変えていいことと・・・変えてならないこと・・・ | 遊行楽紀行 ~風のささやき 水の行く末~

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季節、暦、時事をみつめて、気ままに書き綴ります
吹く風と流れる水、自然のあるがままを訪ねて
小さな「幸せ」「豊かさ」「健康」は身近に
考え方の整理整頓で「明日」「生き方」「行動」が輝きます
心豊かに 笑顔で そして健康に

---変えていいこと・・・変えてならないこと・・・--

年度替わりは、変化・変更の時季。

組織の変更などもこの時期に行われることが多いようです。

「機構改革」「組織変更」・・・。などなど。

変えたい願望は、政界、官界、財界、学界、あらゆる組織のTOPの意向がベース。
TOPでなくても、TOPの右腕、ナンバー2の意向など。

「目に見える成果物」であるため、「組織変更」は、経営や企画に関わるスタッフの中には、手がけたがるかたも少なくありません。

・・・。そんな方とのお話の際にそれとなく伝えるのが以下です。


必要性の検証は丁寧に行ったのでしょうか?
「変更」ありきで、「変更の根拠」を外部に求めたりしていませんか?
あるいは、「変更」の為に「詭弁を弄したり」「こじつけ」などを用いていませんか?


・・・。・・・。



TOP(リーダー)が認識していただきたいことをいくつか・・・。

「詭弁」は、組織を壊してしまう元凶です。


大なり小なりの組織のTOP(リーダー)は、(TOPとは組織トップであり、部署のトップも含むのですが)起案や調査、報告時点の「詭弁」を見ぬくことが求められます。

「このままでは、○○の先行きが、心配(不安)です」
「○○の調査によれば、改善が必要です」
「○○は、他組織(競合)にくらべて機能していません
多組織では、すでに導入され、当方は遅れています」

・・・。詭弁家の特徴的フレーズです。

真に、課題を改善に導く対策ならば、可能性の大小を超えて判断すべきです。

「詭弁」・・・。

さらに詭弁家の特徴は、

「実務者の意見を故意に外す

「会議から(自分自身より知見のある人)実務者を外す
「些末な枝葉の課題を、大袈裟に吹聴する」
「さも実務者の意見を聞いたかのように都合の良い部分だけ採用する」
説明資料の体裁を整えることに、労力を注ぐ
「不都合な意見や対案を言う人物の誹謗中傷に勤しむ


TOP(リーダー)はそれらを見抜く力が問われています。



松下幸之助翁の言葉が響きます。

人の言に耳を傾けない態度は、自ら求めて心を貧困にするようなものである。
わかったようなつもりで歩むほど危険なことはない。
謙虚さを失った確信は、これはもう確信とはいえず、慢心になってしまいます。

慢心の人物は、多くの人のモチベーションを失わせます。


♪半分は先輩から教えてもらう
半分は部下から教えてもらう

⇒先輩や部下を信じずに「コンサルタント会社に教えてもらう」ことの危うさです。


どんな賢人でも、その人ひとりの知恵には限りがあって、だから自分の知恵、才覚だけで事を運べば、考えがかたくなになる。視野が狭くなる。
視野の狭い人は、我が身を処する道を誤るだけでなく、人にも迷惑をかける

リーダーは視野の狭い人を見抜き、それを踏まえて活用することです。



♪百人までは命令で動くかもしれないが、千人になれば頼みます、一万人にもなれば、拝まなければ人は動かない

TOP(リーダー)は、「頼む」つもりも「拝む」つもりも、端からない人物にまかせてはなりません。TOP(リーダー)がそんな方針と広く認識されます。



心くばりの行き届いた仕事は、一朝一夕には生み出せない。やはり日ごろの訓練や躾がものをいう。
礼儀作法は人間関係を滑らかにする。社会生活の潤滑油である。

心配りや躾や礼儀のない人物、危険です。



最後に、有名な言葉の一節です。(会長として社長を窘めた言葉と記憶します。)

♪( 略 )だから尋ねるんやが、あなた、儲からん儲からん言うけど、小便赤くなったことあるか?


⇒「赤くなるくらい」日々、努力する多くの最前線の組織員の身になれない「人物」にTOP(リーダー)は微塵も権限移譲してはなりません


トップ(リーダー)は、日々迷いの中で進むのでしょう。
しっかりと、人を見抜くことが問われています


幸之助翁の「笑顔」の写真も多いのですが、ここに掲載した笑顔でないお顔も一面、真の姿。
「素直な心」で人と世を見つめ続けた翁のお顔、迫力が違います。
至らぬ我が身を叱られているようです。

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