2006-07-17 15:47:51

「初心者向けの配列」の有無について考える

テーマ:ブログ
配列作りなどという浮世離れしたものに足かけ二世紀嵌ったが故のプライベートな状況は相も
変わらず厳しいのですが、ここにそれを書いても仕方がないので、今回は飛鳥スレでカミング
アウトして下さった飛鳥人、「たぬきてうし」さんの以下の文章(リンクhttp://pc7.2ch.net/test/read.cgi/pc/1111550971/526-)をネタにして書いてみます。


小梅の存在を知っていかに飛鳥が優れているかがわかった。
派生が出れば出るほどRay氏がやった事がどれだけすごいか認知されるんだろうね。
(1)
小梅の場合、濁音は必ずシフトでわかり易いけど、どうせやるなら「あ」行は右親指シフト
で「か」行は左親指シフトなりと徹底的に「初心者向け」に分けていった方がとっ付き易いと
思うんだがどうだろうか。   (今回はこの一言↑に千倍返ししてます。。(^^;;)

・・と、スレが無いのでここにカキコしますた。(使用者殆ど無し?)

俺は324(やまぶき)から飛鳥の存在を知った新参者だけど(でもスレは1打鍵目から全
部目を通したけど)その時はべへぺの位置が気に入らなくてどうしても使う気にならなか
ったが、最終版になって使ってみたらスラスラ打てる用になったよ(^^)
(2)
使用してみて驚いた事は「Q」[W]「P」「@」の所が全て濁音で打つようになってると言う事。
まあそれは古いバージョンでも一緒だけどね。
かな入力で打ってると、どうしても打ちたくない文字、打つのが苦痛の文字が存在するの
は皆知ってると思うけど文字自体にも「力」があって他の文字より打つ(書く)のが苦痛に
ならない文字なんかもあると思う。それが特に出るのが濁音で始まる言葉だから、一番
指の運動に苦痛を感じる所にあえてそういう文字をもっていったんじゃないかなと思いま
すた。
(3)
この飛鳥(333)の配列は美しいと言わんばかりに自分の意思を持って使用者の
周りをぐるりと飛び回る極楽鳥のような感じでつね。
この日本語入力最高の作品飛鳥配列を一人でも多くの人に存在を知ってもらいたく、要
約した短文でつがキーを叩いた次第でございまつ。_(_^_)_


(3)のように力の入った推薦文を新しい飛鳥人であるたぬきしうてさんに頂いて嬉しいのですが、
 ここのネタにする以上、やはり私の厳しい揚げ足取りの目からは逃れられないんですね。。(^^;;

で、(1)は後で解説するとして、まず(2)の「初心者向けの配列」について考えてみます。

私は、所謂「初心者向けの配列」などは存在しないしすべきでないと考えています。

サイトメソッドでカナや英字を探しやすいと言う意味では、50音配列やABC並び配列
がかつて初心者用に存在しましたが、幸いそれらが普及を見ることはありませんでした。

それは勿論、「打ち易いことと配列習得段階で文字が目で探しやすい」ということは両立しないからです。

そして困ったことに入力法とは、初心者の段階で覚えたものを、出来れば一生使い続けて行きたいものなのです。

「文字の場所が探しやすい(覚えやすいということではなく)」という甘い誘惑で
手に入るのは、配列界で常識化している「一生取り外せない補助輪付き自転車」と
いう、幼児向けのものでしかないのです。それで一生我慢することになるのです。

もちろん、それ以降もっと効率的な入力法に乗り換えることは可能ですが、それでは
二度手間になってしまい、またその学習をするのは一部の努力家に限られるでしょう。

つまり、ある初心者用配列を一旦指が覚えたり、刻印を目で確認しながら打つやり方が
身に付いたら最後、本来は入力上級者になっている十年後もその人は打ち難い入力法を
強いられて、素早いタイピングが出来ないのです。
これは、その配列が商売ではなく善意に基づいたフリーのものであっても罪作りなことに変わりありません。

ですから私は飛鳥作りの最初から、50音などの探しやすいための規則性は無視したのです。
というか、元々英文タイプから入った私は、JISカナを覚えるときも50音的規則性など
まさかあるとは気付かずに、バラバラに指に覚えさせたので、配列とは元々そういうものだと
思いこんでいたのです。

配列を論じるようになってから発見したJISカナの多くに見られる50音的規則性も、
ニコラの清音濁音ワンセットという規則も、また出現率の高くない濁音を持たないカナ
の多くが同手シフトであるという規則も、それが打ち難い配列になっている原因の多くを
占めていることは、既に腐るほど論じてきたので今回は省きます。

また、ニコラやトロンの濁音清音ワンセットにしても、覚える文字の位置は96が76になる
程度の誤差の範囲で、それで大幅に打ち難くなっていれば、取るべき手段ではありません。

これが漢直のように数千の漢字コードを覚え、カナでさえ全てそれに対応する2打を
覚えるとなると、記憶する量はとても誤差の範囲とは言えませんが。。。

とにかく、A初心者用ピアノが存在しないというのと同様、初心者向けの
入力法など百害合って0.01利くらいしかないのです。

まあ、Aは電子技術の発達で初心者があまり長期の練習をせずにとりあえず演奏を楽しめるもの
が出ているという事実はありますが、まともにその道を目指す人には相手にされないでしょう。
そんなもので練習したら、結局本物が難しく感じて仕方ないから、幼児でさえ最初から「本物」
のピアノで練習するのです。
テニスのようなスポーツでも初心者用のコートやルールはなく、用具も質こそ違え本質的には
初心者もプロも似たような形態のものを使います。

と、上で私は他の多くの分野でと同様、「初心者用配列」など存在しないし、
またすべきではないと論じました。

しかし、本当に「初心者用配列」はこの世にないのでしょうか??

実は、存在するのです。飛鳥に限らず、ニコラ・JISカナでもローマ字でも漢直でも
共通にそれらを習得しようとする以前に本来身につけていなければならない配列があります。

それは皆さんおなじみ、古き良き?QWERTY配列です。

ローマ字は当然ですが、カナ系の入力法でも指が英字のキー位置を覚えていなければ、
特に文字数の多いカナ入力のタッチタイプの習得は困難を極めます。

今日読んだみのりさんの漢直(奏コード)でも「した。」は
SJ(し)DK(た)F(。)と打つと記述されています。
つまり、「した。」=SJDKFなのです。
(飛鳥では「した。」=S;.で、.のみクロスシフト)

勿論、実用レベルで使うときは英字の意識などなく、指が勝手にSJKDFと打ち切る
のですが、学習段階でキー名はQWERTY配列の英字で記述しまた覚えるしかないので、最も
英字と縁遠いように思われる漢直でさえ、英字のタッチタイプが前提となっているのです。

それをしないで急に日本語入力に入ると、覚えるのにエラく時間が掛かったり、ニコラ
やJISカナでよくいるように、十年それで打っていても、サイトメソッドから抜けられ
ないという、情けないことになりがちです。

つまり、基本の基本である英字のタッチタイプの習得という何(十?)時間かを
ケチったり、またその意義を知らされなくて、「タイプは刻印を見て探して打つ」
ものと、子供の時に思いこんだサイトメソッドからなかなか抜けられなくなるのです。

yfiさんもそうだったようですし、本家のニコラの掲示板にも専用機時代からのユーザー
と見られる人が最近「私はブラインドタイプは出来ないが。。」というようなことを書いて
いて、JISカナの習得の最初からキーボードでカナ探しをしなかった私は驚いてしまいました。
B(カナを探すのは目の前に貼った配列表で「『た』はQか」とか探して覚えました)

英文タイプを経ないで、急に日本語入力に入ることの危うさを再確認したところです。

でも日本語を打つのに、何故カナ配列の作者の私が英字のタッチタイプにこだわるのでしょう。
それはBのようにカナの位置を既に覚えている英字と対応して、キーボードでの刻印探しをする
という悪い習慣を付けないで済むからです。

また、英字の位置を指が覚えていなければ「『た』は左小指上段だ」と覚えるしかなく、
ややこしくて仕方ありません。
あと、「Qキー」という代わりに「たキー」と言っても他人には通じません。

これが、文字数がJISカナより多い親指シフトでは、英字のキーを足場として
各カナや記号の位置を覚えることが更に重要になります。
特に、刻印のあるキーボードがない飛鳥ではそれは必須です。英字のキー名を使わずに
Yキーなどを「右人差し指で打つ上段の遠い方」とか言うのは面倒で溜まりません。
また、覚えるのにも不便です。

まあ、英文と言わず英字のタッチタイプは「中高で最低6年はやった英語くらいいざと
なったら打てる、というか、少なくとも『写せる』くらいにはしろ!」と教師じみた
ことはさておくとします。
しかし、URLを打ったりTBSやらJR、DVDやCPUを打つときどうせ必要
なんだから覚えても損はないどころか、日本語入力に限っても現代語を打つときには
英字をスラッと打てないと話になりません。

というわけで、飛鳥に限らずまだ英字のタッチタイプが怪しい人は
急に日本語入力の練習をする前に「自分は少なくとも英字3段の
文字と記号32個を瞬間的に打てるだろうか?」自問してみて下さい。

急に飛鳥の96個のカナや記号の位置を指に覚えさせるのは大変ですから、
まずそれが乗っている32のキーの英字や記号を指に覚え込ませるのです。
それが出来たら、32キーの英字を足がかりにして、「ヒはX裏」とか
指に覚えさせます。

どっちにしろ、32個の英字や記号の位置を指に覚えさせられない人は
(飛鳥では)96個のカナや記号の位置は覚えられないのです。

英字のタッチタイプが怪しかったら、中高時代の英語の教科書でも押入から
引っ張り出して、英文タイプのお勉強をすることを是非お勧めします。

英字のタッチタイプこそ、殆どの日本語入力のタッチタイプの基礎なのですから。

英字のタッチタイプについては、以前にタイプライタの付属の練習本をタイプしたものが
ここか飛鳥スレのどっかにあるので、暇な人は探して読んで下さい。(無責任。。(^^;;)

誤解を避けるために言っておきますが、飛鳥でも他の入力法同様日本語を打っているとき
今打っている英字名など意識しません。しかし、キー位置を覚える段階では「足場」として
英字の位置を指が覚えていることが必要ということです。

足場はビルが完成したらなくなるのと同様、習得後は打っている英字は意識されません。、
しかし、足場なしでビルを建てるのが不可能なのと同じで指が英字キーを瞬間的に打てる
という足場がないと、多くの入力法はタッチタイプの習得が難しいということです。

ということで、この文章は英字の位置などとっくに頭には言っているたぬきしうてさんへの
ものではないのですが、「初心者用の配列の有無」を論じる際に必要になったもので
書いてみました。

あらら、(2)の部分の解説を書く時間がなくなった。。
やはり、100倍返しの癖は何とかしないと。。。(^^;;

ということで、残りは後ほど。。
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