攻強皇國四コマ
テーマ:ネタという企画。
答えになっているかどうかは…。
あんまり気にしないで欲しい(*^_^*)
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あけおめ?遅いわぁあ…
01月09日
受験生を全力で応援するぞ!
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「生きてる!? 声・・・出せる!?」
暖かい雨が降っている。
もう梅雨なのだ。土の湿った香りが大気に満ちている。
この匂いに新芽の爽やかな香りが混じるようになったら、じきに生命力が輝く夏。
「・・・・」
こんにちワンは、ぱかりと目を開けた。
雨じゃなかった。
ぱたぱたと顔を打つのは、芽生の涙だ。
「・・・こんにちは」
視界が広くなってきた。芽生はぺたんと地面に座り込んで、こんにちワンのぐったりした体を膝の上に抱き上げている。
その周りを正太郎、シア、さよなライオン、ありがとウサギがぐるっと囲んでいた。
みんな心配そうに眉がハの字だ。
「こ・・こんにちは」
芽生がうろたえて答えた。
あいさつの魔法の使えない芽生だから、ただのあいさつだ。
こんにちワンはにっこりと笑った。
(いちばんふつうの挨拶が、ボクはいちばん好き)
「挨拶って・・・・うれしいね」
「バカっ!!」
芽生の平手が降り降ろされ、それは勢いを失ってそっとこんにちワンの頭を撫でる。
「信じてくれて、ありがと」
あとは頼むと言ったことについてだ。
でも。ボウキャクとの拮抗に心折れかけて自滅を考えていたこんにちワンを始めに救ってくれたのこそ、芽生。そして、正太郎なのだ。
「信じさせてくれて、ありがとう」
と言ったら、挨拶の魔法の使い手は照れくさそうに笑った。シアはさよなライオンと顔を合わせ、何事かに気づいたように小さく何事かささやきあう。
「校庭、直さなきゃなあ・・・」
振り返って周囲を見渡したありがとウサギがそう言って苦笑した。
だってビルでも建設するかのような大穴が開いているのだ。
「それ言うなら校舎もだよ」
正太郎が立ち上がる。
亀裂が深く入り、本格的に崩壊寸前の校舎の窓から、その時わっとにぎやかな声が沸き上がった。
口ぐちにありがとう、助かった、かっこいい、ロボット?
なんなの?
わいわいわいわい。
生徒たちだ。
つい数分前までボウキャクの攻撃に晒されていたというのに。
「すごいなあ・・・」
こんにちワンはぽかんとしてそうつぶやいた。
感心すると同時に、それがどんなに壊れやすくて傷つきやすいものかを再認識した。
「ボクにも、護らせてね」
見上げた芽生は片手で涙を拭って皮肉っぽく笑ってみせた。
「校舎と校庭がなおったら、ね」
こんにちワンは笑ってうなずいた。
そういえば、覚えている。
結界をぬけて暖かい雨のように降り注いでいたものは、あいさつの魔法のかけらだけではなかった。
何百人もの子供たちの、なんでもない日常の声。
それを護るためだったら、それこそボクはいくらでもなんでもできそうな気がする。
「正太郎もこんにちワンも無茶しすぎる。二人が同時に無茶なことを始めたらどうしたら・・・」
ありがとウサギがそんなことをつぶやいているのを聞いて、正太郎がニヤっと笑ってこんにちワンを見た。
「ありがとウサギは心配性」
「ワン」
異議なし。
―――こんにちは!挨拶ってうれしいね――
END
次回!第六話 おはよウナギ!はじまりの魔法 に、続く????
どん引きの長さにお付き合い下さいまして、ありがとうございましたっ!!
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