2006-02-20 13:56:47

飛鳥21世紀-326 公開

テーマ:ブログ

久しぶりの更新です。 
以前、「え:表→P表、ほP表→:表」の入れ替えをしましたが、 
その理由は過去記事http://ameblo.jp/asuka-layout/entry-10007719081.html 
を参照下さい。 
 
 
さて、今回は出現率2%近い「が」を含む大きな入れ替えです。 
つまり、「がM逆→E裏、どE裏→M逆」となります。 
 
これは、「がく・がっ・がん・がる・がを」などの右人差し指連打の出現率が 
高いため、「学校・大学・従って・頑張る・曲がる」など右の連打とはいえ 
かなり打ち難いのが、この入れ替えをすると交互打鍵になり快適に打てます。 
 
また、今度はMJなどを含む右人差し指連打が「どく・どっ・どる・どを」 
と、M逆が「が」だったときと比べるとかなり出現率の低いものになります。 
 
「が」については、出現率の高い漢語パートの「がい・がく・がつ・がん」 
が交互打鍵になって打ち易くなります。 
「ど」についても頻出する「どう」が交互打鍵になり、M逆が「が」だった 
ときと比較して、余り出てこない「どん・どく」が今度は右連打になります。 
 
また、いくら右手が器用とは言え、「ですが、ますが、」などの 
右手の忙しい右四連打は、「が」を左に置くことで交互打鍵が一つ 
含まれ、大分スムーズな打鍵感が得られます。 
 
シフトは同じ左シフトなので、「ど・が」を含む左シフトの連続は 
維持されます。この入れ替えで交互打鍵率は0.7%ほど向上します。 
 
左右で言うと左の「ど」と右の「が」の入れ替えですから、 
1.89%-0.98%=0.9%×2=1.8%と、左右の分担率の差が 
結構縮まります。「飛鳥はあまりにも右手の分担が多い」 
という声にも応えることになります。 
 
しかし。。。 
 
この単純な入れ替えだと、Eの表に1.49%の「じ」があって 
裏の方に1.89%の「が」が来るので、打ってみると強い中指 
のことでもあり、余り気にならないのですが、可能なら表より 
裏の使用率が高い状態は解決したくなります。 
 
そこで、これも長くD裏にあった「あ」とE裏に来た「が」を入れ替えます。 
 
-------------------------------------------------------------------- 
 
        飛鳥21世紀-326 
 
      
(カタカナは以前と位置の変わったたカナ。  
  _はズレをなくすためのものです。)  
 
________________アンシフト____________  
 
A_S_D_F_G____H_J_K_L_;_:_] ←列  
「_ー_じ_ひo%____-_・_と_は_エ_」_¥  
き_し_う_て_び____ゆ_ん_い_か_た_ホ_BS  
ブ_み_に_ぎ_ゼ____ゃ_っ_ょ_ゅ_め_,  
 
(右端の「¥,」は10キーと合わせて¥3,500等が打ちやすいためです)  
 
________________左シフト____________  
 
A_S_D_F_G___H_J_K_L_;_:_] ←列  
ご_け_ア_ぁ_ぅ___ぇ_ぃ_よ_ふ_!_)_右端の_は本物  
だ_チ_ガ_り_ぉ___ず_る_す_ま_で_げ_ESC  
ば_ひ_せ_ね_ヴ___や_ド_、_。_?_/  
 
________________右シフト____________  
 
A__S__D_F__G___H_J_K_L_;_:_] ←列  
(__べ__へ_へo_&___ぢ_~_そ_こ_ぞ_ざ_無  
わ__お__な_ら__づ___ヌ_く_の_れ_さ_ろ_BS  
ふo_はo_ぐ_ぼ__*___む_を_つ_も_ほo_無  
 
尚、数字・英字記号と小指シフトの英字の全角半角はIME側で設定します。 
 
-------------------------------------------------------------------- 
 
つまり「がE裏→D裏、あD裏→E裏」の入れ替えです。 
これだと、出現率的にもE表の「じ」1.49%に対して裏が 
「あ」の1.39%となって、数値的な矛盾が解消されます。 
 
(ただ、既存のユーザーでもう「あ」の位置を変えたくない方は 
E裏に「が」を置いても大した違いはないのでいいと思います。) 
 
勿論、D表の「う」は6.26%の出現率を誇りますから、その裏の 
「が」が1.89%であることには何ら数値的な問題はありません。 
 
また、頻出する「ですが・ますが・がい・がん・がく・かが・私が」 
などが「ホームキーのみの交互打鍵で打てる」ようになるので、飛鳥 
全体の打鍵が更にスムースに、エレガントになります。 
 
1.89%の「が」が下段からホームキーに来て、1.39%の「あ」 
と入れ替わるのですから、ホームキー使用率は0.5%増加し、 
それだけ指のバタツキ感が減少します。 
 
右人差し指を大きく曲げるMの使用も、M逆が1.89%の「が」 
から0.98%の「ど」に変わることによって、0.9%減少します。 
 
また、清音とその濁音の関係では、右ホームキー;表と 
左側のホームキーD裏の関係である「ただ」の規則が今度 
は、L表D裏と「かが」でも適用され、規則性が増します。 
「ただ」同様「かが」も連続しやすい清音とその濁音なので 
この交互打鍵は以前の右連打より改良になっています。 
 
ただこう変更すると、左中指飛躍が「がせ・がに」と、殆ど使わない 
ものから「あに・あせ」と言葉が出来ます。しかし、言葉が大量に出来る 
漢語パートとは異なりいずれも和語なので、「兄・似合う・汗・焦る 
背油!」くらいしか出来ず、家族の話など特定の分野の文章でなければ 
出現率は大したことがなく、上で述べたメリットの方が優先されます。 
 
E裏V裏の「あね」も「あに」同様飛躍になりますが、これは 
異指飛躍のシフトの連続であり、またEVの運指は飛躍感の 
少ないものですから、「あに」より問題は少なくなります。 
 
 
さて、こんな入れ替えくらいは、長年カナ並べをしているのなら 
気がつきそうなものですが、やはり「自分の中の保守抵抗勢力」 
が、発想の転換を邪魔していたようです。 
大体「が」など足かけ二世紀一度も左に置いたことはないんですから。 
 
つまり、「助詞の『が』は右」という法則と、「ですが、ますが、」の右連打が 
面白いので*「がん・がっ・がく・がる」の人差し指連打は我慢するしかないと 
長年思いこんでいたんです。 
(*この同指連打は,逆の「、」とM逆だった「が」を入れ替えれば解消できる 
のですが、JISカナ・英文との句読点の一致は重要なのでできないのです。) 
 
でも、大量に打っているうちに「です。ます。」の三連打までは「器用な右手」なの 
でいいのですが、段々「ですが、ますが、」の右四連打は左シフトの連続であっても 
右手だけで打つのが面倒になってきたのです。 
 
(同じ左シフトの右四連打の「ですよ。ますよ。」に関しては、使用す 
 る機会が「ですが、ますが、」より極端に少ないので、シフトの連続 
 で打てるだけマシというスタンスが取れ、変更の対象になりません) 
 
それに加えて「がっ・がく・がん」の同指連打については、慣れても 
打ち難く、やはり解決すべきという思いが強まって来ました。 
つまり気づくまで数年掛かってしまったというわけです。 
 
去年の「『どう』の左中指連打は打ち難い」という意見も気になっていたので、 
ダメ元で念のため入れ替えてみたら、「これはいい」ということが実感できた 
ので、今回の更新になりました。 
 
やはり、ウダウダ理屈で考えているより、実際に入れ替えてみて 
「指に訊く」しか、打鍵感の良い配列の作り方はないようです。 
 
で、「とど」はI表M逆の飛躍となりますが、IMの飛躍は指の長さ 
とキー位置の関係で、全ての飛躍の中で最も飛躍感のないものです。 
(簡単に「同時に」IMに指を置けます) 
 
また、M逆D表の「どう」の左手のシフトキーから中指への切り 
替えは、重心を左親指から左中指に移す感じで快適なんです。 
 
これは前世紀から気づいていて、右シフトキーから右キーの重心移動では 
「わん・おん・なん・ない・らん・らい・へん・へい・ぐん・べん」など沢山 
あるのですが、**左手では「う」と組み合わされる「オ段」の殆どが右シフト 
だったので、重心移動を使いたくても使う必要がなかったのが、今度の更新で、 
「どう」にこの重心移動が使えるようになりました。 
 
勿論、右の表や裏からD表の「とう・こう・そう・ろう・ぞう」などは 
アンシフトの交互打鍵に近いので、重心移動よりも更に楽なんですが、 
「けど、」のシフトの連続の打ちやすさと「ど」を右に置く場所の 
無さから「ど」の左シフトは動かせません。 
 
また、(特に)強い右手の裏はシフトのタイミングをはかる必要のある 
逆より単独では打ち易いので、「ど」だけ右の逆になるのは、もう右の 
裏に良い場所がないのと同時に上のような「言い訳」が成り立つからです。 
 
**確かに、右逆から左手のシフトの親指から左手の表の文字打鍵の 
指への重心移動は、今まで「どう」のような出現率0.2%もある 
華々しいものはありませんでした。 
 
それでも、この重心移動は「ふう・ふに・ふじ・ふみ・よう・よき・よし・よて 
よぶ・よみ・まき・まし・まて・まじ・まぶ・まに・まぎ・まー・げき・げー・ 
げて・すき・すし・すう・すじ・すみ」などで使われています。 
一個一個は大したことのない出現率の連接文字列ですが、数が集まると 
結構な出現率になるようです。 
 
アンシフトの交互打鍵のような最高の運指で打てる数は限られています 
ですから、こういうシフトが違ってもある程度打ち易くなるものが多い 
ことも、飛鳥が打ち易い理由になっているはずです。 
 
ただ、「あ」が上段に来ることについては今までDの裏で打っていた 
人には抵抗があるかも知れません。 
 
これには解決策があって 
 
______________左シフト____________  
 
A_S_D_F_G___H_J_K_L_;_:_] ←列  
ご_け_ダ_ぁ_ぅ___ぇ_ぃ_よ_ふ_!_)_ 
ア_ち_ガ_り_ぉ___ず_る_す_ま_で_げ_ESC  
 
と「だあ」の入れ替えをすると、よりホームキーの 
使用率が高まり、指のバタツキ感がより少なくなります。 
「あき」が小指の連打になりますが、「あなた・穴・ 
アナウンサー」の「あな」の中指の連打が解消されます。 
 
しかし、これには問題があるんです。 
 
それは、弱い左小指でどうしても表や逆より打鍵力を要するA裏 
に、0.72%の「だ」に代わって0.139%の「あ」が来ることです。 
 
たった、0.7%程度の違いですが、私は以前これをやって毎日数時間、 
一月以上打っていたら、テキメン左小指が痛くなってしまいました。 
 
私は指が強い方ではないとはいえ、普通の女性くらいの強度は 
あるはずなので、連日数時間の打鍵をした場合、「人によって 
は指が痛くなる配列」を飛鳥の標準とするわけにはかないのです。 
 
(ちなみにニコラのA裏は1.58%の「を」です。) 
 
ただ、左小指の強度に自信のある方は試してみるといいかも知れません。 
また、いくら打ち易くなっても一日に何百行も打つことが結果的にならな 
かった人にも向いています。 
 
つまり、、打ち易い入力法を使い出すと言いたいことが気楽に書けるため 
どんどん文章が長くなりがちです。ですから現在書く文章が長くないからと 
いって、飛鳥を覚えたら文章が無限に長くならないという保証はありません。 
まあ、そうなって左小指が痛くなったら、それから標準に変えるのもいい 
でしょう。「だあ」の2字の入れ替えだけですから簡単です。
 
しかし、この弱い左小指に出現率最高のAを持ってきているローマ字や 
これも、A表に6.26%の「う」とA裏に1.58%の「を」、打ち難いQ表 
に2%近い「。」を持ってきているニコラはどう考えても「指を痛める配列」 
なんですがね。。。 まあ、これみたいな長文を打たない人にはいいのですが。。
 
飛鳥の左小指は|きだわぶばふ。「(ご|と数は多いんですが、出現率的に 
言うと、9個合わせてもニコラの「う」たった一字に遠く及ばないのです。 
 
ただ、飛鳥文書では括弧類の使用が異常に多いので、時々左小指 
が辛くなります。でも、そんなのを沢山打ってる私が悪いわけで。。 
 
 
 
さてこの際、D逆に「が」を、M逆に「ど」を置くメリットとディメリット 
を数値的に比較して、この入れ替えの正当性を立証したいと思います。 
 
ただし、「すが/が、」の出現率については、一般の文書で多用される 
「ですが、/ますが、」の「ですます体」が標本の2ちゃんでは少なく、 
また読点(、)も短文が多いこともあって打たない人が多いので 
実際の打鍵の平均より大分小さいはずです。 
 
 ---------------------------------------------------------- 

「」は「が、/すが」のような打ち易いシフトの連続 
()は(うが)D表D裏のような少し打ち難い同指連打  
 
メリット1 :「が」が左に来たために交互打鍵になるもの 
 
んが:0.21% がい:0.20% いが:0.13% 「が、」:0.11% 「すが」:0.09% 
がく:0.08% のが:0.07% たが:0.06% がっ:0.05% 合計1.00% 
 
ディメリット1 :「が」が左に来たために左連打になるもの  
(うが):0.16% (があ):0.10% 「ち→が」:0.08% 
(なが):0.06% (がな):0.06% がし:0.05% 合計0.51% 
 
メリット1-ディメリット1=0.49% 
 
メリット2 :「ど」が右に来たために交互打鍵になるもの 
どう0.20% 「けど」:0.19% 合計0.39% 
 
 
ディメリット2 :「ど」が左に来たために右連打になるもの 
んど0.08% 「ど、」0.08% 合計0.17% 
 
メリット2-ディメリット2=0.22% 
 ---------------------------------------------------------- 
 
つまり今回の入れ替えで少なくとも2ちゃんを書く人の 
全体では交互打鍵率率が0.71%向上することになります。 
 
これは、大したことないようですが、一分打っていると 
1~2回は厭な打鍵が快い打鍵に変わるわけで、殆ど改良の余地 
のなくなっている飛鳥には、結構な改善なので計算してみました。 
 
快い打鍵は、速い打鍵、疲れないで長時間撃ち続けられる 
打鍵につながるのは当然です。

ただ、上のデータは2ちゃんのそれも数千もあるカナや記号の 
連接二文字のそれも上位380組のデータですから、おおまかな 
ものですが、傾向は分かるはずです。 
 
また、ディメリットの方に()で囲われた同指連打が多くなっています。 
これは、左中指や右人差し指には出現率の高いカナが多く乗っている 
ため、同じ指の連打の確立が高くなるためです。 
しかし、これらは私が何百時間の評価打鍵で「我慢の範囲内にある」 
ことを確認しています。 
 
確かに、同指連打は可能なら避けたいのですが、「絶対避け」ようと 
すると、ニコラのAと;に「ん・う」があるように、最も弱い指に最高 
の出現率のカナを割り付けるようなおかしなことになってしまいます。 
 
打ち易い配列とは、交互打鍵や同指連打回避を金科玉条のごとく 
絶対視することからは生まれません。 
 
例えば、上では「うが・があ・うが・なが・がな」の左中指連打の 
合計は0.38%に達します。つまり300回に一回位はこの連打があります。 
 
もし、この同指連打を避けるのなら簡単なことで、A裏に「が」を持って 
くればいいことです。小指の担当の「きわごぶばふ。」と「が」の連接は 
トップ380には一つも入っていませんから、その観点からすれば 
「が」絡みの同じ指の連打のないそっちが遙かに優れています。 
D裏に「だ」がきますが、これと左中指との連打はランキングでは 
ただ一つ「うだ」の0.09%があるだけです。 
 
 
ところが「が」の出現率は1.89%で「だ」の0.72%の二倍以上あります。 
同指シフトは、シフトの速い打鍵を確実にシフトでするためには 
どうしても表逆に比べ「強い打鍵」になってしまいます。 
 
同指シフトはクロスシフトと違ってタイミングを合わせる必要が 
ない分速いのですが、この多用は弱い指には負担が大き過ぎるのです。 
 
これは、一打一カナの親指シフトの弱点なので、同指シフトするカナの 
出現率とキー位置は周到な思考と大量の評価打鍵で指の負担に問題のない 
ことを確認して決定することが重要なのです。 
 
もし、中指連打をなくすための「だが」の入れ替えをしたりするすと、 
テキメン左小指を痛めて打つのが厭になってしまいます。 
これは、打鍵速度がゼロになることですから、300打鍵に1打鍵程度の同指 
連打を我慢すれば済むことの見返りとしては、問題外に大きいものです。 
強い左中指の連打など、たまに打つのであれば意識にも上らないものです。 
 
左中指などもっとこき使っても大丈夫なのに一分に一回あるかないかの 
左中指連打を嫌って配列自体を台無しにしてしまうのです。 
また、「ただ・だろ」の指対象もなくなりますから、覚えやすさも減少 
してしまいます。 

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2006-02-20 13:52:42

コンピュータに配列を作らせることについての再考

テーマ:ブログ

コンピュータによる打ち易い配列作りが可能だと思う人には 
上のにあるややこしい思考が、果たしてコンピュータにでき 
るかどうか、よく考えて欲しいと思います。 
 
「お前の言ってる規則とやらをコンピュータに学習させればいい」 
と思うかも知れませんが、こういう複雑怪奇な「こちらを立てれば 
あちらが立たず」の規則を何とか丸く収める思考法を身につけるの 
には、専業の数年間の試行錯誤の作業を要するのです。 

上の入れ替えの数値的な立証など、「打ち易くなったと感じて」 
念のため計算したら、数値的裏付けが認められたから、説得の 
ために書いただけで、最初に数値的な思考をしたのではありません。 
 
「配列替えしては評価打鍵をしてみる」を何千回と繰り返し、考え 
ることから見えてくる、「総体としての配列の筋の良さ」なのです。 
 
「良さ」の判断は猿知恵の人間が作ったコンピュータよりも、 
神様の作った人間の長時間に渡る泥臭い試行錯誤を通して 
鍛えられた「感覚」に頼るしかありません。 
 
そして、その感覚ができあがるのは実際の配列作成を通 
してですから、感覚の完成と配列の完成は同時なのです。 
 
その感覚をコンピュータプログラムに移植することは、子供 
向けのお話一つ支離滅裂な翻訳しかできない今のコンピュータ 
にはとても期待できません。 
ハリポタでも翻訳ソフトにやらせてみれば分かることです。

また出来たとしても、最高でその規則を考えた人間の作った 
配列を抜くことはできないでしょう。 
 
これでは、何のためにややこしい思いをしてコンピュータに 
配列作りをさせるのか分かりません。 
 
以前にも書きましたが、「長時間の練習や、膨大な試合での成功や失敗」と 
いう泥臭い過程を辿らないでプロになった選手が一人でもいるでしょうか? 
いや、アマチュアで趣味で楽しむレベルの人でもそんな人はいません。 
 
優秀なコンピュータとプログラマと運動生理学者やトレーナーが束に 
なって、練習マニュアルを作ってやらせれば、体力と運動神経に恵ま 
れた若者なら、泥臭い経路をたどらずに、一流選手ができあがる日が 
来ることはあるのでしょうか? 
 
私は百年経ってもそんな日は来ないと思います。 
 
そして、打鍵という「手や指の感覚に基づく運動」は 
スポーツと共通点が多いということを再び強調したい 
と思います。 
 
また、「コンピュータによる打ち易い配列作りが可能」という 
前提でも、それに殆ど意味のないということを論じてみます。 
 
確かに、銀行のオンラインソフトなら、毎日何千万件(何億件?)もの処理 
という「生成物」を作り出すことになるので、もはや人間には無理な作業で、 
コンピュータのプログラムが自動的にやってくれるないと困るのです。
 
一回だけ銀行振り込みのような作業をすれば、もう終わりではないのです。 
ところが、配列はコンピュータが「最高」と判断したものが一個完成したら  
それで終わりです。再確認以外には、もうそのソフトは不要になるのです。 
 
「一つ」でなく毎日何千も新しい配列を生み出すという「作業」を 
コンピュータにされたら誰も 覚えられないので使われることは 
なくなってしまいます。 
 
三菱東京UFJ銀行だったか、今後二年に渡って一万三千人の 
プログラマを動員してオンラインソフトを作り直すそうです。 
これって、延べで五千万時間とかかかって、人件費だけで千億円 
を優に超えるでしょう。それでも、完成したら毎日新たな作業を 
数千万件とかこなすから、膨大な費用をかけてもそれをやる意味 
があるのです。 
 
暇人が手作業で数年間かけて一個完成してそれでお仕舞いという 
配列なら、コンピュータによる配列作りが可能だったにしても、 
やる意味がありません。最高のプログラムを数人で何年もかけて 
作ったとしても、完成品は「一個っきり」で、走らせるのは 
たった一人の一度きりなんですから。 
 
機械翻訳に期待が寄せられるのも、毎日新たに何百万ページとか生産 
される向こうの出版物を日本語で読めるようになると思うからです。 
 
つまり、一つ最高の翻訳ソフトが出来たら、数百万人とかの人が 
毎日それを使い回してそれぞれ異なる英文などを全く新たに翻訳 
して読めるからこそ意味があるわけです。 
配列のように「一つの文書を翻訳したら用済み」と 
いうことが翻訳ソフトにはありません。 
 
訳す文書が本一冊だけとかだったら、優秀な翻訳者が 
一年とかかけてじっくり名訳を完成した方が、良い 
ものができるに決まっています。 
 
つまり、プログラムを走らせる一人が一度っきり、一個の完成品が出来ればいい 
という配列作成プログラムを、翻訳ソフト(音声入力ソフトもこの文脈では同じ) 
やオンラインソフトなどと同列に論じることの無意味さはここにあるのです。 
 
「生成物はたった一種類しかない」という点では、配列作成 
プログラムはπ計算プログラムと似ているかも知れません。 
 
つまり、両者とも最初の一回のみに意味があるのです。 
 
しかし一方で、πの計算は大型コンピュータの計算能力の 
ベンチマークや結果のチェックによる正確性の担保など、 
違う機械で繰り返すとことには実用性があります。。 

あっ、πの計算は新記録が作れるので生成物は「一種類」 
じゃないな。。何十億(何百億?)とかのスパコンの 
宣伝になるから、一回目じゃなくても十分実用的! 
 
それにあっちは、ギネスブックにも乗るし。。 
 
「手作業配列開発で作って試した配列の数と評価打鍵数」  
とかがギネスに載る日は来っこないしなぁ。。。。(^^;;  
 

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