過去・現在・未来は、時空間に同時に存在している

2009年05月28日(木) 23時08分29秒 テーマ:科学仮説を読む
過去・現在・未来は、時空間に同時に存在している。

小林香織さんのサックスを聴きながら・・・・・。

アインシュタインが提唱した一般相対性理論(量子理論との軋轢を経て)は、その理論が導く宇宙の姿について、80年にわたって議論され、実験・観測によって検証されてきました。
私たち一般市民は、そのような高度な科学的「知見」を誰からも教わることなく、日々に生活を続けています。
でも、科学の最先端では、過去・現在・未来は同等にこの4次元時空間に存在している。ということが科学者たちの理性によって認知されつつあるのです。

スピリチュアルな見地では、この過去・現在・未来が同時に存在しているという認知は「既知」のものでしたが、いまや科学の分野でも、いやおうが無く、この事実を追認する研究が進んでいます。
知らないのは、大衆だけ・・・・。

アインシュタインが、空間と時間を同質の物理量として理論を組みたてた(ことを知った)とき、早晩に時間(過去・現在・未来)にかかわる私たちの認識・感覚が修正されるであろうことは、私には予感がありました。

宇宙存在のエネルギーが、空間と時間という二つの軸に分割されてこの世に物質として発現していると考えれば、ある物質が、空間的存在と、時間的存在とにベクトルが分割されながら、当然に未来にも存在しうるし、それらの物質が絡み合う事象も、時間軸で未来的に存在しうるわけです。

観測可能な(あくまでも観測とは近似値の算出にすぎませんが・・・)、現在の物理量(宇宙・地球・・・そして自分の姿)は、たとえば人間に意志によって、エネルギーの流れを変化させることができるし、自然な既知の法則によっても変化していくものですが、リアルタイムに未来(既に存在する未来の4次元地図)のどこを通るかを人間の意志によって変えながら、それはたとえば、私たちが空間的にどこかに、意志によって移動するように、私たちは、すでに存在する未来の中から、自分が選択した未来(全可能性を含有する4次元地図における未来)を、意識を通して選択し、経験するということなのです。

うーむ。ここまでの自分の感性による4次元時空間の説明には、まるで私の語彙がついていってない感じがしますが・・・・。
宇宙を織りなすもの――時間と空間の正体 上/ブライアン・グリーン
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宇宙を織りなすもの(上) ブライアン・グリーン著」をお読みくだされば、高度な疑問に私に代わって答えてくれるでょう。

20世紀初頭に始まった科学革命は、私たちの古典的感覚を超えた、まさに21世紀の常識となるであろう知見をもたらしてくれます。
科学の最先端(とはいえ、もう1世紀を経ようとしていますが・・)で起きている、パラダイム変換は、ぜひとも皆さんの「感性に繰り入れるべき」知見だと思っています。

結論的に言わせて頂くと、スピリチュアル(私的に言うとスピリティー)な、洞察・知見に、最先端科学が近づいてきている。その実感をこの文献は、確実にもたらしてくれてるのです。

話題の質を変えましょう。
私が、サックスを始めて1年、ゴルフを始めて5年です。
私は、その決心・選択をしたとき、自分の係わる未来地図の中から、ゴルフとサックスのある「道程」を選択しのです。
その選択によって、有限範囲ではあるが、無限の選択が可能になりました。

私が東京へ行くのに、どの道をとおって、どうやって行くのかじっくりと地図を見ながら、宿とルートと(あそこでゴルフして、どこどこで、サックスのコンサートも見てみようとか)を選択できるように、その組み合わせは、範囲は有限ではありますが、中身は無限に存在するのです。
隣り合う自然数の範囲は有限でありながら、その中に含まれる有理数の数が無限なのと同じです(たとえば1と2の間には、無限の実数・有理数が存在する・・・・無理数・虚数などについての私の洞察はまた機会を改めて・・・・)

東京に、一足飛びに新幹線で行ってもいい。
各駅停車でのんびり言ってもいい。ぶらりぶらりと、歩いて、町・山・人と出会いながらいってもいい。
それこそが、人生の価値を決める私の選択であり、ことの価値を決定し、更なる未来を創造していくプロセスです。
その道程には、必ず「出会い」があります。だれかが、わたしを待っているのです。そして、私はその誰かと出会う準備ができているからこそ(無意識にですが)その道を選ぶのです。ここがスピリティ!の本質。科学用語でいえば、量子理論の相補性に近いでしょうか。

言い換えれば、私たちの人生の本質は、その「プロセス・道程の選択」と「それによる出会い」だといえます。
だって、そうでしょ。この「プロセス・出会い」こそが、人生じゃないですか?

現在、なにかしら、成し遂げている人!。
卓越した技術を勝ち得た人、たとえばサックス演奏、ゴルフのハンディ、スポーツの記録、評判・・・・・・。
イチローのいうように2000安打は、プロセスなのです。

大もうけした人、実績を上げた人物!
逆に、失敗した人、うまく行ってない人、挫折・後悔・自己嫌悪・・・・。という場合もあるけれども。
それでも、どちらも、スピリティーからみたら、大した差はありません。
当事者の解釈が大きく異なるだけです。

本質は、どちらもプロセス=道中なんだということ、それもつぎなる目標・目的にむけた、プロセスですから。
この目標や目的、夢や志、といったものがないと、このプロセス理論(人生)は機能しません。希望のない心には、百言・百論もまったく無意味ですから。






過去に起こったことは必ずまた起こる。

2005年06月08日(水) 19時47分29秒 テーマ:科学仮説を読む
新しい行動や、思考が一つの型を創って、物理的因果関係を超えて広がっていく様子は、まさにスピリチュアルな様相です。
でも考えてみれば何にでも「最初」というのはあるわけで、「お山の大将」であったボスザルの行動も、ずーとボスザルたちがやってきた「行動」の型を作っている訳です。

連綿と続くボスザルやオスザルの行動は、かなり強力な「場の型」を形成していると思われます。
そして、また新たなボスザルは、その型に従って「無意識」に「本能的」に行動していくのです。

ボスとなる固体の個々の成功体験も加味されて、過去の成功の延長線に未来を築こうとします。

環境が安定していれば、過去の成功体験は、至極の知恵でしょう。
野生の動物達が、環境の激変の中で死滅し、絶滅していく所以でもあります。
もちろん人間が、その環境の変動を生み出しているわけですが、人間社会も自らの経済活動、経済原理の生み出す環境変化に脅かされています。 

地球そのものが危機に瀕しているこの状況で、過去の成功体験(しかも一部の国家、資本家)のまま、同じ行動や思考パターンの型から抜け出せずにいれば、人類も地球と心中せざるを得ない状況が見えています。 

日本の零細企業が直面している経済困難も、地球が突き進みつつある破滅の道も、パターンとしては同じものに見えるのは、私だけでしょうか。

シェルドレイクの「形成的因果作用」の仮説は、ずいぶんと科学界を賑わしたそうです。悪書扱い、狂人扱いもあったそうです。
まるで「お山の大将」が、芋を洗うことに抵抗している様子がダブります。

100匹目のサル」現象のほかに、科学史で有名なそして不可解な現象が残っています。

それは、グリセリンの結晶を作ろうとしたことがきっかけでした。
世界中で、何人もの科学者が、グリセリンの結晶を作ろうとしていたのですが、誰も成功しませんでした。

理論的に結晶化するはずなのに、何度実験しても結晶化しなかったのです。

しかしある日突然、ひとりの科学者が結晶化に成功すると、その後同時多発的に世界中でグリセリンの結晶化に成功したのです。

なぜなのか、当時はシェルドレイクの「形成的因果作用」の仮説はありませんでしたので、科学史上の謎として残っています。

思考や行動が、型となって未来に影響を与える。ということは、スピリチュアルな世界で言うところの「集合意識」と概念が重なります。

簡単に言ってしまえば、「強い意識」は、型となって他の人に影響を与える。と言う事です。

これが、怨念や恨みだと怖い話になります。

なぜそれは起こるのか/過去に共鳴する現在

2005年06月07日(火) 20時10分30秒 テーマ:科学仮説を読む
未来はどのようにしてつくられるのでしょうか?
私たち個人個人の未来は、また、社会の未来はどのようにして生じてくるのでしょうか?
今現在の私たちのあり方と、それはどのようにかかわっているのでしょうか。
そのとき、過去からの影響をどのように位置付けたらいいのでしょうか。

イギリスの天才科学者ルパート・シャルドレイクは、過去に起こったことは必ずまた起こる。といっています。シェルドレイクは、そのことを「形成的因果作用の仮説」としてまとめました。
形成的因果作用の仮説(1981年に発表) 過去に起こったことは、そのこと自体が「形の場」をつくって、一種の記憶のようにこの時空に保存されます。
そして自然は、その「場」に共鳴して、いつか同じことをこの時空に再現させることになるというのです。

このことを傍証するような歴史的に有名な話があります。

「 100匹目の猿」現象と言われるものです。

宮崎県の幸島と言うところに、日本ザルの群れがいました。
戦後のある時期に与えるえさ不足のために、ドロだらけの芋を与えていたところ、一匹の母ザルが、小川の水で洗って食べることを発見しました。
ドロのまま食べるより、洗って食べる方がおいしいわけですから、大発見です。

しばらくすると子ザルたちが真似しはじめました。

次に他のメスザルたちが真似し出しました。
あるとき旱魃で小川の水が枯れると、浜まで行って海水で洗うようになりました。
塩味が効いておいしかったのでしょう。
その後、順次群れに広がって、群れ全体が浜で芋を洗って食べるようになったのです。

最後になってまねをしたのはオスザルです。

しかも実力ナンバーのたかいほど真似をするのが遅かったそうです。

ここまでは、一つの発見や習慣が、どのように群れに広がっていくかという自然現象のように見えますが、驚きなのは、そのころ幸島から、何百キロも離れている高崎山のサルたちも、同じ行動をし始めたのです。
物理的に離れている群れで、同じ行動が時間差を伴って広がったのです。 

ある行動や考えが、ある程度の「数」を占めるようになると、直接的な因果関係をも超えて、広がることが「100匹目の猿」現象といわれるように成りました。 

物理的な因果関係がないのにもかかわらず、特異なサルの行動が同じように広がるのは、行動や思考が、一つの型として時空に創造され、存続し、その型に共鳴することで同じ行動や思考が発生していくのです。

この「100匹目の猿」現象がシェルドレイクのいう「形成的因果作用」の重要な傍証だとされています。 

ともかく、サルの群れの中で「権威」と「実績」を体現しているナンバーズ達が、新しい行動や思考を一番受け入れにくい存在であるということだけでも、実際の社会や企業や、組織の中で頻繁に見られる「こっけいな」そして「笑えない」現実です。

著者: 喰代 栄一
タイトル: なぜそれは起こるのか―過去に共鳴する現在 シェルドレイクの仮説をめぐって

「世間の狭さ」を科学する。③

2005年05月29日(日) 18時47分05秒 テーマ:科学仮説を読む
スモールワールドの研究は、非常に広い分野に影響を与えるそうです。
たとえば流行はなぜ広がるか?というマーケティングの領域や、感染症をどうやって押さえ込んで病気になる人を減らすか。
たとえばHIVやインフルエンザなど。
あるいは社会心理学や歴史学、もちろん物理学なども。

そしてきっと私たち一人ひとりの人生観なんかも影響を受けるのではないでしょうか。 

科学に限らず、私たちの思考のパラダイムは、かのデカルト先生がいったように『要素還元主義』になっています。
還元主義とは、複雑な事物を単純な構成要素に分解して、その要素を理解することによって、すべてを理解できる。あるいは問題を解決する。という考え方です。

しかし、還元主義では説明できない社会現象や生命現象、もしくは物質の形態変化(液体・固体・気体と形態変化する水など)は、要素還元主義的思考ではなく、創発(エマージェンス)型思考によって理解していかなければいけないのです。【参考:複雑な世界、単純な法則 ネットワーク科学の最前線 マーク・ブキャナン 阪本芳久訳 草思社刊 】

このことは、HIVウィルスをどれだけ研究しても、HIV感染者は減らせないと警告しています。

あるいは、腰痛の治療で外科的手法や薬物投与が意味をなさないことを現しています。

反還元主義的思考といえば、中京大学の日比野省三教授の「ブレイクスルー思考」を思い出しますが、創発という言葉は、初めて出会いました。
これからはぜひ使っていきたい言葉・概念です。

【創発=局所的な相互作用を持つ、もしくは自律的な要素が多数集まることによって、その総和とは質的に異なる高度で複雑な秩序やシステムが生じる現象のこと。
所与の条件からの予測や意図、計画を超えた構造変化や創造が誘発されるという意味で「創発」と呼ばれる。
もともとは生物学や物理学(複雑系)、社会学などで使われている言葉で、「物質の凍結(相転移現象)」「アリが巣を作る(群知能)」「細胞の集まりが生物 であること(生命現象)」「新種生物の突然の発生(進化論)」「市場におけるバブルの発生(経済学)」のような“要素に還元できない現象”のことをいう。
 @IT情報マネジメント  から引用
http://www.atmarkit.co.jp/aig/04biz/emergence.html 】

著者: 日比野 創, 日比野 省三
タイトル: ブレイクスルー思考のすすめ

「世間の狭さ」を科学する。②

2005年05月28日(土) 18時44分21秒 テーマ:科学仮説を読む
地球上の人間は、たった6人分しか隔たっていない。
私とアボリジニの人とも「6次の隔たり」でつながってしまう。
なんと世界は狭いのでしょうか。

この地球上でさえ、この狭さですから、スピリチュアルな意識の世界だったら、もっと隔たりが少ないのではないでしょうか。
地球上と違ってさまざまな障害、例えば言語の違いや物理的距離とかは、影響を受けないわけですから。
そういった世界で、私の「意図」が、意識界を通して意味のある特定の「誰か」に伝わって、出会いが創造されたり、出来事にであったりすることは、自然なことのように思えてきます。

問題は、「意図」が、はっきりしていて途中で変わってしまったりしないことが重要です。
意図のベクトルの向きと大きさと言えば、イメージしやすいのかもしれません。
そういった考えのヒントになりそうな新しい科学=ネットワーク科学です。
【参考:複雑な世界、単純な法則 ネットワーク科学の最前線 マーク・ブキャナン 阪本芳久訳 草思社刊 】

この6次の隔たりは、舞台劇や映画になっているそうです。
『あなたまでの6人』劇団俳優座、
『私に近い6人の他人』映画名(さっそくアマゾンで検索してみましたが、レンタル店向けのビデオ販売しかないようです。ということはビデオレンタル店で探せばあると言う事です)

60億人の人々がたった6人の隔たりでつながってしまうという謎を解くために、数学的な構造を発見したのは、1998年になってからのことだそうです。
アメリカのコーネル大学の数学者であるダンカン・ワッツとスティーブン・ストロガッツの二人です。
それも偶然、得意なグラフに行き当たったのだそうです。
グラフといっても私たちが思い浮かべる折れ線グラフとか棒グラフといったものではなく、ランダムに点と線をつないだ幾何学模様のようなものです。

そのグラフは、インターネット網や生物の生態網や神経網、そして人間関係などを模式化したものになっていて、隔たり度が小さいがために、スモールワールドと呼ばれています。

私たちが目に見えるスモールワールド的ネットワークで言うと、電力を送る送電線の電力網がそうです。
発電所からいくつかの変電所が有機的に結ばれていて、どこかで断線したり事故があたりしても、送電の経路が複数あって復旧が図られていますし、地域ごとに電力の消費量が異なったりした場合、重点的にその地域に電力を回すことが出来るようになっているのですが、この電力網は、最初から今の姿が、計画的に設計されたわけではなく、電力消費が伸びていくなか、さまざまな経験をもとに今の姿に進化してきたわけです。 

つまり、60億の人間がたった6人の隔たりしかないということは、偶然でも奇跡でもなく、自然にそうなっている、
あるいは必然である。という数学的根拠(モデル)を発見したのです。

すごいですね。
世界観を変えさせてくれる話です。

「世間の狭さ」を科学する。①

2005年05月27日(金) 18時38分13秒 テーマ:科学仮説を読む
偶然の一致、共時性原理。幸せな偶然、セレンディピティ。
「世間って結構狭いよね。」とはよく耳にする言葉ですが、この分野に新しい科学のメスが入ろうとしています。

1960年代にアメリカのスタンレー・ミルグラム(心理学者)は、「人間関係の構図」を見つける目的で実験をしました。
それは、カンザス洲とネブラスカ洲の住人から何人かをランダムに選び、手紙を送りつけて、その手紙をボストンにいるミルグラムの知人である株仲買人に転送して欲しいと依頼したのです。
その株仲買人は、有名人というわけではありませんので、「見ず知らずの人が、まったく無名の人に、手紙を送る」ということです。
そこで、ミルグラムは、株仲買人と社会的に近いと思われる個人的な知り合いに送るように依頼したのです。 
依頼された人は、社会的に株仲買人に近いと思われた自分の知人のひとりに手紙を転送します。
そしてその送られた人も、やはり同じように社会的に株仲買人に近いと思われる自分の知人に手紙を再度転送していくのです。
このようにして果たして手紙は届くのか?または、何人を経れば手紙が株仲買人に届くのか?と言う事を実験してみたわけです。 

さて、結果はどういうものだったと思われるでしょうか。

運良く1通くらいは届くかな?
全部で何通出したのだろうか?
20人くらいの善人で積極的な人がうまくつながったら、ひょっとして届くかも?

皆さんはどう思われますか?
ちなみにネブラスカ州とボストンはかなり距離があるそうです。
なにしろアメリカですから。

『最終的には、なんと手紙の大半がボストンの友人のもとに届いたのである。
けれどもさらに驚かされるのは、手紙がついた速さだった。
手紙の多くは何百回も投函されてではなく、6回前後で着いたのだ。<中略>
ミルグラムの発見は有名になり、多くの人が「6次の隔たり」という言葉で口にするようになった。』
【 ネットワーク科学の最前線 マーク・ブキャナン 阪本芳久訳 草思社刊 から引用】 

この地球上には60億人の人が住んでいますが、6人の人を辿れば誰とでもつながることが出来る。と言う事になります。
この事実も非日常ですね。
ものすごく世界って狭いじゃないですか。

この実験の後、ネットワーク(社会的組織的世界)に関する数学的分析がすすんで、6次の隔たりは、特別な場合だけでなく、一般的にも成り立つことを示す有力な仮説となっているそうです。

この仮説をもとに、私たちの世界に関する概念を変えていったらどうでしょうか。
見ず知らずの他人の不幸や悲劇も、遠い国の出来事も、たった6人分しか隔たっていないとしたら、他人事とは思えません。

どんどんスピリチュアルな世界に科学が近づいているそんな実感が湧いてきます。


著者: マーク・ブキャナン, 阪本 芳久
タイトル: 複雑な世界、単純な法則 ネットワーク科学の最前線

心の中の「怒り」を認識しない限り、完治しない。サーノ博士の心身症治療プログラム②

2005年05月25日(水) 18時05分53秒 テーマ:科学仮説を読む
腰痛に代表される疼痛の唯一、根本治療は、その痛みを生み出している「心」を認知することだというのです。(残念ながら、この治療法は日本では身近にお目にかかれません。旧態依然とした権威ある医学や科学が幅を利かせているのが実態です。もしそうでなければ、幸いなのですが。)

米・英のガイドライン(既述)には見るべきものがあります。
現実把握能力が、権威や既得権を超えているのです。
それでもサーノ博士は実際には、欧米でも、心が原因とみなして治療にあたっている「医学者・医療関係者」の少なさに嘆いています。

サーノ博士によれば、緊張性筋炎症候群(TMS)すなわち「抑圧された激しい怒りが、意識上ではなく身体上に転換して起こっている疼痛症候群」を正しく認知し、心理的治療を行った場合、治癒率は95%に昇ると言うのです。
持病からの開放がそこにあります。

私たちの心は、特に無意識の領域である心は、自らの身体にこのように多大な影響を及ぼす「力」を持っているのです。
そして私たちは今までその無意識の心の力に余りにも無知であったと言えるでしょう。
サーノ博士によれば、無意識の「怒り」を意識が認知する。あるいは、そのプロセスを認知することによって、無意識の心は目的を失い、同時に身体に発症していた「症状」が完治する。と豊富な離床事例で証明しています。

これは、退行催眠による「原因となる出来事」の認知による癒しと同類のものです。

私事ですが、若い頃(本人は今でも充分に若いと思っていますが)私の妻には、腰痛の持病がありました。
「僕に対して不満がたまると、腰が痛くなるんだよね。」
妻は認めようとしませんでしたが、私は気付いていました。
妻に対する私の言動のバロメーターだったのですが、サーノ博士の理論に接して、あらためて妻に対する「言動」に責任を感じているこのごろです。

妻が認めないのはあたりまえで、自覚感情と呼ばれる怒り、不安、恐れ、憂うつなどの自覚している感情は、無意識下に抑圧されているものではいないのです。
自覚されない「怒り」が原因なのですから、意識上は、私の妻は私に対して「不満や怒り」を自覚していないのです。
むしろ意識に上ったり、言葉に出してしまうことを「恐れて」無意識の中に蓄積させてしまっている。という感じでしょうか。
どうしようもないことや、人に良くみられたい(愛されていたい)気持ちや、完璧でありたい欲求などが、怒りを意識上に上がらせることを禁じているのです。

そうして「怒り」は無意識の中に蓄積していくらしいのです。
ちなみに最近は、妻の腰痛はずいぶん良くなっているようです。
昔のように何日も寝込むことがなくなりました。

『身体症状は、不安などの不快な感情の代役として身体に現れるのではない。
邪な考えや罪に対する自己懲罰でもない。
身体に注意を集中させ、危険な感情が無意識下から意識上に逃れ出るのを妨げ、耐えがたい感情と向き合うのを避けるために企てられた戦略の立役者なのだ。』
《心はなぜ腰痛を選ぶのか:サーノ博士の心身症治療プログラム J・E・サーノ著 春秋社》

サーノ博士は、「耐えがたい感情」と向き合うのを避けるための「脳」の戦略だと説明していますが、私は「耐えがたい感情」に気づかせるための魂からの「信号」が、身体症状なのではないかと思えてしかたありません。

もちろんサーノ博士は、スピリチュアルな世界については何も言及していません。
日本のお医者さんである長谷川淳史さんの著作をご紹介します。

腰痛は〈怒り〉である 痛みと心の不思議な関係 春秋社

著者: 長谷川 淳史
タイトル: 腰痛は<怒り>である 普及版

無意識が、実際の痛みを生み出している。サーノ博士の心身症治療プログラム①

2005年05月21日(土) 18時33分52秒 テーマ:科学仮説を読む
私たち日本人には「病は気から」という言葉があります。
子供の頃から割と聞いたことのある言葉ではないでしょうか。
少なくとも私の場合は、よく耳にしました。しかし、この日本でも本気で「病気が気もちから発症する」と考えている大人は非常に稀です。
さらに医者や医療関係者そして当の「病人」たちは、そう考えることは出来ないように見えます。

サーノ博士は、抑圧された「怒り」がさまざまな病気、特に疼痛において、原因になると断定しています。
その代表的なものが腰痛です。

『いつの日か、人格についての学習が読み書きそろばんより重要だと認識されるときが来るだろう。<中略>自分の脳内には親と大人と子供が住んでいて、それぞれの関係はしばしば悪化することを学ぶだろう。』

交流分析で言うPAC、親と大人と子供です。
その自分の中の親と大人と子供の心が、大きな激しい「葛藤」を作り出して身体に痛みとしての症状を生み出している。と言うのです。

『葛藤は、モザイクのような人間の心を象徴するさまざまな要因から生じ、常に無意識領域で暴れまわっている。この葛藤が発達して耐えがたい感情になると、耐えがたいがゆえに抑圧される。こうした不快な感情は認めてもらおうとあがくらしく、心はこの感情が意識上に浮上しないように何かしら手を打たなくてはならなくなる。その結果、心身症が発症する。』
《心はなぜ腰痛を選ぶのか:サーノ博士の心身症治療プログラム J・E・サーノ著 春秋社》

実のところ、腰痛に代表される疼痛は、非常に多く発症していて、しかも根本的な治療が進んでいない領域なのです。
私たちは教えられていませんが、以下のような米国と英国による「腰痛診療ガイドライン」があるそうです。

① 従来の画像診断による疾患分析(診断名)は、臨床的所見と一致しないためにほとんど役に立たない。
② 従来の治療法の中で、科学的に効果が証明されているものはほとんどない。
③ 物の持ち上げ方、椅子や机の高さ、コルセット、ランバーサポートなどの人間工学的アプローチは、腰痛疾患には役に立たない。
④ 過去100年間、医学は「生物学的損傷」として腰痛の診断と治療を行ってきたが、こうしたアプローチはすべて失敗に終わった。
⑤ 腰痛疾患は心理社会的要因が深く関与しているため、その病態把握は「生物学的損傷」から「生物・心理・社会的疼痛症候群」へと変更する必要がある。
⑥ 安静臥床や活動制限の排除、不安や恐怖心の除去、共感や励ましといった、治療者側の積極的対応が治療成績を向上させる。
⑦ 腰痛に対する患者の否定的考え方を是正する情報提供は、回復を促進させることが出来る。  
(上記著書の監訳者あとがき、から引用)

驚くべき、所見です。
きっと皆さんの中にも、椎間板ヘルニアとか、ぎっくり腰とかあるいは、慢性的な肩こりや神経痛に悩まされ、長い間医者に見てもらって「これこそは持病である」と観念している人も多いのではないでしょうか。

数々の医療機関や治療法を試した上で、その結果、鍼やカイロプラティックに絶大なる信頼を寄せている方々も多いことと思います。

しかしサーノ博士は、外的治療は、そういった代替医療を含めてすべて症状の原因を取り除くことは出来ない単なる対症療法だと喝破しています。

今年のゴールデンウィークから、私も坐骨神経痛らしきものに悩まされています。
心の奥深くに隠された「怒り」が、腰痛を引き起こしているなんて。
ひとごとではいられません。

「奇跡の水」を創ったのか?「電解還元水」と「ナノバブル水」

2005年05月03日(火) 12時41分05秒 テーマ:科学仮説を読む
ルルドの泉をご紹介しました。スピリチュアルで希少な水です。
聖母マリアが生み出したとか、スピリチュアル(霊的)なとかいうとそれだけで完結してしまいがちですが、スピリチュアルな物や出来事にも必ず「因果関係」が成立しています。

スピリチュアルという物事は、けっして理由や原因のない「怪しいもの」ではありません。
私たちにその因果関係が見えない、まだ、分からないだけなのです。 
数百年の科学発展の歴史の中で、私たちは大きな誤解を生んできました。
科学はすべてを説明しているという誤解です。
そして何かを理解する「手段」であった科学が、「科学的でなくてはならぬ。=既存の科学知識の範囲で説明できないことはインチキである。」というまちがった「目的論」にすりかわっています。

ルルドの泉の成分や特徴を研究し、奇跡の水に近づいたのが九州大学大学院教授の白畑 實隆(しらはた さねたか)農学博士が提唱する「電解還元水 」です。

『活性酸素種、またはフリーラジカルは生体高分子への広範囲の酸化損害を起こし、老化はもちろん、様々な病気を引き起こすと考えられている。活性酸素の理想的な消去剤は”活性水素”であるといえる。”活性水素”は、水を電気分解すると、陰極側で生成される還元水の中で生成される。還元水は高いpH、低い溶存酸素(DO)、極めて高位の分子状溶存水素(DH)と、極めてマイナスの酸化還元電位(RP)値を示す。』

また、もう一つ「ナノバブル水 」というのもあります。
『独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 吉川 弘之】(以下「産総研」という)環境管理研究部門【部門長 指宿 堯嗣】は、株式会社REO研究所【代表取締役社長 亀山 隆夫】(以下「REO研」という)と共同で、ナノバブルの製造と安定化技術の確立に成功した。』
『ナノバブルは直径が1μm( 1マイクロメートル:100万分の1メートル)以下の超微細な気泡であり、通常はマイクロバブル(直径が50μm以下)が水中で縮小する過程において生成するが、物理的に極めて不安定であるため、短時間で消滅する。産総研とREO研は、電解質イオンを含む水の中でマイクロバブルを瞬時に圧壊させることで、ナノバブルの製造と安定化に成功した。』 
『ナノバブルは、工学的な利用への可能性が大きいものの、それを製造し安定化させるための技術が存在しなかった。電解質イオンを含む水の中でマイクロバブルを圧壊させることにより、ナノバブルの製造と安定化に成功した。安定化のメカニズムとしては気泡界面に濃縮した電荷の静電気的反発力と濃縮したイオン類が気泡を包み込む殻として作用していると考えられる。ナノバブル化されたオゾンを含む水は一ヶ月以上に渡って殺菌効果などを持続できる。また、酸素のナノバブルに富む水には生物に対する活性効果が認められる。これらは医療や食品加工、農水業などでの利用が期待できる』 
(ともにホームページからの引用)

「電解還元水」も、「ナノバブル水」も「効用のある水」を作り出すことに成功してはいますが、なぜその効用が起きるのかは、まだまだこれから解明と言う段階です。
以前紹介した「ホメオパシー」もそうですが、そういう既存の科学理論からは導かれない「現象や作用」が先にあり、発見されて、そしてその謎を解き明かすために科学的手法で近づこうとしているのです。

両者に共通する「イオン」と「超ミクロの世界=量子理論の世界」がみそです。
できるものなら両研究機関が共同してあたらしい「科学」をはやく生み出してほしいものです。

量子理論の世界では、「人の意図が、物質に影響を与える」ことが証明されている世界です。
とてもスピリチュアルな理論です。

どんどんスピリチュアルな世界へ近づいていく。そんな科学を楽しみにしています。 

すべてを記憶する 水

2005年04月27日(水) 18時41分22秒 テーマ:科学仮説を読む
ホメオパシー(同種療法)と呼ばれる代替医療があります。
代替医療とは伝統的な機械論的外科手術や対処療法的な薬物投与をせずに、全人的(ホリスティック)な医療を進めていこうという方法のことです。

ホメオパシーは、鉱物や植物、動物などの自然界から採取した成分を圧倒的な水の量で希釈して使用します。(分子的には存在し得ないほど薄める場合もある)それぞれの成分は、飲むとある症状を起こしてしまうのもなのに、たとえ劇薬でも、大量の水で希釈して飲むと、同じ症状がでている人のその病気を治してしまうというものです。

ホメオパシーは、ドイツ人医師サミュエル・ハーネマン(1755~1843)によって発見されました。彼は医学書の翻訳をしているとき、「キナノキの皮がにがいので、マラリヤに効くという」記述を不思議に思い、実際に自分でキナノキの皮の抽出液を飲んでみたのです。

するとマラリヤに特有の悪寒、脱力感、発刊という症状が現れたので、キナノキの成分がマラリヤと同じ症状を起こし、そのせいでマラリヤが治るのではないかと考えたのです。 

そこで健康な人が服用したときに、ある特定の病気と同じ症状の現れるさまざまな成分(これをレメディーという)を持つ物質を探し、実際の病気の治療に使い始めたのです。

彼の治療は、治癒率が非常に高く人気を博しましたが、当時の医学会では、猛烈な反発があり、またペニシリンなどの新薬の発見によってホメオパシーは忘れられようとしていましたが、今ではスピリチュアルで健康的な生活をしようという機運に押されて、発展しています。

レメディーの不思議な振る舞いはいくつもあります。患者が持つ精神的な傾向とも反応するというのです。そのためホメオパシー医療では、患者の過去の人生経験や考え方、こころの状態などを吟味してもっとも共鳴しやすいレメディーを選ぶのです。

自殺願望が消えてしまった患者の例なども報告されています。
さらにレメディーは薄めれば薄めるほど強力になるのです。
私たちの常識では。濃いほうがなんにつけても強力に効くように考えますが、レメディーは逆なのです。
つまり、実際の水の中の薬効成分の量が効果を現しているのではなく、水の分子に蓄積された薬効成分の「情報」が、効果をもたらしているのです。

その「情報」が体内のDNAなり細胞なりを刺激して自己改変(シュワルツの仮説参照)させ、病気を癒していく自然治癒力、免疫力を強力に働かせるのです。

自殺願望のような「こころの状態」でも、レメディーという「物質」と情報をやり取りして自己改変させるところを見ると、「万物に聖霊が宿る」という意味や、仏教の言葉「山川草木悉皆仏性」という言葉の意味が、科学的な土俵に乗る日も近いのかもしれません。

私たちの生命に不可欠な水は、情報を蓄積しているスピリチュアルな物質と言う事ができます。
(参考:魂の記憶 宇宙はあなたのすべてを覚えている:喰代栄一著)

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