ライブの前日に遅い時間までお出かけすることはあまりないのだけど、
昨日のイベントはどうしてもはずせなくて、、、
等々力 巣巣 で開催された「タイムレス」というイベントに出かけてきました。
出演は、尊敬する翻訳家、柴田元幸さんと、
扇谷一穂ちゃん、そしておおはたゆういちくん。
数多くの海外小説やポエトリーを翻訳されている柴田さん。
その熱を帯びたリーディングはとてもステキで、
柴田さんが英語でその原作に触れるとき、
あんな風に物語が頭の中で生き生きと渦巻いているのだと知り衝撃を受ける。
エミリー・ディケンズ、アグネス・オーエン、
レアード・ハント、アイザック・バシェヴィス・シンガー、、、
それぞれの作家たちがそれぞれの人生の中で身を尽くし、
心を尽くして紡いだ物語。
そこには評価されるとかされないではなく、
ただただ想像的な「時間」があるということを教えられた気がしました。
柴田さんが愛情を持って翻訳されている作品たちに
たくさん触れることができたのも、私には宝物になりました。
それと、この絶妙なコラボレーション！
一穂ちゃんの歌。。。
ほんとにそれは、自分のものとは全く違うところからやってくるもので、
見るたびに不思議に思うのだけど、
可愛らしい外見からは想像もつかない、
深く柔らかくセクシィな声を聴くと、いつもハッとさせられるのです。
おおはたゆういちくんに会うのはなん年ぶりだろう！
昔、下北沢のBig Mouthでよく対バンさせていただいていて
(というかほとんどいつもおおはたくんはBig Mouthに出てた)、
あの頃と変わらぬ声や空気の中に、すごく洗練され、
たくましくなった"しなやかさ"みたいものを感じました。
あえて私が言わなくても皆さんご存知の通りですが、
ギターも歌も本当に素晴らしかったです。
それぞれの「存在感」が見事に混ざり合って、
「タイムレス」というよりは「濃厚すぎる時間」を旅した感覚ですが、
そもそも時間ってそういうものだったなぁって。
Time is art.
人 と 時間 と 想像の世界。
良い時間の中では、
時間は無限になるのです。
来月からスタジオワークに入るので、その前に良い刺激を受けました。
コーディネイトされたignition galleryの熊谷さんには、
心から「ありがとう」と言いたいです！
さて、これから清澄白河で、どうぶつしょうぎ10周年記念ライブ！
今日はここ数年のライブの集大成的な感じになると思います。
お時間ある方はぜひ、ふらっと遊びに来てくださいね〜。
ライブは14:30スタートです！
詳しくはこちらから。
https://www.facebook.com/events/1132813340187862/