2016-10-27 20:45:23

進化し続けられる選手とは。

テーマ:選手育成について

僕が選手を見るときには、生まれた年と現時点でのレベルを照らし合わせて判断します。

いい選手がいた場合、まず最初にすること、それは何年生まれかの確認です。

 

いい選手だなと思っても、生まれた年を見たら2005年だったとします。

んー。このレベルで2006年生まれだったらバルサでもやれるレベルだなとか、そういう風に選手のレベルを判断していきます。基本1年ごとに達していないといけない基準というのがあるのです。

 

そのため、小学校3年生のときに、「あ、バルサレベルの選手だな」と思ったとしても、そこから1年たった小学校4年生のときにチェックして見たら、もうバルサではやれないレベルになってしまっている選手などがときどきいます。

 

つまり、トップレベルの選手であり続けるためには、毎年毎年トップレベルの選手が進化するスピードと同様かそれ以上のスピードで進化し続ける必要があるのです。

 

では、進化し続けられる選手とはどういった選手でしょうか。

僕はキャンプの保護者説明会などでも話をするのですが、成長する選手、しない選手がすぐにわかります。

 

例えば、バルサで一番最初に教える、ボールが来る方と逆の足でコントロールするというプレー。 バルサコーチが選手に声をかけると、選手によって全然反応が違います。

 

どの選手が一番成長する選手でしょうか。

 

① コーチに言われたら、次のプレーからトライし、それがすぐにできてしまう選手。

② コーチに言われたら、次のプレーからトライし、何回かでできるようになる選手。

③ コーチに言われたら、次のプレーからトライするけど、なかなかできるようにならない選手

④ コーチに言われたけど、すぐにトライしようとしない選手

⑤ そもそもコーチの言うことを聞いていない。でも、できてしまう選手。

⑥ そもそもコーチの言うことを聞いていない。そして、できない選手。

 

上記の6つには才能の部分と学ぶ姿勢の部分が両方とも入っています。

①~③は才能の問題で、④~⑥は学ぶ姿勢の問題です。

 

一番伸びる選手かつ、トップレベルでできる可能性のある選手は①、②です。

久保建英君なんかはまさにこの部類の選手です。驚くべきスピードで吸収していくのです。

 

ちなみに④⑤の選手は成長が停滞するため、当初才能でなんとかなっても、どんどん抜かれていきます。③の選手は残念ながら、成長のスピードは早くないので、上のレベルにあがっていくのは厳しいでしょう。⑥の選手は楽しむことを主眼においてサッカーをした方がいいです。

 

サッカーというスポーツは1つのプレーを改善できたら、その前後のプレーにも好影響を及ぼすスポーツなので、学ぶ姿勢があるかどうかというのは最も大切な部分になります。

 

 

 

 

 

 

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2016-10-24 14:04:01

獲得したくなるような選手になるためのポイント15項目(ジュニアユース)

テーマ:選手育成について

昨日、某Jクラブの3次セレクションを見学しました。

 

見ていて凄く残念だなと思ったのは、どの選手も何が評価されるかわかっていないことです。

自分の得意なプレーを出すことも大切なのですが、自分が得意だと思っているそのプレーは、選手を評価する側が、そのプレーを本当に評価するのかと考えることが大切です。

 

分かりやすい例でいくと、ドリブルが得意な選手がやみくもに突破にかかるプレー。昨日僕が

見たある選手はボールを受けたら常にドリブルでの突破を試み、そして、ボールを奪われた後に1秒ぐらい「ああとられた」という反応をしていました。 サッカーでは、パスした後にすぐに動きなおせるか、ドリブルをとられた瞬間に守備に入れるかなど、継続性のあるプレーもとても大切です。ドリブル突破をアピールしたいのであれば、取られた直後のプレーにも気を配ることが大切です。 なぜかというと、ドリブルで相手をかわして、突破するというプレーは、数あるチェック項目のほんの1つのポイントでしかありません。 ほんの1つのポイントでしかないプレーを全力で毎回毎回トライすることに意味があるのでしょうか。それよりも、突破できるという部分と、とられた後の守備に入る速さをアピールした方がよっぽど有用です。

 

このように獲得したくなるような選手というのはどういう選手なのかを理解して置く必要があります。もちろん、クラブチーム毎にチェックポイントは違いますので一概には言えませんが、多くの場合、以下のような項目のうち、2~3つぐらいの項目で光輝く選手だと思います。逆に以下の項目で3つ高いレベルでできればJ下部にはほぼ間違いなく合格できるかと思います。まあ、それが難しいんですが・・・。。

 

① 状況把握できているか

② 判断の質、判断のスピード(ぎりぎりで判断を変えられるか)

③ 細かなポジションの修正をしているか

④ ファーストタッチの置き方

⑤ リズムの変化はどうか(特にドリブル、マークを外す際)

⑥ ボールを受ける際の体の向きはどうか

⑦ プレーに連続性、継続性があるか。

⑧ 両足使えるか

⑨ 動きながらのコントロール

⑩ ボールを運べるか(空いているスペースへ)

⑪ ディフェンスの意識、プレスのかけ方

⑫ パスのスピード

⑬ キックの質

⑭ スプリントの質、回数、スピード

⑮ 味方へのコーチング

などなど。

他にもありますが、マニアックになるんでここでは割愛します。

 

僕が言いたいのは、いい選手とはどういう選手なのかということをしっかり精査した上で、トレーニングに励んでもらいたいなということです。ちなみにイニエスタで①~⑮まであてはめてみると、⑭、⑮以外は輝いていると思います。くれぐれも全部できるようになろうとしないこと。一つできるようになるだけでもプレーは大きくかわります。

 

 

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2016-10-21 20:55:07

Jクラブ等セレクションについて

テーマ:選手育成について

ジュニア、ジュニアユースのセレクション真っ盛りですね。

本を出したこともあり、ジュニアユースセレクションや進路について相談されることが増えました。

 

それぞれの相談についてはここで記載することはしませんが、獲得する側の論理を少し話してみたいと思います。トップチームが選手を獲得する際、どういう発想で選手を獲得するか。それは補強ですね。弱いポジションを埋めていったり、コストが高すぎる選手をそうでない選手で伸びしろのありそうな選手と入れ替えたり・・・・。

 

育成の場合はどういう意図で選手を獲得するのでしょうか。

Jリーグの下部組織の場合が分かりやすいので参考までに書いてみます。

 

Jの育成の一番の目的は、自クラブでトップチームに上がる選手を獲得し、育てることです。

何人育成からトップチームへあがって、活躍できる選手を育てられるか、ここがポイントです。

そのため、できる限り将来性のある選手をとろうとします。プロに上がるためにはフィジカル的要素は避けて通れませんから、最初からフィジカルに優れているであろう選手を獲得しがちなのはやむを得ないと思います。 選手を獲得する側の人間も誰かから評価されるわけですから、小さくて、賢い選手をとって失敗するより、大きくて早い選手をとって失敗したほうが上から責められずにすみます。

 

ただし、いい選手だけを集めればいいわけではなく、チームとしてリーグで勝てる選手を集めることも必要です。 保護者の方で勘違いされている方が多いのが、J下部でやれるぐらいうまいかどうか、つまりレベルの高い子が上から順番に獲得されると考えている方が多いという部分です。

 

例えば、同じチームにサイドバックは5人も6人も必要ないわけです。もっといえば、いいサイドバックが2人いれば、その選手の控えを1~2名ほどとれば事足ります。何が言いたいかというと、ジュニアユースのセレクションであれば、そのクラブの今の6年生の選手のリストがスタッフの頭の中には当然あり、補強ポイントがあるわけです。 背が高くて、フィジカル的に強く、前でおさめられる選手が欲しいとか、足が早い左利きのサイドバックとかです。

 

つまり、トップチームにあがれる可能性のある選手を探しつつも、今のチームの補強ポイントを埋めていく作業があるのです。当然、選手全員がトップにあがるわけではないので、トップに上がるのは難しいだろうなとわかっていながらも、チームの一員としては必要な選手も必要になってきます。

 

これからJ下部を目指されるみなさんにちょっとコツを書きます。

 

① 自分が将来入りたいチームの補強ポイントはどこだろうと考えてみてください。

② そのチームでプレーしている選手のタイプをチェックしてください。

③ そのチームではどういうことが褒められ、どういうことに修正や指導が入るか見てください。

 

この3つを確認できたら、自分が受けるべきチームが見えてくると思います。

自分がセンターバックなら、スーパーなセンターバックがいるチームを受けるということはその選手以上のプレーヤーである必要があります。結果を求めてやみくもにいろんなチームを受けるよりは、どこを受けるかという準備に時間を割く方が賢いです。

 

次回は、選手として上にあがるには、何をどう伸ばせばいいのかという部分にフォーカスしたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2016-08-02 00:09:06

ドリブルがうまくなるために気をつけるべきこと

テーマ:選手育成について


子供たちにドリブルがうまくなるにはどうしたらいい?と聞くと、「ドリブルの練習をする」と返ってきます。確かに間違ってはいません。では、コーンドリブルをしたらうまくなるのでしょうか?

ドリブルがうまくなるためには、まずドリブルがうまくなるためには何をしなければならないのか?そしてそれをどのようにトレーニングするかを指導者もしくは保護者が理解する必要があると思っています。


私はコーンドリブルをありだと思っていますが、それは試合で本当にいきるドリブルのシチュエーションが再現されている場合に限ると思っています。


では、何をしなければならないのか。多くのことがありますが、イニエスタの素晴らしい例を見つけました。


拙著(世界で通じる子供の育て方:サッカー選手を目指す子供の親に贈る40のアドバイス) のP80にも書きましたが、例えば左から敵がきているときは右足でドリブルをし、右からきたら左足にもちかえます。このプレーができる選手は100人に1人いるかいないかと書きました。(もしかしたら1000人に1人かもしれません)


以下の映像の3分48秒ではイニエスタは右足でドリブルをしていますが、右から敵がきた3分51秒の場面では左足にもちかえます。(その後リプレーが流れるのでよく見てください)こういった場面のみを切り取り、その部分のみをコーンドリブルなどで再現することはできるかもしれません。



また、5分27秒からのイニエスタのドリブル。顔があがり、スペースを見つけた瞬間にいっきにスピードアップする。それだけです。
でも、できる選手がどれほどいるでしょうか? この場面もこの部分だけを切り取ってトレーニングできるでしょうか。コーンドリブルでは難しいかと思います。では、どういうトレーニングだと再現できるでしょうか。

https://www.youtube.com/watch?v=hgaEJ_CB_h8


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