新人の転職志向 最低の34%
新人の転職志向 最低の34%
社会経済生産性本部が20日発表した2007年度新入社員の意識変化調査によると、「条件の良い会社があればさっさと移るほうが得だ」との回答が34・1%と3年連続で低下し、秋の調査としては1991年の調査開始以来の最低となった。
また、「今の会社に一生勤めたい」は34・6%と4年連続で上昇し、春の調査(45・9%)に続いて秋の調査でも過去最高となった。
「条件の良い会社があればさっさと移るほうが得だ」と答える人の割合は99年秋に53・0%とピークに達したが、その後は低下傾向が続いている。逆に、「今の会社に一生勤めたい」は98年秋に14・2%まで落ち込んだものの、その後は徐々に増加し、05年からは急ピッチで上昇している。若者の安定志向の強まりを示していると見られる。
「社内で出世するより、自分で起業して独立したい」という回答も20・3%と、春の調査(18・3%)に続いて過去最低となった。04年秋には35・2%あったので、3年間で4割以上も低下したことになる。
業績・能力主義的な給与体系を希望する回答も95年の76・9%をピークに低下傾向が続いており、今回は57・5%と初めて6割を切った。
一方、「先輩と意見が対立しそうなときに、先輩の顔を立てて黙っている」は46・2%と過去最高となった。春の調査(37・1%)との差が9ポイント以上あり、昨年の春と秋の差(0・7%)に比べて著しく拡大している。
この調査は、同本部が毎年春と秋に実施している新入社員教育プログラムなどの参加者を対象に行われ、今回の有効回答数は973だった。






