2012年05月19日

「当事者」って響きがイヤ!

テーマ:■あすぺさんの気持ち

あすぺさん189


こんにちは。しーたです♪

でこぼこ生活研究所の支援者コラム「「支援」って何だ?」の第1回記事UPしました♪私自身もずっと疑問に感じていたことが書かれていました。
すごくいい記事なので、ぜひ読んでみてください。

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今日は、私が、ずーっと、ずーっと、違和感を感じていた「当事者」という表現についてです。

ここを読んでおられる方にはおなじみの表現ですよね。
発達障害の本人のことを、「発達障害の当事者」と表現します。

で、いつも「発達障害の当事者です。」って答えるたびに、すごく違和感を感じていました。

だってね、普段の生活の中で「当事者」って表現を使うときって、あんまりうれしくない場面が多いじゃないですか。

事故・事件の当事者とか、問題やもめ事の当事者とか、法律関係の当事者とか…
もちろん、法律に関しては、よいこともあるでしょうけれど、法律のお世話になることって、たいてい何か良くないことが元になってることが多いし…。

なーんか、「当事者」って言葉を口にするたびに、マイナスイメージが頭の中に刻み付けられそうで、いやだったんです。

しかも、「当事者」っていう字面も、めっちゃ固い感じで、棒がいっぱいとげとげでてて、触ったらチクチクしそうな感じがしません?

実は、字の形に妙にこだわるとことがあって、私が「あすぺさん」とひらがなを使っているのも、カタカナの「アスペ」って角がツンツンしていて、見ただけで冷たそうなイメージでいやだったからなんですよね。(「あすぺさん」という命名にはいろいろな私の思いがこめられています。ぜひ読んでみてください。過去記事「私が『あすぺさん』という名前に込めた想い」)

ずーっと、「いやだなー」って思いながらも、他に言い方もないので「当事者」って言葉を使ってきたのですが、「ないなら、創ればいいやん!」と思い立ちました(笑)

ということで、いろいろと考えてみました。

発達障害の人は、よく「異文化」とか「宇宙人」とか表現されることがあります。
それって、定型発達の文化圏の人から見た表現ですよね。

アメリカ人を見て「外国人」って呼べるのは、日本にいるからそう呼ぶわけで、アメリカの国内では「外国人」じゃないわけです。単純にアメリカ文化のネイティブなのですよ。

ふむ。そう考えると、発達障害の人だって、発達障害の側から見たら、異文化民族でも宇宙人でもないわけです。

てことは…
発達障害の人は、発達障害文化圏の「ネイティブ」じゃーん!!

ということで、今後、私は「ネイティブ」という表現を意識して使うことにします!!

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さて。もうちょっと書きたいことがあります。

表現を変えただけで問題を回避したつもりになる、というのは私自身は嫌いです。

たとえば、「障害」を「障がい」とか「障碍」とか表現しているもの。

でもね。発音すれば、「しょうがい」なんですよ。
それを聞いた人の頭には、「障害」のイメージが浮かぶわけですよ。

なーんの根本的解決にもなってない。

もちろん「障害」という言葉の意味自体を、すっくりと変えてしまうのなら、この方法にも意味はあるでしょう。

そもそも「障害」というマイナスイメージの単語を使って表現をしていること自体がダメなわけで、「害」という字がイヤとか、そんなレベルのことではないんですから。

ところが、もう目先のごまかししか考えないお役所様は、「害」がいやなら、ひらがなに、イメージのよい「碍」にって?

そこじゃないんですよ!!

そんなことを、当事者は求めてないんですよっ!!!!

ち・が・う・のっ!!!

言葉に付きまとう「イメージ」が悪いんですから。
そのイメージがいやなんですよっ!!(←ちょっと興奮気味)

だいたい、障害物競走の「障害」って、邪魔になるものってイメージでしょ?
「私ら障害者は、社会の邪魔者ですか?」って事が気になるわけです。

字を変えたところで、その単語を「意味を変えずに使い続ける」なら、なーんの問題解決にもなってないし、当事者に対する「配慮」とはまったくいえない代物なのです。

私が漫画の主人公に”あすぺさん”という名前をあえて使っているのは、「アスペ」の単語の意味やイメージを変える!という社会へのチャレンジなのです。(参照:過去記事「私が『あすぺさん』という名前に込めた想い」)

それと「障がい」「障碍」の表現だけ変えて「配慮しています」と満足している人々の対応は、まったく似て非なるものなのです。


そもそも、障害者と呼ばれる人は、社会を生きていくうえで、たくさんの「障害」に直面するから支援が必要なわけです。

つまり、障害者自身が「障害」なのではなく、社会生活の中でたくさんの「障害」に直面する人なのです。

むしろ、「障害」は、社会のほうにあるのです。
「障害」を作り出しているのは、社会のほうなのです。

そんな根本的問題にふたをしたまま、「障がい」「障碍」と書かれても、私自身はまったく納得もできないし、そこに本当の意味での「配慮」を感じることはできないです。

(あくまでも、これは私の捕らえ方であり、個々の当事者によってとり方はそれぞれだと思います。)

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と、まぁ、ちょっと話が「当事者」からそれましたが…
いろいろな思いをずーっと抱えながらすごしてきて、「当事者」って単語もイヤだなぁ、と。

言葉って、大事なんですよね。
使う単語ひとつで、イメージが染み付いちゃうんですから。

というわけで、「当事者」はやめて「ネイティブ」ってのを使っていこうと思います!
気に入ってくださった方は、どんどん「ネイティブ」を使って、社会に広めていきましょう♪


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