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August 02, 2011 02:14:13

「ヒョードルに勝てない。」が、「ヒョードルが勝てない。」に。

テーマ:Strike Force
ヒョードル選手が勝てません。

かつて日本のPRIDEというリングで、無類の強さを誇ったヒョードル選手。最近の戦績でヒョードル選手の実力を疑う声も挙がっていますが、それは結果論で、かつてのヒョードル選手はどうシミュレーションしても負ける姿が思い浮かばない程の強さを誇っていました。

無敗の選手や、絶対王者と呼ばれていた選手ほど、一度負けると連敗という負の連鎖に陥る傾向があります。勢いがあった分だけ転ぶのが激しいのか、それとも一度負けたこと自体が衰えなのか。

卵が先か鶏が先かというような話になりますが、絶対王者と呼ばれていたファイターの中でも別格と思われていたヒョードル選手でさえも、今の負の連鎖を断ち切れません。

これまでの2敗は、油断や体格差など、ある種ヒョードル選手を擁護するような意見も見られました。

ただし、今回のヘンダーソン選手との試合は、ヒョードル選手に体格的な有利さもありました。負の連鎖を断ち切るためといいますか、情状酌量の措置でヒョードル選手を勝たせるために組んだカードという見方もあると思います。

それでも負の連鎖は断ち切れませんでした。

最近の戦績から、ヒョードル選手を「並のファイターだった。」と評価する声が所々で見られますが、それは違うと思っています。

永遠に強さを維持出来るファイターなどいないですし、衰えというものはタイミングさえ違えど、どの選手にも来るものです。

ヒョードル選手が練習環境やマネージメントの影響もあり、MMAの進化についてこれなかったという、適応力に関する指摘もあります。

まだ競技としては歴史が浅く、発展途上のMMAの進化のスピードは速く、適応しきれなくなったのかもしれません。

一方で適性というのはどうでしょうか。どのスポーツでもあるように、その時々に主流となる"スタイル"というものがいくつか存在します。

ヒョードル選手がPRIDEで活躍していた頃に主流であったいくつかのスタイルは、ヒョードル選手にとって絶対的な強さを発揮出来た、適性のあるものだったのかもしれません。

リングとケージの違い、そして発展の早いMMAの進化は、今のMMAをヒョードル選手にとって別競技のようにしてしまっているのかもしれません。いくらチューニングしようと、適性のない状態で、競技の頂点に登り詰めるのは難しいものがあります。

適応力、適性、そして衰え。ヒョードル選手の現状を断定することは出来ませんが、これらのものが複雑に絡み合っているような気がします。

負の連鎖を断ち切りたいからこそ、勝ちに急ぎ、隙を作ってしまう。ヒョードル選手のファンとしては、この悪循環は観るに辛いものでしょう。

ヒョードル選手は引退するべきか否かが議論されていますが、私は本人が納得するまでやれば良いと思っています。

今回の試合ではレフリーのストップは妥当であったものの、ヒョードル選手自身は納得はしていない様子です。

今後のヒョードル選手の試合の予定は全く見えていませんが、せめて最後の試合は、勝つにせよ、負けるにせよ、本人の納得するかたちで終わらせてあげて欲しいというのが願いです。

コメント

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1 ■寂しいね

ヒョードルの強い頃はあんなフックをぶん回してKO狙いの選手じゃなかったですよね。
いつからあんなスタイルになったのか…
ヒョードルの強さは試合を圧倒的に支配する事だったと思います。
最後にアリスターとやってほしいと思います。
勝ち方にこだわらなければ絶対復活できる

2 ■MMAの進化

はじめてコメントさせていただきます。
私もヒョードル選手が好きでしたが、今回のヘンダーソン戦では少し限界が来たのかなと感じざる得ませんでした。

MMAの進化という視点で見ていくとやはり北米選手が勝ち続けられる理由もしっくりきますし、すんなり納得できました。

ヘンダーソン選手は41歳ですから、老いは言い訳にできないですよね。

3 ■Re:寂しいね

>totti様

コメントありがとうございます。

以前のヒョードル選手には、緩急があったといいますか、攻めどころの巧い選手でしたよね。

やはり勝てないことへの焦りでしょうか。

衰えはあるのかもしれませんが、何かきっかけが掴めれば、もう少しヒョードル選手らしい試合が出来ると思うのですが。。

4 ■Re:MMAの進化

>格闘技動画ナビ様

はじめまして。
コメントいただき、ありがとうございます。

今回はある意味、ヒョードル選手を勝たせるために組まれた感のある試合でしたが、ダンヘン選手との練習環境の差が出てしまったような試合でした。

個人によって年齢のピークは違うと思いますが、少し衰え以外の原因がヒョードル選手にはあるように思えます。

5 ■無題

 試合を見ているときは,後頭部へのパウンドでのストップするのは理不尽であり,それ以前に早すぎだ! と思い,モニタごしにレフリーを罵倒したりいたしましたが,スロー再生でみると,あんなふうに眼を閉じて前のめりに倒れれば,止められて当然とも思いました。残念でしたが。
 しかし,こないだのアリスターの試合に比べたら百倍も千倍も面白く,開始早々から全開のめまぐるしい攻防など格闘技の上位対決にふさわしい好試合だったと思いました。

 高齢になってから,また一段と強くなったダンヘンですが,彼の大きなパンチには,相手のテンプルの方が吸いよせられるように,よく当たりますね。 そういうパンチの当て勘みたいなものを完全に会得して,近年はそれを全面に生かした,パワーパンチ主体のスタイルに進化してきているように思います。 そこらへんに,彼の鉄人的な強さのひみつがあるように思います。

 一方のヒョードルは,昔も今も変わらず,スピードのあるパンチを積極的にどんどん出してゆくスタイルですが,近年になってスピードにもパンチ力にも,かげりが出てたことはあきらかに感じます。 しかし,それでも相変わらず,これまでどおりの同じスタイルでやっているように見受けられます。
 ダンヘンが進化してきたように,ヒョードル自身も年齢相応の新しいスタイルに変身・進化していかないと,このまま年齢による衰えに自身が負けて,脱落してゆくことは必至のように思います。

6 ■Re:無題

>Chombolini様

私も最初に観ていた時は、「!?、何でピンピンしてるのに止めたんだろう?ジャッジミス?」かと思いましたが、その後のVで一瞬気が飛んだような状態になっていました。

今までのヒョードル選手の試合を見る時の気持ちとは違うものの、試合自体はスリリングで楽しめるものでした。

ダンヘンは本当に衰え知らずですね。むしろ進化しているようにすら感じます。練習環境も良いのかもしれません。

ヒョードル選手は全く別のスタイルに変えることは難しいかもしれませんし、全てを変える必要はないようにも思いますが、良い特徴を活かしつつもスタイルのチューニングは必要のようですね。判断は難しいところですが、現在のMMAのスタイル自体への個人の向き・不向きもあると思います。

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