ローマのおばの家で、アルフレスコディナー
おばの家です一番素敵なのは、庭だと思います。
この庭と、プールのお陰で
「私は夏になると大人気ものなのよ!友達がみんな、水着とワインを持って遊びに来るの。」
とキャロル。
そうですね、こんな庭とプールを持ってるお友達がいたら、私も来ちゃうかも。
庭での食事にはぴったりです。
まずは冷えた白ワインと軽くつまむものが用意してありました。
英語だと「ニブル」という、食前のおつまみみたいな感じです。
ちなみに外で食事することを、イギリスではアルフレスコ、と言いますが、日本でも同じでしょうか?
色合わせも、ブルーで統一。
おばのキャロルはマナーもですが、自分なりのルールを持っている人なので、適当に....とは言いながら、かならず譲れない点ははっきりさせています。
以前にお昼、テイクアウェイのピッツァを買って戻ってきて、うちの子達が箱をテーブルに置いたままで開いてお皿に取ろうとしたら、
「テーブルの上に紙だのプラスティックの容器がのるのは耐えられない」
と言う、卵の黄身とツナをペーストにして白身のケースに詰めたお料理。
でも、チーズが美味しくて、何のチーズ?と聞いたのですが、キャロルの返事は何故か
「ベシャメル」と。
いや、それはソースですよね?
何でも彼女のお母さん(夫の祖母)は、結婚してすぐに祖父の赴任でインドにずっと暮らしたこともあって、お料理が、全く出来なかったそうなのです。
キャロルに言わせると、料理人がいないと、キッチンにはお鍋やお皿が高〜く積まれていた、と。
後片付けも出来なかったのでしょうか.....
で、娘はちゃんと料理ができるようにしよう、と、キャロルはフィニッシングスクールに送られ、そこでベシャメルソースの作り方を習ったと。それが言いたかったのね。
「私の一生で一番苦痛だった日々」
とキャロル。
私なら色々教えてもらえて楽しいと思うんだけどなぁ.......。
キャロル:「ダンがお月さまを連れて来たのね」
ダン「うん、半分だけだけどね」
と、何だかほのぼのする会話を聞きながら、イギリスと違って夜も暖かい空気の中でイタリアの半月を眺めました。