2009-11-19 22:38:32
クリスマス・キャロル
テーマ:日記ロバートゼメキス監督の久しぶりの作品、しかも3DCG映画です。
映画の感想書くの久しぶり。やっぱりもう少しちょいちょい書いて行きたいな。
クリスマス・キャロルはクリスマスストーリーの定番とも言うべき話ですが、恥ずかしながら今まで読んだことがありません。
今回が初めて見るクリスマス・キャロルになりました。
十九世紀ロンドンのクリスマス・イヴ。
ハゲタカのように痩せて眼光鋭い一人の老人が雪の通りを歩いていました。彼はたった今長年仕事を共にした男を葬儀屋に渡してきた所でした。
無駄な金は1シリングだって惜しかったので、葬儀屋に渡すチップと同じ額を死者から奪い取って良しとしました。
それが死者の副葬品だったことなどどうでもいい。
彼こそがスクルージ。誰もが忌み嫌うどけちで酷薄な両替屋です。
街を行く人たちはみなどこか身なりも薄汚れて、決して裕福でない人々が大方でしたが、一年に一度の特別な日を祝おうと通りにはクリスマス・キャロルが響き、交わされる笑顔や挨拶は暖かなものでした。
しかしスクルージはさも醜いものだと言わんばかりに募金集めの聖歌隊を睨みつけ、通りではしゃぐ子どもたちを鼻先で笑います。
彼の冷たい視線から誰もが怯えて遠ざかるので、いつの間にかスクルージの周りには誰もいなくなっていました。
まるでクリスマスそのものが彼だけには訪れないかのように。
スクルージはむしろそのほうがいいと思っていました。世の中からクリスマスなんて絶えてしまえばいいものを。
そう思っていたのです。
恵まれない貧しい者たちへの寄付を募りに、太った紳士がスクルージの店を訪れました。
スクルージは不機嫌この上ない声でこう言いました。
『この国のそういった施設は皆無くなったのかね。ある?ならばそれでいいだろう。貧しい者が死のうが私に何の関係がある』
太った紳士は彼のあまりに冷たい言いように深く驚き、言葉を詰まらせました。
『貧乏人など、いっそみんな死んでしまえばいい!そうすれば少しは世界がすっきりするというものだ!』
冷酷なスクルージ…一体どうなるんでしょうか!
冒頭はこんな感じです。わざと物語風にしてみました(笑)
この後、スクルージのもとへ死んだ友人が亡霊となって現れて、悪く生きた者はそのまま死後も苦しみ続けることを見せつけます。
スクルージは自分以上の苦しみを死後に味わうだろうということも。
逃れるにはこれから現れる三人のクリスマスの聖霊に会わなくてはいけない。
さて、そこから先はぜひご覧になってください。
匂いまで伝わりそうな3Dの映像に終始開いた口がふさがりませんでした。
落ちてくる雪のひとひらがつまめそうなほど。全編通じてあまりに美しい映像美でした!
お話の方は、古典の力というものをガツンとストレートパンチで食らった感じです。
何十年もたくさんの人に読まれ、愛されてきた作品の説得力とでも言うべきか…。
『一人っきりになるんじゃねぇぞっ!!』
『悪く生きたらこうなるぞっ!!』
…という、全力のメッセージです。子どもはトラウマになりますよアレ(笑)
いい意味で(笑)
むしろたくさんの子どもたちがこれを見てトラウマになって欲しい。
現実は優しくない。だからこそ優しく生きなきゃいけないよ。
イギリスやアメリカがなぜあんなにクリスマスを盛り上げるかが、少しわかる気がしました。
是非、いろんなひとに見てもらいたい。
メリークリスマス!







