終わるというのは頂けませんでした。『ショーシャンク~』も似たような展開でしたが、未来への希望という形のラストでした。本作は救いがないとまではいかなくても、悲しいのが残念でした。

とは言え、色々と書きましたが、あくまで『ショーシャンク~』と比較した場合の話ですので、本作がかなりお薦めであることには変わりありません。

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