2009-11-27 10:17:53

先住民族ママンワが安心して生きていくために 【フィリピン】

テーマ:ACTモニタリング報告

ミンダナオ島北東部、スリガオ・デル・ノルテ州に住む先住民族ママンワは採集狩猟を糧とした遊牧民だったが、森林伐採や開発、内戦により山を追われ、低地に下りてきた。


本年ACTで支援しているバランガイ・マイニットに住むママンワのグループは26世帯。2年ほど前から小学校の裏地に住み始めたが、小学校の校舎増築の計画があり追い出される可能性がある。水は近くの井戸水を利用しているが、衛生状態が悪く、病気になる子どもも多くいるという。識字率も低く、公用語であるタガログ語や英語は苦手であり、雇用の機会も少ない。日雇い労働や薬草を販売して、お金がある時はお米を買うことができると語っていた。


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先住民族ママンワの人々が住んでいる小学校の裏地。



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ママンワの代表的な家。素材は木や竹であり、屋根は椰子の葉を利用している。入口が高くしてあり、狭いのが特徴。



現地で活動しているSUNGCODの代表によると、この地域には鉱山開発事業の可能性があるという。スリガオ市は観光業が盛んであり、開発も進んでおりミンダナオ島では、日本企業による鉱山開発やゴルフコース建設などの話も聞いた。しかしママンワの人々は、開発されても住民には利益が共有されていないと口を揃える。



今回の支援では、定住地を確保し住居環境の整備を進めていく。ママンワの人々はその伝統に従い、新しく移る土地の精霊に祈りを捧げていた。遊牧民が定住するのか疑問だったが、同じ先住民族ママンワを対象に同様の支援をした別の地域を見学すると、住まいが確立されたことで共同農園を始め、低地の人々とも平和
な関係が作られてきているそうだ。現地のNGOでは、今回の支援先のママンワの人々にも、住居環境の整備後農業支援を行っていきたいと、抱負を語っていた。


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新しく写る土地の精霊に、「私たちを見守って下さい」と祈りを捧げるママンワの祈祷師


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現地NGOが7年前に定住支援を行った別のママンワの集落の家庭菜園。



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ママンワの人々は声が大きく、明るく、よく笑う。


■報告:西島恵(写真中央)

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