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2012-03-31 07:41:36

亀井静香のしたたかな戦略~国民新党にとっての「三方得(よし)」~

テーマ:ストラテジー

最近の政局で、国民新党の存在が目立っていますね。亀井静香代表が苦渋の表情で連立離脱を表明したかと思うと、同党の8人中6人は政権に残り、泥沼の分裂状態と報じられています。代表を補佐すべき下地幹郎幹事長は「最低限、郵政民営化法改正案が成立するまで連立は離脱しない」と強調。



この話。小政党の分裂など政局の中では些細なことと見落としてはならないと思うのです。もともと亀井さんは次期衆院選に向けて石原都知事と新党結成を構想していましたね。つまり、遠からず国民新党を発展的解消させるつもりの亀井さんにとっては、現政権から次期政権への綱渡りをいかに上手くやるかが問題。



郵政民営化法改正と消費税反対の協約で民主党と連立した党代表として、国民に筋を通した形でとりあえずの消費税反対の大義名分のもと、瀕死の民主党とここで一線を画しながら、分裂という形で現政権に党員を残して影響力を保ち、なおかつ、自見庄三郎金融・郵政改革担当相に閣議決定に署名させることで、民主党にも恩を売る。


アラフィーオヤジの起業・夢追いセレナーデ-亀井静香

ある意味、見え透いていますが、お見事でもありますよ。亀井さんはキャスティングボードをフル回転させ、この戦略はまさに、中小企業におけるランチェスター経営の弱者戦略そのものです。また、亀井さん自身にとっては、国民新党、民主党の三者が得をするという点で、「三法得(よし)」。「売り手よし、買い手よし、世間よし」の近江商法で有名な「三方得」です。



ンチェスターの法則 - Wikipedia

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%81%E3%82%A7%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%89%87



三方よし」 三方よしの理念 - 三方よしの理念 - 公益財団法人滋賀県産業 支援プラザ>

http://www.shigaplaza.or.jp/sanpou/ethos/ethos.html



安敦誌 : 三方一両得

http://antonin.exblog.jp/13595671/



一方、亀井さん宿願の郵政民営化法改正。昨日、「窓口業務を担う郵便局会社と、郵便配達を行う郵便事業会社を合併し、日本郵政グループを現行の5社から4社体制に再編。全国一律のサービスを維持するため、郵便局を全国に設置することも義務化した」完全民営化路線を転換する内容で今国会で成立の見込み。ことの良し悪しは別にして、ここでも亀井さんは大義を果たしたことになっています。



郵政民営化法改正で思い出しましたが、小泉元首相が医療制度改革で持ち出して話題になったのは「三方一両損」。これは、大岡越前の名裁きのひとつとして知られる話で落語の演目の一つですね。大工が落とした三両、それ拾った左官がもめて、それを裁く南町奉行・大岡越前守が一両を提供して、大工と左官に二両ずつ分配したことで、大工、左官、奉行が一両ずつ損を請け負うという話。



三方一両損って本当?

http://www.geocities.jp/nbsn001/page018.html



東電、被災地住民・近隣企業、政府(国民)の関係で言えば、東電へのおよそ4兆円に及ぶ資金投入と電気代の値上によって、三方「一両」得は全く見込めず、三方「一両」損のような苦渋の解決策でさえ到底見込めない状況です。今日は暗い結末でスミマセン。








アライアンス・パワー―「三方一両得」の経営/川邊 康晴

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2012-03-29 06:53:17

くまもん人気に負けている熊本県知事選~投票なき支持のぎこちなさ~

テーマ:地方自治

先日、熊本県知事選が「しめやか」に行なわれました。全国的には全く報道されていなかったと思いますが、熊本県民でさえこの知事選を知っている人は多くなかったのか、投票率は知事選史上最低の38.44%。県民の5人中3人が棄権。



候補者が現職の蒲島郁夫さん(65)と、対抗に共産党委員長の久保山啓介さん(68)二人の選挙戦だったことが、投票率の低さに現われました。当初から蒲島さん有利の状況でしたし、実際、得票数は蒲島さんの50万票、久保山さんの5万票という圧勝。


アラフィーオヤジの起業・夢追いセレナーデ-くまもんと蒲島知事

自分の投票行動が、予想される大勢に対して何の影響も及ぼさないと考えた人が多かったんでしょうね。それにしても5人中3人が県政に対して無関心だとは・・・ちなみに、これまでの都道府県知事選挙の最低投票率をチェックしてみると、昨年の埼玉県知事選挙で24.89%。これはこれで凄い結果。



サイレント・マジョリティという言葉がありますね。ウィキペディアには次のような解説。



積極的な発言行為をしないが大多数である勢力のこと。1969 ニクソン 大統領が演説に用いてからは「発言はしないが現体制を支持している多数派」というニュアンスで用いられるようになった。



サイレント・マジョリティ - Wikipedia

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%AA%E3%83%86%E3%82%A3



サイレント・マジョリティは、マーケティングなどで顧客の声なき不満として使われたりしていて、以前はかなり注目すべきものとして取り扱われてきましたが、ネット社会の現在では口コミサイトなどでグッとその声が表に出てくるようになりましたね。



顧客満足/不満足経験とその後の選択行動 >(Adobe PDF

http://www.zeikei.co.jp/syouhi_g/PDF/s-23-26.pdf#search=' サイレントマジョリイティ、マーケティング'



そういう意味では、これからの選挙は、すでに検討はされているようですが、早くネットで投票できるようにしなければいけませんね。確定申告がネットでできる時代ですものね。



今回の知事選は、低投票率の中の圧勝という形で終わりましたが、蒲島知事には「投票はしないが現体制を支持している多数派」の声なき声がどのように届いているでしょうか?それにしても、ゆるキャラサミットで1位となった「くまもん」の人気具合とは対照的な県知事選でした。







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2012-03-26 06:49:37

原発ゼロ、ほんとうにそれでいいのか野田首相~ポピュリズムと責任転嫁~

テーマ:ブログ

東京電力の新潟・柏崎刈羽原発6号機(1356万キロワット)が25日深夜、定期検査のため発電を停止したことで、東電の原発17基が全てストップ。国内54基のうち稼働中は北海道電力泊原発3号機(北海道泊村)の1基だけとなり、それも5月に発電停止。



国内で30%の供給を行なっていた原発。日本の安定的な電力供給システムが危機に瀕しています。一年前の大惨事を受け、世論の津波が押し寄せる中、政治そのものが機能停止。この状態が長く続けば、ようやく明るい兆しが見えてきた経済に更なる足かせとなる可能性は高いです。



「原発検査」了承 政治が決断し再稼働を目指せ

http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20120323-OYT1T01142.htm


アラフィーオヤジの起業・夢追いセレナーデ-電力不足

これからの日本のエネルギー政策として、原発依存からの脱却を図らなければならないことは国民の総意とは思いますが、それと現状のやり繰りは別に考えなければなりませんね。脱原発派の学者さんは、現状で原発がなくても国内電力需要は賄えるとのご意見のようですが、東京電力の料金値上を阻止できなかったら、何の意味もありませんよ。



国民に耳障りの良い公約を並べておきながらそれをほとんど頓挫させ、今度は国民の声の前に何も決められない。不退転なのは、増税論ばかり。これで電力の供給に支障をきたした場合、野田首相は東電と原発を再稼動させなかった国民に責任を押し付ける気ですか?









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