ドラクエ9 四コマネタ再び
テーマ:ネタさり気に槍が獣の槍。
うしとら大好きです(笑)
ちなみに↓とは主人公が別の人なんですよ・・・。
チャバネじゃないんだよ!
ピンクバネなんだよ!
この後確実主人公はサンディにボコられます(笑)
しかし、せんれきでタッチできないあの素早さはなんなんでしょう?
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受験生を全力で応援するぞ!
さり気に槍が獣の槍。
うしとら大好きです(笑)
ちなみに↓とは主人公が別の人なんですよ・・・。
チャバネじゃないんだよ!
ピンクバネなんだよ!
この後確実主人公はサンディにボコられます(笑)
しかし、せんれきでタッチできないあの素早さはなんなんでしょう?
「あまりに人間そっくりに歌うから、今に人間の歌手がいなくなるんじゃないかと言った奴もいたみたいだけど、今になってもそんなことにはなっていない」
「そうですね、だって人間は歌わずにはいられない生き物ですから」
まったくその通りだ。
だが、僕は例外だ。僕は今に至るまで音楽の成績はずっと底辺で、授業に音楽がなくなってからは歌というものをいっさい歌ったことがない。
「・・・・・・僕は彼らに見せてやりたかったのかもしれない。例えウイルスに侵されて人間に危害を加えようとも、人間に作られた君たちが将来人間に反旗を翻そうとも、・・・・・・どんな可能性があったとしても、僕はその先が見たかったんだ。見せたかったんだ」
人と、人に作られた者が同じ場所で同じように暮らす風景を。
そう伝えると、ミクはしばらく沈黙してしまった。
人間なら考え込んでいるという感じなのだろう。
やがて、彼女はこういった。
「マスターに作ってもらえてよかったです。他の誰でもなくて、あなたでよかった」
そんな簡略な言葉に、言葉以上のもっと深いものを感じてしまうのは人間の不便なところだ。
「そんないいものじゃないよ。この部屋を見てくれれば・・・・・・そうか、見えないんだった」
ミクには周囲を認識するための目となるものも未だ無い。本当に心だけなのだ。
「ここは養父が持っているボロボロに汚い廃ビルの一室だよ。もとは普通に綺麗だったろうけど、養父の会社が倒産したからもうここには誰もいない。このビルには勝手に忍び込んだ」
「・・・・・・え?」
ミクは困惑しているようだった。僕はかまわずつづける。
「この前養父が、床に手をついて頼んできたんだ。一緒に借金を返すのを手伝ってくれって。・・・・・・断れるわけがないじゃないか」
会社が潰れ、莫大な借金を負ったといわれ、泣きそうな顔で頭を下げられた。
僕はしばらく考えさせてくれと言って家を飛び出し、ミクを完成させることに没頭することで答えを出すことから今まで逃げていた。
あまりにも未来が真っ暗で何も見えなかった。
僕はひび割れたように笑う。
「・・・・・・僕のこれから先十何年かはそれに追われることになる」
優しい人たちだ。養父も養母も悪い人ではない。彼らの本当の子供達と比べて分け隔て無かったとは正直言えないが、とても見捨てることはできない。
変わり者で不器用な僕だけど、幸いこんな才能には恵まれた。
「恨んでくれていい。歌を歌うのが本業の君に、音楽を作ってやれる才能も無く・・・・・・せめて歌わせてあげることもできないまま、完成させたら僕は君を売るだろう」
ミクに恨みという感情を理解できるかどうかもわからなかったが、罪悪感に押されるまま、僕はうつむいてそう画面に打ち込んだ。
ずっと先で今よりもっと複雑な感情が分かるようになったとき、彼女は思い出したように僕を恨むのかもしれない。
「わかりません」
やはり、ミクはその単調な答えを返してきた。
こんな言葉はまだ彼女には早すぎるのは当たり前だ。これはただの我がままだ。ミクに分からないのをいいことに、いいたかったことを言っているだけにすぎない。自嘲が心の隅に浮かびかけたとき、
「マスターはずっと歌ってくれていました」
・・・・・・なんだって?
モニターに反射して写った僕の顔は最高に間が抜けていた。口をあけてバカみたいにぽかんとしている。
「僕は一度も歌ったことは・・・・・・」
「いいえ」
ミクの語調はわずかに笑っていた。
「私はずっと聴いていました。マスターがキーボードを叩くリズムを。組み立てられるプログラムの音階を。電子の低いうなりも、高いざわめきも。そのメロディが試行錯誤しながら、ずっと繰り返し繰り返し螺旋階段を上るように完成に近づくのを」
・・・・・・そうか。ミクにとってはこれも音楽だったのか。
そういえばキーを叩く音に雨だれの音を思ったのはついさっきではなかったか。
「目が覚めたとき、完成したその音楽は私の中にありました。今この瞬間も。私はそれに合わせて歌うんです。これから先ずっと、いつまでも」
「歌なんて歌いたくないと思っていたのに……」
歌えないと思っていたのに。
僕はあまりのことに、キーボードで文字を打つのも忘れて声に出して呟きながら、どっと椅子の背もたれに寄りかかった。
音楽は呪いだと思っていた。
この世に音楽というものがあるのは、大気のある星に生まれて声をコミュニケーションの手段として持ってしまった人類としてのけして解けない呪縛だと。
どうあっても逃れられない苦しみなのだと。
音楽を聴くぶんにはいい。自分が歌ったり演奏したりするのだけは論外だと思っていた。
なのに、と思って僕は苦笑した。本当に人は歌わずにはいられないものだった。
こんな僕でさえ、ミクから見れば歌っていた。
歌が音声だけのものと思いこんでいた僕の浅はかさだった。
その音楽に呪われた人間が作り上げたものもまた、同じ呪いにかけられている。
気が付けば僕の口元は笑っていた。なんという発見だろう。
昔からプログラムを組むのは大好きだった。
子供の頃自分だけの言葉を作って遊んだことがある人はあるていどいるだろう。僕もそんな子供だった。その延長のようにプログラムで遊び、数学を好きになって理系に進み、今やこんなところまで来た。
プログラムを旋律と感じ、キーボードを叩く音にリズムを見出すなら・・・・・・。
なんだ、僕は音楽が好きだったのか。
人類は音楽という呪いに掛けられている。僕も例外ではなく。
それはなんて幸せな呪いだろう。
やっと衝撃が抜けてきて、僕はキーボードに指を戻した。
「信じられないけど、君はこれから先どこへ行っても僕の代わりに歌ってくれるわけか」
嬉々として返事が返ってくる。
「マスターがくれたこの心が、かけらでも残っている限りずっとです」
こともなげにミクは言う。
彼女と違って、人間には永遠なんて約束できない。
だから僕はこう答えるに止まった。
「僕が君を売ってしまった後に・・・・・・またいつかどこかで会えるといいな」
ミクはそれに対しては何も答えなかった。答えが見つからなかったのかもしれない。
薄汚れた窓の外はいつの間にか明るく晴れていた。ちょうど昼頃なのか、太陽は高く外の街路樹からガラスごしに満腹そうな鳩のくうくういう鳴き声が聞こえた。
「まあ・・・・・・死に物狂いで働けば、数年でなんとかなるか」
僕は笑った。
こんなものを作れたのだから、そうさ、希望はある。頭の後ろで手を組んで、椅子にもたれたまま外を眺めた。
「まだ、マスターの名前を聞いていません」
突然ミクがそんなことを言った。
今さらどうでもいいことだが、僕は再びパソコンに向き直る。
「音無響(おとなし ひびき)。どうして僕が音楽を嫌いだったか分かるだろ?」
一拍の間があって、室内にミクの笑い声が響いた。
それから、彼女はこんな風に答えた。
「わかりません」
おわり
初音ミクちゃんで一度ちゃんと小説を書いてみたかったのでした。
なんかねー
どわーーーっと書いてしまいました