ブラジルGP-決勝 | 亜洲虎のブログ

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1997年前に心筋梗塞を患い、2006年までEDだった私。

2007年にある漢方に出会い、37歳差の彼女をゲット。

雨雲の襲来を受けたインテルラゴス・サーキット

を舞台に、2016年FIA F1世界選手権第20戦ブ

ラジルGP決勝レースが開催され、メルセデスの

ハミルトンがポール・トゥ・ウィンを飾った。

 

 

激戦の予選ではメルセデスのハミルトンが僚友

を約0.1秒上回ってポールポジションを獲得し、

ロズベルグがフロントロー、フェラーリのライコネ

ンが3番グリッドに並んだ。なお、予選後にマノ

ーのオコンが他車の走行を妨害したとして3グリ

ッド降格処分を受けており、予選20番手だった

オコンは最後尾に降格。21番手と22番手だった

ザウバー勢がひとりずつ繰り上がったグリッドに

着いている。

 

決勝当日のインテルラゴスは悪天候に見舞われ

、ピットレーンオープン後にダミーグリッドに向か

おうとしたハースF1のグロージャンが最終コーナ

ーでバランスを崩してクラッシュ。今季ベストグリ

ッドの7番手を手に入れていただけに悔しい事態

となったが、グロージャンはレースをスタートする

ことなくマシンを降りている。

 

全長4.309㎞を誇るアウトドローモ・ホセ・カルロス

・パーチェ、通称インテルラゴス・サーキットの一

戦は71周で争われた。完全ウェットコンディション

の悪天候を受けて定刻より10分遅れで迎えたス

タート時のコンディションは気温18℃、路面温度

20℃、湿度98%。セーフティカースタートが宣言

され、フォーメーションラップなしで、各車がフル

ウェットを履いて順次、グリッドを離れた。

 

コース上の水量が多く、激しい水しぶきが上がる

影響で視界も最悪状態だったが、脱落者を出す

ことなくセーフティカー解除の時を迎える。7周目

の最後にグリーンライトが灯ると、4番手に控えて

いたレッドブルのフェルスタッペンが前方のライコ

ネンをとらえてポジションを上げた。この時、セー

フティカーラインを超える手前でハースF1のグティ

エレスをオーバーテイクしたとして、ウィリアムズ

のマッサが審議対象となり、後に5秒のタイムペ

ナルティが科せられている。

 

翌週にはマクラーレンのバトンとマグヌッセンが

インターミディエイトタイヤに履き替えるギャンブ

ルに出、中団グループ以下の面々があとに続く

も、先頭を走るメルセデス勢はタイヤ交換のタイ

ミングではないと主張。

 

その言葉を裏付けるかのように、フェラーリのベ

ッテルが単独スピンを喫してしまう。ただ、ベッ

テルは当時ウェットタイヤを履いており、スピンを

した後にピットに戻ってタイヤを交換。インターミ

ディエイトタイヤでコースに復帰した。

 

そこからわずか3周後、今度はザウバーのエリ

クソンが最終コーナーでマシンコントロールを失

い、ウォールにぶつっかた。ピットエントリーに

マシンを止めてしまったtめ、一時的にピットエン

トリ-が閉鎖されたが、エリクソンの事故後にピ

ットインしようとしたレッドブルのリカルドがザウ

バーマシンを避けながらピットレーンに入ってお

り、これが審議対象となった。結局、リカルドは5

秒タイムペナルティを受けている。

 

再び出動してから5周後、セーフティカーが先頭

を外れてコースを離れるも、路面コンディション

は一向に良くなっておらず、最終コーナーから

の立ち上がりでアクアプレーにングに襲われた

ライコネがクラッシュを喫してしまい、解除から

ほどなくしてまたも出動命令を受けたセーフティ

カーがコースに入る。しかしながら、ホームスト

レートにデブリが多く散らばっていたこともあり、

レースは赤旗中断を余儀なくされた。

 

ライコネンがクラッシュを喫した当時はリスタート

直後とあってマシン間の距離が開けておらず、

フォース・インディアのヒュルケンベルグがデブ

リとぶつかってフロントウィングにダメージを負

う。それでも、ヒュルケンベルグは4番手のポジ

ションでピットレーンへの帰還を果たしており、そ

れ以外のドライバーは巻き添えを食うことなく赤

旗中団の時間を過ごしている。

 

ルノーのパーマーは赤旗直前にトロ・ロッソの

クビアトと接触してマシンにダメージを負ってお

り、チームが懸命に修復しようとするも、結局、

リタイヤが決まった。

 

約35分の中断を経て、全車ウェットタイヤの装着

が義務付けられた状態でリスタートとなり、ここ

でもセーフティカーが隊列を先導。その矢先、ヒ

ュルケンベルグをさらなるトラブルが襲い、右リ

アタイヤにパンクチャーを抱えて緊急ピットイン、

一気に15番手までポジションを落とした。

 

そのまま7周を走った後、レースコントロールが

2度目の赤旗中断を発表。コンディションを踏ま

えて判断したようだが、ドライバーたちはレース

ができると訴え、観客からもブーイングが上がっ

ていた。中断すること27分、通常のドライレース

ならばチェッカーが振られている時間帯に、ウェ

ットタイヤ指定のセーフティカー先導という条件

でレースが再開される。

 

リスタート後、ロズべルグに迫ったフェルスタッ

ペンがターン3でリアをとらえて一気にオーバー

テイク。先頭のハミルトンとタイトルを争うロズベ

ルグだが、フェルスタッペンにとっては関係なし。

2番手に上がったフェルスタッペンはハミルトンを

追い抜こうとアグレッシブな走りを披露する。しか

し、ペースを上げて行く中で、まだコンディション

の悪い路面に足を取られてスピンを喫してしまっ

た。幸い、ギリギリのところでクラッシュを免れ、

ロズベルグに接近を許すもポジションは死守して

いる。

 

路面状態は悪いながらも各車がポジションを競

い合う中、F1ドライバーとして最後の母国グラン

プリに挑んだマッサが最終コーナーでコントロー

ルを乱し、ウォールにヒット。無念のリタイヤを遂

げた。またしてもピットエントリーを塞ぐ格好でマ

シンが止まってしまったため、ピットエントリーが

閉鎖されると共にセーフティカーが導入された。

コックピットを降りて徒歩でガレージを目指すマ

ッサにはグランドスタンドはもちろん、ピットレー

ンからも大きな拍手が送られる。

 

リスタート後は7周のセーフティカーピリオド中に

タイヤ交換をしたフェルスタッペンが猛チャージ

を見せて次々にオーバーテイクを披露。メキシコ

GPで物議を醸した相手でもあるベッテルとの対

決ではベッテルがワイドに膨らんだスキに先行

し、最終的には表彰台圏内にまで返り咲き、3位

表彰台に上っている。

 

長い長いレースをトップで終えたのはポールシッ

タ―のハミルトン。ロズベルグが2位でゴールし、

ドライバー選手権のタイトル決定は次の最終戦ま

でお預けとなった。

 

4位以下、入賞はペレス、ベッテル、サインツ、ヒ

ュルケンベルグ、リカルド、ナッサー(ザウバー)、

アロンソだった。ナッサーの9位入賞でザウバー

には今季初ポイントがもたされている。

 

マクラーレン・ホンダのアロンソ、すごいサバイ

バル戦の中、10位入賞。バトンは16位完走。

次戦は、いよいよ最終戦、さらなるリサルトを期

待しましょう!