2011-10-01

僕の『水割り論』

テーマ:僕の○○論


時々書く僕の真面目なネタ。


僕の○○論。


10月スタートは真面目に☆


で。。。


「僕の『水割り論』@番外編」


ってタイトルで書こうと思ったら。。。


ちゃんとした「僕の『水割り論』」が


アメブロにUPしていない事が判明!!


前のブログサイトの時に書いてたのね♪


と、言う事でちょっと長いですが


たまには僕の真面目なバーテンダーとしての一面。


「僕の『水割り論』」です。


ではどぞ♪


『今夜、すべてのBarで。』  Bar芦屋日記-芦屋 パーティー 芦屋


みなさんウィスキーなど大半のお酒が加水されて


ボトルに詰められているのはご存知ですよね?

もう10数年以上になるのですが、この件で僕はバーテンダーの素晴らしさを感じ、

この道の深さに衝撃を受けた出来事でした。

~~~~~深夜3時~~~~~

この日も営業が終わってから厳しくて優しい師匠が僕の為に
練習に付き合って下さってました。

お題は『グレンリベット水割り』。



「うーん。まだまだアカンな。。。」


「すいません。。。」



いつも通り厳しくて優しい師匠は、半分を飲んで下さった後グラスが僕の元に。

これは「なぜこの創り方でこの味になったのか」を造った本人が確かめる為。



「お前はバーテンダーが創った『水割り』って飲んだ事あるか?」



「はい。何度かはあります。」



「じゃあホステスさんのは?」



「はい。それもあります。」



「バーテンダーとホステスさんの創る『水割り』の違いってなんや?」



「えっ!(正直考えた事がない。。。)お酒の濃いさとかですか?」



「そう考えるヤツは三流やな。お前はバーテンダーが創る『水割り』と

ホステスさんの創る『水割り』にその差しか分からんかったんか?」



「。。。。」




「ええかっ(←これは師匠の口癖デス)バーテンダーが創る『水割り』は

元のお酒を伸ばして上げないとアカンねん。

スコッチは樽に入ってる時、アルコール度数は何度くらいあるねん?」



「60度前後です。」



「そうやろ。じゃあボトルに入ってるスコッチは?」



「40度くらいです。」



「せやな。じゃあなんで樽に入ってる時とボトルの度数が違うんや?」



「加水しているからです。」



「その通りや。リリースする樽のモルトは美味しいけど

万人が飲める度数ではないわな。

じゃあ飲み易い様、加水してボトルに詰めましょって訳や。」



「はい。」



「そのお酒をお客様が『水割り』でってオーダーされた時、バーテンダーが

考えなアカンのは、そのお酒の樽に居た時の状態をイメージしながら、

その美味しさを綺麗に伸ばしてグラスに表現するのがホンマモンの仕事や。」



「。。。。」



「ホステスさんの『水割り』はいかにお客様の邪魔にならずに

その場を楽しんで頂ける様、創ってる。流行ってるお店の『水割り』は

邪魔にならず、ホンマに美味しい『水割り』や。反対に流行ってない

お店の『水割り』は薄いだけのアルコールの水割りを出してるお店や。

でも、BARは違うで。ここはお酒を楽しむ場所でないとアカンねん。

ただ水でお酒を薄めた様な『水割り』を出すのは三流の仕事や。

そのお酒を生のままで飲んだイメージを想い浮かべながら、

その旨味を綺麗に均等に水で伸ばして上げる。

これがバーテンダーの創る『水割り』やねんで。」





僕は当時「美味しさを均等に伸ばす」と言う概念が全くありませんでした。

正に水でお酒を薄めただけの物を創っていましたし、


『水割り』ってそう言う物だと思っていました。

ここで書いている事はこの日の一部を書いていますが、


他にも今の僕がバーテンダーとして

創る全てに影響を与えた言葉が宝石の様に鏤められていました。

この一日は更にバーテンダーの奥深さに衝撃を受け、

『正しい物』を創る事が出来るバーテンダーに成りたいと強く思いました。




~~~~~一時間後~~~~~

「まだまだやな。でも、味のラインは見えてきたな。

微かやけどグレンリベットの風景が見えてきた。。。」




と、言う事でした♪


おっちゃんも遊んでばっかりちゃいまんねんで☆


では、また後日に「僕の『水割り論』@番外編」


UPしますね♪





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2011-04-30

僕のジンリッキー論~本文~

テーマ:僕の○○論


昨日からの続き物。

『僕のジンリッキー論』。

今日は、僕の考えるジンリッキーとは。。。



『今夜、すべてのBarで。』  Bar芦屋日記-芦屋 二次会 芦屋


ジンリッキーに求められるモノ。

僕が一番に考えているのは「爽快感」よりも


「ジンとライムの香りのたたせ方とソーダの包み方」


です。


勿論、「爽快感」もとっても大事ですが

それを第一に考えてしまうと、印象が残りにくい

凡庸なジンリッキーになってしまう。


ジンには色々な香りの成分があって

どの香りをたたせても良いと思う。


それはそのバーテンダーの「手」。

この人によって違う「手」って本当に面白い。


例えば僕の「手」はどんな辛口カクテルを作ろうが「柔らかい」。

貴粋くぼんがバーテンダーの時の「手」は

とってもシャープで鋭い味。


でも、カクテルとしての完成度が高ければ

どの表現でも僕はOKだと考えてます。


この「香り」を重要視せず、爽快感だけ考えて造ると

インパクトの無い、お客様の脳裏に残らない作品になってしまう。


ジンをストレートで口に含み、味わう。


その様々な香味の中で自分がイメージするジンリッキーに

相応しい香りを見つけ出す。

それが自分しか造る事の出来ないジンリッキーの香りの主役。



ボタニカルの精練された香り、ライムのほんのり甘い香りを包み込む

ソーダの優しいベール。



結局、何杯も造らないと自分の味って確立出来ないのですが

なにも考えないと全く進歩はしない。


バーテンダーにとって一番大事なのは

自分の造る作品がどんな風に出来上がって欲しいかを

強い想いを持って造る事が出来るかじゃないかな。


う~ん。

文系で抽象的。


くぼんなら超理系の造り方教えるんだろな。



おしまい。



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2011-04-29

僕のジンリッキー論~前文~

テーマ:僕の○○論


いよいよ残り二日で4月も終了!!

ホントこの一ヶ月も楽しかった♪


この4月から一番の変化と言えば

10年以上ぶりにバーテンダーを育てている僕。


いやー、色々難しいですね♪

でも、人に何かを伝えるって作業は

自分自身の考え方の整理にもなってとっても勉強になります。


最近、僕のブログはバーテンダーとして

書いている事が少ない。


と、言う事で久々に。


僕の○○論。


今回は、そう。


ジンリッキー。



『今夜、すべてのBarで。』  Bar芦屋日記-芦屋 二次会 芦屋


最近殆ど見られないですが、カクテルブックには

時々見られるクラシックなタイプの

ジンリッキーのパターンのひとつ。


「ライム1/4をそのままグラスへ。

そしてライム1/4を絞って

氷を詰めてジンを注ぎ、ソーダUP。

マドラーをさして下のライム1/4を

潰しながら飲む。」


コレ、僕の経験上美味しいのに出会った事無いデス。。。


第一、バーテンダーでない人がソーダで割ったものを

自分で触る事自体、美味しくなる確率がとっても低い。


このパターンのジンリッキーを採用するお店は

ジンリッキーを「ジンライム炭酸割り」と捕らえてるのだと思う。


僕の師匠の言葉で、どのカクテルにも通ずるのが



「材料同士を混ぜ合わして出来るのがカクテルではない。

そのカクテルを造るにあたって、その材料を使うだけだ。」



これは僕のバーテンダーとしての技術的な考え方の根幹。

と、言う事は。。。


「ジンリッキー」って

ジン+ソーダ+ライムで出来上がる、

その世界の向こう側は。。。


明日へ続く。



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