赤めだか

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タイトルが原作本となる正月のドラマを見た

談春も知らなければ、談志も「変わった人」程度の認識しかなかったが、何となく雰囲気が良く職人気質が伝わってきた。面白そうなので本を手にした。

 

「よく芸とは盗むものだと云うがあれは嘘だ。盗む方にもキャリアが必要なんだ。最初は俺が教えた通り覚えればいい。盗めるようになりゃ一人前だ。時間が掛かるんだ。教えるほうに理論がないからそういういいかげんなことを云うんだ。」

 

その通りだと思った。

 

「己が努力、行動を起こさずに対象となる人間の弱味を口であげつらって、自分のレベルまで下げる行為、これを嫉妬と云うんです。一緒になって同意してくれる仲間がいれば更に自分は安定する。本来なら相手に並び、抜くための行動、生活を送ればそれで解決するんだ。しかし人間はなかなかそれができない。嫉妬している方が楽だからな。芸人なんぞそういう輩の固まりみたいなもんだ。だがそんなことでは状況は何も変わらない。よく覚えとけ。現実は正解なんだ。そして現状を理解、分析してみろ。そこにはきっと、何故そうなったかという原因があるんだ。現状を認識して把握したら処理すりゃいいんだ。その行動を起こせない奴を俺の基準で馬鹿と云う」

 

壁に張っておこう。

 

自身が惚れ込んだ談志、その門下の弟子達に対する気持ちがとてもストレートでもどかしさが伝わる。最近の若けぇのはと、言っているだけにも聞こえるし、俺達の頃はとも聞こえるが。

上からすれば熱量不足、下からすれば十二分にやっている。