小学2年生の男の子のピアノ生徒。レッスン後10分ほど遊ぶのを楽しみにやってきます。レッスン後に時間があったら遊ぶ約束なので、来たら即レッスンスタート。

ところがレッスンを始めると、この少年は遊ぶことなどスッカリ忘れ、夢中でピアノを弾き始めます。うまく弾けないと「もう1回!」と、負けず嫌いを発揮。

一番もめるのが新しい曲を選ぶときです。譜面づらの簡単なものを見つけ「これにする」と勝手に決めようとしますが、これが毎回なので私も慣れてきてうまく処しています。この曲は面白くなくってこれはどうと、彼の好きそうな曲を弾くと「綺麗だね!これにする」となります。

君のいいことはこういうとこだよと誉めると嬉しそうな顔をします。まだまだ可愛いらしい、小学2年生のピアノ生徒です。




引用元:小学2年生、男の子のピアノレッスン
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桐朋学園の高校生の頃からピアノ・聴音ソルフェージュを教え、大学を卒業して東京音大でピアノを教え、その長い経験がセラピーに役立っていることを感じます。

ピアノは全て個人と向き合って教えていくもので、試験の課題曲や発表会の曲目など、生徒が最も力を発揮できる曲を選んで演奏をする必要があります。つまり個人をよく知らなければそういう選択ができないのであって、失敗もあったかもしれないけど、これは長年培われた経験です。

個人をしっかり見るというピアノの先生をしていた時の経験が、セラピストになってとても役立っています、私は個人セッションが専門ですが、グループを見ていてもそれが生かされることが分かりました。つまりグループを一つの個体としてみた時に、そこからはみ出している大人や子どもをどうやってグループに参加させようかと考えます。ここでも個人を見たことが役に立っています。

私が今まで見てきた子どもたちは、一つとして同じ例はありません。同じ傾向の子や似たケースはありますが、周りを取り囲む環境の違いから、同じセラピーはできません。やはり学校環境や親御さんをよく知ることが大切です。最初の面接やその後の親御さんとのやり取りや、子どもの様子から多くの情報を得て、セッションに当たっています。

こういった経験なしで、いいセラピストにはなれないでしょう。或いはそういった努力を続けることが大切です。

三年前に、「音花の樹」というセラピストによる演奏グループを立ち上げてから、更にこれらのことを痛感しています。聴き手の方にフィットした曲の選択や演奏方法など、今までの経験がものを言います。「音花の樹」のメンバーには若い人もいますが、彼らは各々の現場で努力を重ね、更に磨きのかかったセラピスト・セラピストとしての演奏家になるよう、精進しています。




引用元:経験がものをいう長年のピアノの先生
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シール貼りは女の子にとってとても楽しい時間です。
私の所では時間軸を作るために、カレンダーを持ってきてもらい、今日のこの曜日に来たという印付けにシール利用しています。
障がいを持った子が行っている作業ですが、時間軸を理解し、状態が改善されると終わりにします。

写真のシールは健常児が貼ったものですが、気になるのはその量です。
はみ出さんばかりにいつも貼りますが、この子の状態が良い時に、一度ほとんど貼らなくなった事がありました。その時は一枚貼り「さあ、ピアノを弾こう」となっていましたが、また増えてきました。
シールを貼りながら、この子の心の内を知るためにお話しをします。

たかがシール貼り、されどシール貼りです。


 

今日、歌も交え、最後のリハーサルをしました。
 

当日の流れを確認しながらプログラムを通し、最後に楽器を送るための荷造りをしました。
 

今回は横浜と少し距離があり、車を運転する人もいないので、楽器を送ることにしました。




引用元:コンサート前、最後のリハーサル

多くの子どもたちを見ていて、能力を発揮できない子どもの多いことが気になります。

子どもは子どもらしくと言っても、現代の子どもたちの子どもらしさって何か?沢山お稽古事を抱え、学校と塾通いの勉強漬け。或いは全くのネグレクト。中間層はいったいどこに行ってしまったのかと思えるほど、子どもたちの生活に偏りが見受けられます。私が見ている子どもたちは当然ながらネグレクトはあり得なく、反対に過剰期待にさらされ、親の能力に何としてでも引き上げようと一生懸命です。勿論これは全般的な話をしているのであって、今通っている生徒は含まれていません。過剰期待をとめようとする私に反抗してというか、納得できない親御さんは止めていくので、経験からお話をしています。

過剰期待の子どもは、何も考えずに親が決めたレールの上をひたすら走り続け、そして力尽きるのです。力尽きる時期は様々ですが、力尽きた後の行動も様々で、内向的な子は引きこもりや不登校・摂食障がい、外交的な子は暴力や家出へと繋がります。

ほとんどの親御さんがうちの子に限ってと思っていますが、中には兆候が見られ不安に駆られたとしたら、人のせいや学校のせいにせず、素直な気持ちで自分を振り返るといいと思います。

うまくいかない子育ては、子どもの能力を見極めることを心掛ければ、案外うまく回り始めます。

 




引用元:能力が発揮されない子どもの共通点は

セラピーは人生そのもの

テーマ:
最近とっても仲が良くなった中学2年生と小学6年生の生徒の話の続きです。

男の子と女の子が仲良くなったなどの話は、世間的に誤解を生みやすいですが、本当に純粋な友として仲良しさんになったと言うことです。

この日は女の子の方がお休みでしたが、男の子は「さあスタンバイ」と、お部屋のガラス扉の前でカウントダウンしながら待っていました。私が今日はお休みよと言うと、心からガッカリしていました。「どうして休むのよ!」という言い方からも、ガッカリ度が伝わってきました。

今まで何年も同じ時間の前後だったのに、何故この10分の時間を楽しみにするようになったのか?彼の方はほとんど変わっていないのですが、彼女の方がこの状態に慣れてきたと同時に、子ども同士で遊べるようになり同じように楽しみ始めたからです。同じぐらいの年頃の子どもと遊べるようになったのは、大きく発達したからです。

良い時もあり悪い時もあり、セラピーというのは人生そのものです。この人生とキチンと向き合えた親子が、幾つもの山を乗り越えながら、前進していくのです。




引用元:セラピーは人生そのもの
四月に電車が混んでいるのに辟易した、同じ時間帯の電車に乗っていますが、通常に戻りましたネィ。
毎年、四月の電車が異常に混むのはどうしてか?
新学期新年度を迎え、新たな人々が移動していたのが落ち着いてくるのは、サボリ・退社・引きこもりが増えるからか。
五月病という言葉が流行り、ゴールデンウィーク後の人々の動向に、変化が見られるようになりましと。
私のところに来ている子どもたちには、ゴールデンウィークはユックリ過ごすように言っています。出掛けたとしても、学校が再スタートする二日前くらいにはユッタリマッタリした時間が必要です。
心身とも元気であれば、やる気も出てくると言うもの。
お休み後に元気でやってくるか、必ずチェックをし、心に止めています。

今日はとても嬉しいことがありました。ある方からの報告で、私が4年間見たことのある生徒が、見る前は障がいがあるかないかの境目で、来た時に受けたWISC検査でも数値が低いものがあり、その結果を踏まえセッションを進めてきました。

そして4年後に再びWISCを受けると、全て平均かそれ以上という数値に代わっていました。丹念に子どもと向き合った結果がこのような数値で現れると、これから見る子どもたちへの、大きな指針となります。

発達障がいの疑いがあると言われて、検査で結果としてそのように表れても、決して諦めてはならないということです。

この経験を踏まえ、これからも子ども達のいい面を伸ばし、小さなことでいいから自信を持たせ、親子関係の改善に努める。

以上の内容は、個人が特定できないよう、内容が多少変えてありますことをご了承ください。




引用元:発達に障がいがあっても、諦めてはならない!