1958年の初演から約60年。ジャン・ジロドゥの最高傑作といわれるこの20世紀の古典は、再演を重ねるごとに瑞々しく蘇り、色褪せることはありません。今回は、浅利演出初参加や20代メンバーも多く、これまで以上にフレッシュにお届けいたします。

こちらのコーナーでは、出演者が順番に自己紹介をします。新メンバーの横顔やお馴染みメンバーの意外な素顔など、どうぞお楽しみください。
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斎藤譲(さいとうゆずる)


学生の頃、映画をたくさん観てその枠の中に入りたいと思い、この世界に迷い込んだ?この世界。そう、この演劇界。


母親がよく言ってましたが、幼少の学芸会の劇で「あなたは自分の台詞の前に必ず大きく溜め息をしてから喋り出すのよ。」と、超緊張型の私の様子。“なるべく密やかに” をモットーに努めてきたつもりですが、結局目立ちたがり屋感が沸々と。結局観てもらいたいんだなと自己分析しております。


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『オンディーヌ』とはお伽話、それです!実感は持てるのですが、どこかふわふわした物語。どっしり居座っている様でぎゅっとは掴めない。人間と神様が共存しているギリシャ神話のそれと同じ感覚です。


私が目下稽古中の役柄の一つマルク王と、舞台には登場しませんがヘラクレスとオンパレや、我が妃イゾルデとトリスタンなど、ギリシア神話の有名な人物たちとの関係を掘り下げれば、益々わくわくしてきます。その中の一端の物語、興味深く無い訳がありません。

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松井美路子(まついみちこ)


東に比叡山、西に鴨川をのぞむ、京都市左京区吉田に生まれました。実家は、造り酒屋です。

幼少の頃、実家の居間のちゃぶ台で、手作りの衣裳を身にまとい、おもちゃのマイクを手にピンクレディーのUFOを歌い家族の大喝采を浴びた事に味をしめ、歌手を目指す事にしました。


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クラシックバレエも習っておりましたが、どんどん歌向きの大きな身体になってしまい断念。今でも踊れる人に憧れを抱いています。
趣味は、車の運転とお笑い鑑賞。気が短いですが、明るく陽気な性格だと思います。
無類の猫好き。同居猫は、寅次郎と菊次郎。


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稽古初日、稽古開始の1時間15分前に到着しました。その時には、すでにたくさんの方が思い思いに体を動かしたり声を出したりしていて、その熱気に圧倒されました。


本読み稽古が始まった時、「文字」だった台詞達が命を吹き込まれ、登場人物が躍動を始めたのを感じました。「かわいそうな女の子」だと思っていたオンディーヌは、優しく強い女の子でした。そして、とても愛おしい存在になりました。
オペラでは、常に音楽が流れ、歌手が歌ったり芝居をするのを助けてくれますが、芝居は呼吸、言葉、感情の動き、たくさんの事を生み出していかなければならず、稽古場で多くの「初めて」を経験しています。

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坂本岳大(さかもとがくだい)


坂本岳大です。劇団昴出身で舞台を中心に活動してます。シェイクスピア作品からコント芝居・朗読まで、劇場はもちろんレストラン・美術館など、作品のジャンルや場所を問わず出演(出没?!)しております(笑)


近年の趣味はスポーツバイクで、ロードバイクで100キロ以上のロングツーリングに出たり、マウンテンバイクで山の中をトレイルしたりしております。


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「演劇と自転車は人生を豊かにしてくれる♫」

…携帯には子供の写真よりも自転車の写真の方が多い、駄目な父親でもあります。

 

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 『オンディーヌ』は四季での公演はもちろん、一昨年の浅利慶太プロデュース公演も拝見してます。「観ると演るのは大違い!!」とはよく言ったもので、正に稽古場で勉強の日々です。先生の演出を受けるのは8年ぶり?!でして、嬉しさと緊張の中で稽古場におります。今、稽古している侍従という役は面白い人物だけど、演るのはなかなか難しい。。「わかる」と「できる」は違いますから。。(>_<)


しっかり稽古して、本番の舞台に立てるよう頑張ります!!


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公式サイト ondine2017.com