2005-03-23 15:48:49

布川了さんからの反論②

テーマ:読者からの批判
布川了さんからは反論の手紙が二度来ました。今回はそのうちから、二点紹介します。

1.私は『直訴は必要だったか』に「天皇直訴は足尾事件の解決にほとんど影響を与えなかった」と書きましたが(24頁)、彼は次のように反論しました。

「遊水池案、勅令→鉱毒調査委員会、そして河川改修工事→被害地鎮静化となるからです」

2.また私は、庭田源八の「鉱毒地鳥獣虫魚被害実記」につき「明治12~13年頃までは、(川魚が)百貫以上獲れました。・・・・・・只今にては鉱毒被害のため一切取れません」とあるが、「この時期に被害が発生するはずは無い」から、この記録は嘘だと書きました(34頁)。これに対して布川さんは次のように反論しました。

「源八が<百貫も獲れた>というのは、砂川の言う<この時期>に相当する。被害がひどくなったのは、この実記をまとめた明治30年頃である。実記を読み取り違えている」

このやりとりを、皆さんはどう思いますか。コメントをどうぞ。
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2005-03-15 16:00:33

田中正造の嘘について(1)

テーマ:田中正造の嘘
布川さんからの反論を一つ紹介します。

明治26年の秋に渡良瀬川流域の鉱毒被害地が豊作になったことに関して田中正造は、6年前の公害防止工事の効果ではなく、前年秋の風雨によって、

「渡良瀬本支流水源の諸山岳が広く崩壊したため、ほとんど50年分の山土が被害激甚地の毒土を覆ったからだ」

と言い張りました。
そこで私は「そんな大規模な山崩れは実際上あり得ない。もしあったら空前の大災害を引き起こす」と書いたのです。布川さんはこの見解に対して、

「あったのです。当時の記事、記録が多く山崩れ、空前の大惨事を証明しています」

と、9月28日の足尾町や日光の風水害、男体山の山崩れなどの例を挙げて来ました。
続いて私が、50年分という「新土なるものが被害地の田畑にちょこんと置かれることもあり得ず、その土が即農耕に適する可能性も無に近い。つまりはあまりにも幼稚な嘘で、誰も信用するはずの無いバカバカしい話である」と書きました。これに対して布川さんは、次のように反論しました。

「これは自然の猛威、大水害の恐ろしさをまったく知らない、渡良瀬川流域に住んできたものからすれば、幼稚な意見、バカバカしい限りの文です。」
「ちょこんと置かれるはずは無論ありません。除去した土の置場も無いほど耕地全面に20センチも新土が堆積したのが実情でした。この事実を<幼稚な嘘>とか、正造の珍説と決めつけることこそ、珍説といわれるべきでしょう」


このやりとりを皆さんはどのように考えますか。
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2005-03-14 12:17:52

布川了さんからの反論

テーマ:読者からの批判
群馬県館林市の布川了さんから、

「本を読んで色々課題があると考えさせられましたので、愚見を申し上げることにしました。ぜひ一度私共被害地においで下さい。話し合いができればよいと願います」

というお手紙をいただきました(昨年12月10日)。私はお断りしました。言いたいことは全て書いてしまったからです。
布川さんには、この事件についての多くの著書があります。どちらかが正しいかは、両方の本を読んだ人たちに判断をゆだねればいいと思うのです。
布川さんも言いたいことがあれば、どうかこのブログを反論の場に使ってください。それを読んで皆さんは、何が正しく何が正しくないかを自分の頭で考えてください。
いずれにせよ、教科書の間違いは放置すべきでないと、私は考えます。
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2005-03-11 13:36:05

足尾鉱毒事件自由討論会

テーマ:開設にあたって
みなさんは、「足尾鉱毒事件」について「政府も加害者も何もしてくれなかったので田中正造が天皇に直訴した」と学校で教わったと思います。
しかし、それは間違いです。では本当はどうだったのでしょうか。私(砂川幸雄)が書いた『直訴は必要だったか――足尾鉱毒事件の真実』(勉誠出版=http://www.bensey.co.jp/)をぜひ読んでください。そして、あなたの意見をこのブログに書き込んでください。反対意見は特に歓迎します。
ここを自由な討論の場にしたいと思います。


著者: 砂川 幸雄
タイトル: 直訴は必要だったか―足尾鉱毒事件の真実
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