アルツハイマーと闘う人 | 食べて歩いて遊んでスペイン!

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バルセロナ在住ウルコの目、舌、耳、足、恥を駆使して、グルメからスペイン夫・親方との家庭生活まで、まるごと日常スペインをご紹介します。



国際アルツハイマー・デーだった昨日9月21日、
テレビでドキュメンタリー映画
「bicicleta, cuchara, manzana」(=自転車、スプーン、リンゴ)を観た。

主人公は、バルセロナ市長として15年間、
カタルーニャ州知事として3年間を務めたパスカル・マラガル氏

2006年に州知事を辞任してからも
政治家として活動していたマラガル氏が、
アルツハイマーに侵されている事に気づき、
公に発表したのが2007年秋。

その後の2年間をカメラが追ったドキュメンタリーだけど、
お涙頂戴映画ではないのが良い(泣けてしまうけどね)。

「(市長として)バルセロナオリンピックも開催したし、
(州知事として)カタルーニャ州自治法の州民投票も行った。
今度はアルツハイマーに立ち向かう番さ」

自ら難病を告白した翌年には、パスカル・マラガル財団法人を設立。
アルツハイマーの研究調査などプロジェクトを進めている。

柔和な丸顔の白髪紳士。
州知事就任中、ウルコは
「白いワンコみたいなセニョール」わんわんと思っていたけど(失礼)、
市民の誰もがその顔を知っていて愛され続けている政治家だ。

図らずも、病魔によって
さらに注目・支持される結果になってしまったけれど、
本人は「ただただ可哀想に・・と同情されるのは嫌だ」と言う。

彼と彼を取り巻くスタッフや家族、医師、物真似芸人(!)
のインタビューも交えてカメラは「事実」を追う。良い事も悪い事も・・・

「愉しい、面白い映画と思われたい」というマラガル氏の言葉通り、
切ないけれど明るくユーモアたっぷり、
観た後も落ち込むだけではなく元気を分けてもらえそうな映画。

それにしても、70歳(しかも病気)とは思えないフットワークと行動力。

良い時も悪い時も偉業を成し遂げられる人って居るんだな・・
と、感心しました。

皆様も機会があったら是非観て下さいませ。

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親方も支持してた政治家さんらしいです。


前回のマッシュポテト記事にもコメントありがとうございました。簡単でヘルシー!!カロリーも控え目なので是非作ってみて下さいね。日本で台風が猛威を奮っている頃、バルセロナではメルセ祭開始です。イベント全部は無理だけど、時間の許す限り見に行って、記事にしたいと思いますのでお楽しみに~~♪