2013-06-21 13:18:51

■日本の建設技術

テーマ:ブログ

日本の建設技術は今も進化を続けています。そんな中、2011年3月31日に営業を終了した

東京・紀尾井町の「グランドプリンスホテル赤坂(旧赤坂プリンスホテル)」のビル解体工法が

大きな話題として取り上げられました。


「グランドプリンスホテル赤坂(旧赤坂プリンスホテル)」は、故・丹下健三氏の設計で1983年

3月7日にオープンしました。建物の老朽化に伴い解体が決定、東京都内100メートル以上の

建築物としては3例目となります。


近年、日本には700棟以上の超高層建物(100m以上)が建設されています。これらの建物は

建設時における先端技術を結集し、長期使用を考慮して建設されていますが、昨今の技術

革新、要求性能の進化も著しく、今後は機能・性能の陳腐化などを理由に建替えられる可能性

があります。


従来の解体工法は、クローラークレーンなどの揚重機および圧砕重機を用いて、建物の外周に

仮設足場および防音パネルを設置するだけで、建物の上部が解放された状態で行われるのが

一般的です。

しかし、建物が100m以上の場合、上空の風は通常でも地上の数倍にもなります。仮設足場や

防音パネルなどの養生材の設置や撤去が高所危険作業となるほか、建物が高層になるほど

仮設費用も高くなります。

また、解体工事時に上部が解放されていると、作業不能日の増加や粉塵の広範囲への飛散

及び解体部材の飛来落下の危険性、騒音・振動の発生などが懸念されます。


大成建設の「テコレップシステム」は特許出願中の解体工法で、最上部から徐々に解体して

いくという特殊な工法です。

100メートル以上の建物、空き地のない敷地、近隣の制約条件が厳しい建物に非常に有効で、

環境にも優しいとしています。
既存屋根を有効利用し閉鎖された空間の中で、新築工事を巻戻し再生するように、内部の躯体・

仕上げや設備機器を分解していきます。1フロア分解するごとに昇降装置が、システム全体を

自動降下させていきます。分解したパーツは、クレーンで保護・荷下ろしし再利用を図ります。


また、本システムは、従来の解体工法における部材の飛散・落下、粉塵の飛散、騒音・振動と

いった問題を大幅に改善します。屋根は、仮設資材の軽減を図るため、既存屋根躯体をその

まま活用します。また、既存屋根躯体の下部にスライド式天井クレーンを配置し、荷降ろしの

際に材料の自由落下エネルギーを利用した「荷下ろし発電」を行い、クレーンの動力のみならず、

照明、散水、仮設機械の動力等に利用し、徹底的なエネルギー削減を図っています。


まだまだ進化を続ける日本の建設技術から、当分目が離せません。



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