鷹3月号年の湯やふとなつかしき膝小僧 中島よね子(米子) 少女の頃の膝小僧が懐かしい 転んで怪我した傷も厚いかさぶたが出来て じき、端の方からぽろぽろと剥がれて行ったものだ だが、年を取ると中々元の皮膚には戻ってはくれない 私で言えば、3年は掛かる だから今となっては怪我をしないことが大事だ 膝小僧二つ、湯船に浮かべて遠い日を懐かしむ蓼