飛鳥ゾ~ン

本屋でバイトしてるけど平気で立ち読みするゾ~ン


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遂に遂に!読みましたー!

京極夏彦『姑獲鳥の夏』

文庫版 姑獲鳥の夏
とある医院の、妊娠二十ヶ月の娘と赤子失踪事件のお話です。
『京極堂シリーズ』第一段です!

京極先生は最初から美文名文の使い手だったんだなぁ、と読み始めて直ぐに思いました。最初から凄いのに更に進化し続けてるなんて…羨ましい事山のごとし!
真相はちょっと反則のラインに足を突っ込んでしまったようなものでしたが、伏線がきちんと張ってあったのですんなり受け入れてしまいました。…ていうか、かなり明確に予想がつきました。それでもツマラナイと感じる事は無かったです。先生の力を垣間見たかも!
クライマックスが綺麗だと思いました。雨の中だし、真っ暗だしで見た目は全然良くなかった筈ですが、何だか本当に漠然と綺麗だな、と思ったのです。
世界の終わりっていうのは美しいんですね。

一番驚いたのは榎木津さんの言動が…かなり普通だった事。初登場の際の服装は恐らくシリーズ1奇抜すぎる格好でした。下着に赤襦袢って…!

今作の裏MVP→神社でだらけてる中禅寺さん。貴方本っ当に三十代ですか?

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大好きな映画の1つです。

『オーシャンズ11』

オーシャンズ11 特別版
刑期を終えた窃盗犯、ダニ−・オーシャンが、昔の仲間であるラスティーと一緒に仲間を集めて、ラスベガスの三大カジノの売り上げ金1億5000万$が入った金庫を盗むお話です。

11人のグループで、爆破のプロや凄腕のスリや配線のプロが強力して、監視カメラの目をかわし、12時間ごとに変わる暗証番号に対応し、張りめぐらされた感知センサーを潜り抜ける!格好良い!!
観ながら、「ルパン一味みたいだなぁ…」と思いました。人殺しはしない連中なのです。義賊かと言うと、そうでもないけれど。(盗んだお金は11人で山分けします)

とにかくキャストが豪華な事で有名になった映画のようです。
その豪華なキャストの中で、私が夢中にさせられた人物は。
ブラッド・ピット。
何あの人。格好良すぎじゃないか?カジノの中を颯爽と歩く姿にもうメロメロです。
最後まで「ラスティー!ラースーティー!」と叫んでいたのはきっと私だけじゃないと思います。きっと、一目惚れしてしまう人が沢山居ます。
美人な恋人とかが居るんだろうなぁ、と思っていましたが…離婚したみたいですね…。

ストーリー的には、結構分かりやすい展開だったと思います。分かりやすいけど、だからと言って直ぐ飽きてしまうようにはなっていなくて、そこに監督さんの才能を感じました。面白かったよ…!
ただ盗むだけでなく、ちょっと恋愛とか復讐とか親父の背中といったスパイス的なものが入っているのが効いたのかもしれません。もう少しドタバタしていても楽しかったかな、とも思います。でも、満足。

『オーシャンズ12』もDVDになっていますよね。こっちも観てみたいなぁ。
ところで、「13を撮るとしたら舞台は日本が良い」と監督さんが仰っているらしいのですが、コレって本当なのでしょうか。一時のテンションに身を任せた発言でないと嬉しいです。


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京極堂シリーズの第3段です。

京極夏彦 『狂骨の夢』

文庫版 狂骨の夢
前作『魍魎の匣』に比べると若干薄くなっています。それでも他の作家さんの本に比べれば相当な分厚さだし、中身は相変わらずぎっしり詰まっています!

今回は(も?)謎だらけでした。
金色に光る髑髏が現れて大騒ぎの『金色髑髏事件』を中心に、生き返る死者やら前世の記憶やら集団自殺といった謎が登場して、目が回りました。
でも、そうして目を回す内に、なんとなく真相が見えてきます。あんまり見たくない真相でした。

同じ男を4度殺して、首を切ってしまった女の人、
骨まみれの中抱き合う男女の夢に悩まされる男の人、
悩める牧師さん。
『骨』に苦しめられる人々が中禅寺さんの『憑き物落とし』で解放されます。
読み終えて、安堵の息が漏れました。多分私の憑き物も落とされたのでしょう。ありがとう秋彦さん。

私的な今作1の名台詞は、

『心の暗闇だか何だか知らないが、心に光度や照度があるか。明るい暗いで善し悪しが決まるのは電灯くらいだ』

破天荒探偵、榎木津さんの台詞です。何故か、ホッとしました。救われた思いです。格好つけている訳でもないのにこんな格好良い台詞を言えるなんて…やっぱり榎さんは神なんだなぁ。

事件が陰惨なのに、今作にどことなく明るいイメージがあるのは、『狂骨』という妖怪のせいでしょう。骨の妖怪は唄ったり踊ったり、結構陽気なものが多いそうなので(by中禅寺さん)。でも私のイメージとしては枯葉色です。不思議と悲しくはないけれど、ぱさぱさ乾いている事件だと思います。


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『doa』というアーティストが、しばらく前から私の元気の源になっています。気に入らない曲が無い程好きなので、友達に問答無用でアルバムを貸し付け回っています。そして全員が即ハマってくれました!
基本はロックバンドですが、ちゃんとバラードもこなす凄い3人組です。

open_dは2月に出たアルバム。だけど未だに飽きずに聴いています。
このアルバムは、音はもちろん、歌詞も練られていて、どれもこれも素敵な曲に仕上がっています。
その名曲群の中で、特に私が好きなのは『白の呪文』と『Siren』です。

『Siren』はB'zの稲葉浩志さんが作詞を担当していらっしゃいます。彼がデモテープを聴いて惚れ込んだ結果、なのだそうです。メロディーも歌詞も、だから本当に格好良いです。鳥肌が立つ程です。因にブルースハープ(ハーモニカ)も稲葉さんが演奏されています。今にも泣き出しそうな心で叫んでいるような曲。

『白の呪文』はアニメ『最遊記RELOAD GUNLOCK』のエンディング曲でした。実は私のdoaとの出会いはこの曲、というかこのアニメです…。3人のハモりに感動させられました。歌詞は簡単に言ってしまえば、全てを綺麗に忘れる呪文があったらいい、でもそんなのは無い、だから今から何か始めなけりゃという内容。『ワスレロワスレロ ゼンブワスレロ』というサビ部分に、自分に言い聞かせているような印象を受けました。だけど哀しい歌ではなくて、『始まりは今から』と、背中を押してもらえる曲です。高校の受験勉強の時に聴いて、随分と励まされました。ありがとうdoa!

こんなに好きなのに、まだまだ知名度が低いのでTVには全然出てきません…。む、無念…。
でもでも!8月17日にリリースされるニューシングル君だけに気づいてほしいがテレビ東京系「JAPAN COUNTDOWN」の8月のエンディングテーマになるので、今曲がブームの引き金となるかもしれません。楽しみだなぁ~!



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家にあったので読んでしまいました。

京極夏彦『百器徒然袋(ひゃっきつれづれぶくろ) 雨』

百器徒然袋—雨
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京極 夏彦
講談社 (1999/11)
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京極堂シリーズの番外編です。
自称神の探偵、榎木津礼二郎が輪姦魔に神の制裁を与え、亀を探し、ヤマアラシを探します。
番外編だけに大変なテンションです。
榎さんと中禅寺さん(謎の古本屋)が悪ノリして事件を鮮やかに解決する中編3篇。
何処が鮮やかだったのか挙げてみます。
 ・何事も難航することなく解決する辺り
 ・榎さんが暴れ回っている情景描写&言動
 ・中禅寺さんの弁論術と迫力と演技力
 ・うっかり榎さんの下僕にされてしまった『僕』のツッコミ
こう書くと、コレは物凄くギャグ色の強いミステリなのではないかと思うかも知れません。多分その通りです。
私はコレをギャグ小説だと信じて疑いません。しばらくの間腹筋が痙攣する程笑いましたから。

本作の中心人物榎さんは、心に残る名言も珍言も沢山叫んでいらっしゃいます。……素直に惚れました。大好きだ!
一番好きな台詞はネタがバレるので、一番笑った台詞を抜粋します。
『お腹ぺこぺこのぺこちゃんだ!』

でも、一番感動したのは中禅寺さんが爆笑するシーン。普段は『まるでアジアが全部沈没してしまったかのような』仏頂面の彼が腹を抱えて涙を浮かべる程笑うなんて、きっとこれが最初で最後でしょう。ヤクザ相手に凄む彼の迫力も格好良いです。
それと関口さん(売れない小説家)の不幸っぷりも別の意味で格好良かったです。『世界中の不幸を一身に背負ってしまった男』とまで言われちゃって…。強く生きてね、タツさん…!

ちゃんとミステリ的部分もあるのに、番外編だから羽目も外してしまってて、そのノリや空気が、暗さのどん底を歩くシリーズ本編から私を救い上げてくれたように思います。
単品で読んでも純粋に笑えると思ったから、友達に貸し付けてみようとまで考えましたが、やっぱり本編を知っている方が楽しめるだろうなぁ。中禅寺さんの豹変ぶりが今作の笑いの要素の1つだし。
悪ノリするあの三十路二人組は最強にして最恐、そして最興のコンビなのだと知らされる一冊でした。


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京極夏彦さんが原作の『姑獲鳥の夏』が映画化しています。
予備知識としてそれを読もうと思ったのですが、何処を探してもなかったのでこちらを読みました。
そして早くも心の一冊となってしまいました。

京極夏彦『魍魎の匣』

魍魎の匣—文庫版
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京極 夏彦
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『姑獲鳥の夏』に続く、京極堂シリーズ第2段です。
バラバラ殺人事件と、ある少女の死にまつわるお話で、『極上のミステリ』と銘打たれた分厚い(講談社ノベルス版で683ページありました)小説。よく文庫化できたなぁ…。
でも、ぐいぐい引き込まれてしまうので、短く感じました。
日本推理作家協会賞第49回長編部門賞受賞作なのだそうです。

作中に『匣の中の娘』という小説が出てくるのですが、これが物凄く恐くて、でも、哀しい。
ある男の持っている匣の中に、女の子が入っていて、主人公がそれに魅入ってしまうという内容。この小説が、一連の事件と深く深く『みっしり』と関わっています。
主人公の心理描写を読んでいると痛々しくなって涙が出てきました。

バラバラ殺人がメインのお話なので、迂闊にリアルに想像したら手足が痛くなる気がしました。
別の意味で痛々しい…。

『魍魎の匣』には『みっしり』という言葉がよく出てきます。
隙間なく詰まっている、というような意味の副詞です。この副詞が、よく似合う作品でした。
暗さも哀しさも謎もみっしり。字はびっしり。

笑えるポイントもちゃんとありました。
大の男(いかつい顔の木場刑事)が女優のブロマイドを警察手帳に挟んでいる事とか、
作中の重要な位置を占める『御筥様』という教主に対抗して『御亀様』が急造(対人恐怖症で失語症の売れない小説家、関口さんが御本尊に…)されてしまったりとか。
抱腹絶倒、とまではいきませんが軽く腹筋が痛くなる位の可笑しさでした。

ストーリーも大好きなのですが、私は登場人物に強く惹かれました。
自称『神』の天衣無縫の探偵、榎木津さんやら無駄に知識の多い妖怪大好き古本屋、中禅寺さんやら、謎だらけの人が沢山出てくるのです。
実在しないかなぁ…!
実在するとしたら、戦後直ぐの時点で三十代の人達なので、彼らは現在80代という事になります。
…それは微妙だなぁ…。

ところで、中禅寺さんの古本屋の屋号は『京極堂』です。彼の名前は秋彦さん。この本の作者は京極夏彦さん。ここにどんな意図があるのか気になって仕方がありません。まるで無かったりして…。



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