美男ですね~ここから始まるストーリー~

美男ですね・宮にはまり素人ながらに「美男ですね」の二次小説を書いてしまいました

あさきちのブログ


「美男ですね~ここから始まるストーリー~」に
ようこそ



ここはタイトル通り美男ですねの二次小説を書いている
お部屋です


  ~アメンバー申請についてのお願い~



①…申請の際にあさきちのお話を読んだ
感想とか一言を記入して下さい

「よろしく」「お願いします」

「読みたい!」「よろしく」

とだけ書いてみえた方の承認はいたしません。   




これは、ここのお話が二次小説であり

皆さんの解釈の仕方がそれぞれ違うからです

こんなのテギョンじゃないよ!とか、

何でこの2人なの?

とかあると楽しんでもらえないと思うからです

私のお話の設定をご理解していただける方のみ
承認させていただきます



②…18歳未満の方はお断りしています。


これはアメ限記事の中に

甘い表現のあるお話があるからです



申請の際に年齢又は年代を

必ず記入して下さい。


何十代ですとかでも構いません


必ず本当の年齢(年代)を書いてください

18歳以上で申請されていても

実際と違うと判った場合

直ちにアメンバー解除させて頂きます。



   

③…年齢が書いていない場合、

その方にメッセージを送らせて頂いています。

その為、メッセージ受信可能になっていない場合は認証できません


これらの事をご理解された上でお楽しみください



☆あさきち☆



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あれから数週間…
一度もホスからの連絡はない…
ハルは勿論の事、ウォルの元にも入っていなかった…

ただ連絡を待っていた訳ではない…
ウォルからも何度もかけてみた…

電源が切られているらしく空しい機械的な音声が流れるばかりだった…

会社にかけてみても「アポは取っているか?」「忙しいのでお繋ぎ出来ません」と一方的に切られてしまう…

家に来て暫くはハルも「ホスから連絡あった?」と聞いてきていたが、今は聞いてくることもなくなってしまった…

『大丈夫だ…ホスは必ず帰って来る』
『そうだね…』

ウォルからフッと顔を逸らすとPC に向かってしまう…

『…ハル…』
『これ仕上げないといけないからさ…』
『あ…そうだな…今日カフェに一緒に行くか?』
『そうだね…』
『…』

初めて会った時のような何もかも諦めてしまったような眼差しに、テギョンを初めとする大人達もウォル達も居たたまれなくなってしまう…

気分転換に外に連れ出せば楽しそうにしているが、家に戻ると部屋に籠りPC に向かってしまう…

『会社にかけてみたら?』
『俺もかけてみた…忙しいとかで繋いで貰えなかった…』
『何だよ…それ…あの1回切りじゃねぇか…』
『心配じゃねぇのかよ!?』
『俺もホスが信じられなくなってきた…連絡1本寄越さないなんて…』

お前…何してんだ…
ハルの奴…また前みたいになってるぞ…
何もかも諦めてしまったような…

頼むから電話の1本くらい寄越せ…


目が覚めると携帯をチェックするのが日課になっていた…

ほらね…やっぱり来てない…

もう来ないって…心の何処かで諦めにも似た感情が涌き出て来ていた…

やっぱり、僕…嫌われちゃったみたい…
そりゃそうだよね…
合意じゃないにしろ他の奴にヤられた奴なんて嫌だよね…

『ハル♪起きてっかぁ?』
『あ…うん』
『入るぞ~♪』

ドアを開け顔を覗かせたパラム…

『パラム…どうしたの?』
『ん~、今日さぁ俺ら講義なくて暇なんなんだぁ♪』
『そうなんだぁ』
『俺らと遊びに行かねぇ?』
『え…』
『映画行こうぜ♪』
『映画?』
『おぉ♪』
『行く♪』
『よし!!決まりだな♪』
『すぐに準備する♪』
『おぉ♪飯も外で食うからな♪』
『本当に?』
『ハルが好きなもんたくさん食わせてやる♪』
『絶対行く♪』
『じゃあ後でな♪』
『ハ~イ♪』

バスルームの鏡に写る自分の姿…

あの忌まわしい傷跡も薄くなり怪我をしていた足も以前と変わらないまでに回復していた…

髪…跳ねまくりだ♪

短いときちんとするのが大変なんだよね…
みんなは短いの似合うって言ってくれたけど1人じゃ出来ないしなぁ…

また伸ばそうかなぁ…
寝癖ついても縛っちゃえば判んないもんね…

そうだ…寝る時に飲む薬なくなったんだ…また貰いに行かなくちゃ…

あれがあればグッスリ寝れる…嫌な夢も見なくて済むんだ…


ダイニングに向かうと学生組は学校にテギョンとシヌも仕事に向かったようでリビングにいたのはジェルミとミナム…ウォル達大学生組がいるだけだった

『おはよう…』
『ハル髪ちゃんと乾かせよ♪』
『う~ん』
『ハル、最近遅いね♪』
『遅くまで起きてんのか?』
『ううん…薬…なくなっちゃって…』
『薬?』
『うん…あれないと…嫌な夢…見るから…』
『そうか…なら今日貰いに行かねぇとな…』
『うん…』

 ……


ホスside …

ハングループ本社ホスの私室…

『ホス♪これ見てみろ♪』

ヒョンス兄貴が持ってきた大量の書類…

『これは?』
『これで親父さんを潰せる♪』

その書類に目を通して行く…

『ヒョンス兄貴…』
『みんなお前に会社を継いで貰いたがってる♪判るか?』
『…ヒョンス兄貴…俺と一緒に立て直してくれないか?』
『俺が?』
『あぁ♪ハン・ヒョンスさんお願いします』
『仕方ないな♪』
『これ…俺が預かってもいいか?』
『あぁ♪構わないぞ♪じゃあまた明日な♪』

ホスの私室を出ていくヒョンス…

『こんなにたくさん…』

何千人もいる社員…
その中には現社長のやり方に反対しているメンバーがこんなにもいた…

いつの間にこんなに集めたんだよ…
嬉しいような申し訳ないような…

コンコン♪

『はい、どうぞ♪』

茶色い扉から入って来たイェジ…

『イェジさん♪』

落ち着いた色のワンピース姿のイェジ…

『スーツ姿もカッコいいじゃない♪』
『そりゃどうも♪イェジさんも綺麗ですよ♪』
『あら♪まぁ私に誉めてもらっても嬉しくないわよね♪』
『そんな事ないですよ♪誉められて嫌な人なんていないはずです♪』
『あら♪』
『さっきまでヒョンス兄貴が居たんですが…』
『廊下で会ったわ♪』
『そうですか♪』

『それね♪』

ホスのデスクに置かれた分厚い書類を手に取るイェジ…

『こんなに♪』
『えぇ…』
『何よ…嬉しくないの?』
『嬉しいですよ…でも申し訳なくて…』
『あと一息じゃない♪』
『そうですね♪やっと終わります…』
『ちょっと寂しいわね♪』
『そうですね…でも俺もイェジさんの居場所はここじゃないですから♪』
『そうだったわね…』

そう…初めから俺には会社に戻る気など更々ない…

分厚い書類をデスクの引き出しにしまう…

コンコン♪

『ハイ?』
『私だ♪』

『ホスごめんね♪』
『え…』

椅子に座っていたホスの膝に座るイェジ…

ガチャ…

『おっと…』

私室でホスの膝に座りキスを交わすホスとイェジ…(のように見えるように顔を近付けているだけの2人…)

『父さん!!』
『キャッ♪』

慌てて膝から飛び降り身なりを整える振りをするイェジ…

『ハハハ♪若いんだから気にするな♪仲がいいのはいい事だぞ♪』
『すいません』
『そろそろ発表をしないか?』
『そうですね…イェジさん構いませんか?』
『//はい//』
『それなら前祝いで今夜食事でもしないか?』
『本当ですか?』
『あぁ♪○○ホテルのフレンチなんかどうだ♪』
『久し振りですね♪イェジさんもそちらで良いですか?』
『はい』
『では19時にな♪』
『はい♪』

部屋を後にする社長…

『プッ♪』
『どうしたんです?』
『社長、私達相当仲良く見えたみたいね♪』
『フッ♪そうですね♪ちょっと失礼します♪』
『ハ~イ♪』

私室を出ていくホス…

『…』

デスクの上のホスの携帯に視線を移す…

『そうだ♪』

アドレス帳からとある名前を見つけメモに残す…

ホスから恋人の名前は何度か聞いていた…
その子の名前を口にする度優しい眼差しをするホス…

『ホスごめんね♪』

数分後…戻ってきたホスと入れ替わるように部屋を出ていくイェジ…

屋上…

「はい…」
『チェ・ハル君?』
「はい…誰?」
『私はイ・イェジ…貴方に話があるの♪』
「え…」
『22時○○ホテル来て♪』
「でも…」
『ホスの事で話があるの♪』
「ホス…」
『そうよ♪だから必ず来なさい?』
「…判りました…」

ホス…これは私からのサプライズよ♪


      ***続く***


イェジさん…
貴女何をする気…?

泣かしたら承知しないわよ♪


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いつもみたいに布団剥がされて…氷水につけられた冷たいタオルを首につけられて…起こされるんだ…

「オイ!この寝ぼすけ!早く起きろ♪」

ほらやっぱり帰ってきてる♪

『ホス♪』

布団から飛び起きる…
今日は見慣れない綺麗な部屋に1人っきり…

あれから1週間…毎朝こうして一人っきりの朝を迎える…

『…』

コンコン♪

『はい…』
『俺♪起きてるか?』
『うん』

扉の向こうから顔を出したのはウォル…

『寝られたか?』
『うん…ぐっすりだったよ♪どうしたの?』
『朝食…出来てるから…』
『あ…うん♪すぐに用意するね♪』

薄手のトレーナーの裾に手を掛け脱ごうとするがドアに凭れ掛かり口元に手を沿え何か考えているウォルの姿が目に入った…

『ねぇ…』
『ん…何だ?』
『もしかして…』
『…』
『僕の着替え見たいの?』
『なっ!!』
『付いてるもの…ウォルと一緒だから見ても楽しくないよ♪』
『馬鹿なこと言ってないで早く着替えろ!!』
『は~い♪』

バタンと閉じられるドア…

1番傍にいて欲しい人ではなかったがここに居れば1人じゃないと実感出来る…

髪を纏め洗顔を済ませてダイニングに向かう…

昨夜、見なかった男の子2人と小さな女の子がテーブルについていた…

『おはようございます…』

『ママぁ…お客さん…』
『あ…ゴメンね♪ミスン昨日早く寝ちゃったから知らないのね♪この子はハル君♪ウォル君達、大きいお兄ちゃんのお友達よ♪』
『ハル君?』
『そう♪暫くお家にいるからね♪』
『は~い♪』

色が白くてお人形みたいな女の子だ♪

『この子は僕の子のミスンだよ♪こっちが上の子のミンウ♪』
『初めまして…ハルです…』
『おはよ♪』

色が白くて焦げ茶色の髪…ジェルミさんソックリだ…

『で、これが俺の弟のウナス♪』

ウォルと違って黒い髪…
テギョンさんと同じ顔してる…

『これとか言わないでって言ってるじゃん…ハル君ってお兄ちゃん達の友達なんだ…』
『はい…』
『おいハル!コイツお前より下♪まだ中学生だから♪』
『えっ!』
『えっ!ってなんだよ…』
『大人っぽいから…僕と変わらないかと…』
『ハル君幾つ?』
『18…』
『へぇ♪…僕と同じくらいかと思ったよ♪』
『ウナスは15だ』

唇の片側をクイッと上げて笑う仕草はこの兄弟のくせなのかな…

『3つも下だったんだ…』
『まぁ見た目あまり変わらないけどな♪』
『ウォル…ムカつく』

『ハル君おはよう♪朝ごはん…食べないの?』
『あ…えっと…僕あとでいいです』

そっかぁみんな学校なんだ…
ジオ君ってモデルの仕事しながら高校にも通ってるんだ…僕にとって学校なんて楽しい場所じゃなかったけど、みんな楽しそうに行くんだね…

学校に向かう子供達を見送った後、テーブルに付く大学生組…

『あ…母さん』
『はい♪』
『俺、今日から暫くバイト休む事にしたから…』
『はい♪』

ウォル、パラム、カラムの3人は朝食を殆ど摂らない…

ウォルに至ってはコーヒーだけ…
パラムとカラムはコーヒー+トースト半分…

ホスも殆ど摂らないくせに僕にはちゃんと食べろって煩い…

「ハル♪ちゃんと朝飯食わねぇから小っちぇんだぞ♪」
「自分だって食べないくせに僕にばっかり言わないでよね!!」
「俺はもう充分デカイからいいの♪」
「ホス…ムカつく…バカホス…」

『俺ら…大学があるから一緒には居られないけど…』
『判ってるよ』
『オーナーに頼まれてた仕事2~3日中に仕上ろよ?』
『判った…』
『それから、外に出掛ける時は必ず大人がいる時にしろ…』
『判ってる…ウォルってば心配しすぎ…』
『アイツが戻ってくるまでに怪我でもさせてみろ…殺されかねないだろ…』
『うん…』
『今日は俺達と一緒に買い物に行こうか♪』
『え…』
『ハルの部屋作らねぇとな♪』
『今日テギョンが事務所からPCを持って来てくれるはずだからハルの部屋に置くからね♪』

『良かったな♪これで好きなだけイラスト描けるな♪』
『うん♪』

僕はいつもホスやウォルに助けてもらって…今もこうしてここの人たちに助けてもらってる…僕も強くなりたい…

守られるだけじゃなくて…僕も守れる人になりたい…

 ……

ホスside…

『ご馳走様です…』
『こちらに戻ってきて1週間過ぎたがどうだ?』
『どう…とは?おかしな事を聞きますね♪一時的にこの家を出ましたが僕だってここの人間ですよ?すぐに勘なんか取り戻せますよ♪』
『そうか♪』
『そうだ…お見合いの件…なんですが…』
『何だ…気になる女でも居るのか?』
『そうですね…1人…』
『ほぉ…誰だ?』
『イ・イェジさん…』
『な…何?!イの娘だと?!』
『はい♪イ家が反対派だと言う事は重々判ってます♪』
『なら!!』
『父さん!いいですか?反対派の人間と結婚すればこちらに取り込むことが出来るんですよ?イ家がこちらに入ってくれれば反対派なんてすぐに潰せます♪どうですか?』
『あいつらを潰せる…か…』
『そうです♪悪い話じゃないと思いますよ♪』
『そうだな…』
『イェジさんとのお見合いを進めてくださいますね?』
『よし判った♪イ家に電話しろ♪』

こちらに戻ってから経営について色々と勉強している…
元々、大学もそちらを専攻していたから思いのほか簡単だった…

この会社を継ぐ気はない…
これもこの馬鹿な父親と祖父さんを騙す為…

そしてすぐさまイ家の次女イェジとの見合いに扱ぎつけた…

『ホスさん!!私が社長の派閥に入ると思って?!』
『思ってませんよ♪』
『だったら社長派の娘としなさいよ!!』
『僕が社長の息子だからって社長派だと思ってますか?』
『えっ…』
『僕は反対派の人間です♪』
『どう言う事?』
『僕が戻ってきた理由はただ1つです…』
『…』

イ・イェジに自分がしようとしている事を全て話した…

『そう言う事…』
『はい…あなたを利用する形になってしまった事をお許し下さい』
『面白そうじゃない♪』
『イェジさん♪』
『こう言う悪どい事だ~い好き♪その話私ものってあげる♪でもこの事はヒョンスは知っているの?』
『はい♪ヒョンス兄貴のアイデアですから♪』
『あのバカヒョンス!!帰ったらお仕置きしてやらなくちゃ!!』
『ハハハ♪』

『って言うか素朴な質問していいかしら?』
『はい?』
『貴方とその…関係を持たないとダメなのかしら?この計画にそこまで入ってはいないわよね?』
『付き合って行く以上そちらを含めても構いませんよ♪』
『ちょっと…』
『まぁ作戦上、関係を持った振りだけはして下さいね♪』
『判ったわ♪』

『でも安心してください♪僕もヒョンス兄貴と同じですから…』
『えっ!!貴方も…バイ…なの?
『いえ♪僕は女の人に興味がないんです…』
『あらっ♪じゃあ彼女?ん?…違うわね…彼氏持ち?』
『はい…俺の事待ってくれてる人がいます…』
『そう♪』
『俺もヒョンス兄貴も一族の鼻摘み者ですよ♪』
『ハハハ♪お互い鼻摘み者って事ね♪』
『これが終わったら…』

ここからはヒョンスも知らない俺の計画をイェジに話した…これは俺の為に力を貸してくれたヒョンス兄貴へのお礼のつもり…

『ホスさん…』
『俺に力を貸してくれたお礼です♪』
『ありがとう…』
『それまで俺に力を貸して下さい♪』
『喜んで♪』

固く握手を交わす…

これは同志としての握手…

ハングループ本社…

『父さん♪』
『ハン社長♪』
『何だ…』
『これからは私はホスさんのパートナーとしてホスさんと社長を全面的にサポートします♪』
『そうか♪』
『これから僕はお祖父さんの所に挨拶に行ってきます♪』
『そうだな♪会長も喜んでくれるだろ♪これで病気も良くなるだろう♪』
『そうですね♪』
『早速…』
『そうしたいのは山々なんですが…もう少しイェジさんとお付き合いさせて下さい♪』
『私もホスさんとお付き合いしたいです…』
『そうだな♪』

社長室を後にすると祖父さんの入院する病院に向かう事にした…

『ホスさん…』
『僕の事はホスでいいですよ♪』
『じゃあ…ホス♪』
『何ですか?』
『社長…貴方の事だいぶ信用してるわね♪』
『ありがたいですよ♪拠り所だった兄さんが死んで弱ってる時に俺が戻って来て詫びを入れて…まんまとその拠り所に入れたんですから♪』
『あなたって悪い人ね♪自分の親を陥れようだなんて♪』
『あの親父の方がよっぽど悪人だと思いますよ♪』
『フフフ♪』
『俺の大切な人を傷つけたんですから当然の報いだと思いますよ♪それに金で男を雇って傷つけたはずがその金が救ったんですからね♪まぁ…あの親父は知りませんが♪』
『今のあなたも悪人じゃなくて?』
『でしょうね♪悪人の息子が善人なはずないじゃないですか♪イェジさんもそう思いません?』
『フフフ♪私、今の貴方の顔好きよ♪』
『それはどうも♪』
『と~っても悪人面してる♪』

イェジの車を運転するホスに顔を近付ける…

『そこまでですよ♪』
『フフフ、そうね♪貴方いい男なのに勿体ないわね♪』
『それはどうも♪でも出来ればヒョンス兄貴に言って下さい♪』
『フフフ…そうするわ♪』
『そうして下さい♪俺も悲しませたくない人がいますから♪』

俺はたぶん今、ハルにも見せられない様な嫌な顔してるんだろうな…


 ………


ハルside …

『さぁてと…掃除も終わったし買い物でも行こうか♪』
『僕…何も欲しいものないです…』
『もう何言ってんの♪いっぱいあるでしょ♪カーテンとか絨毯とか♪』
『そんな…お布団だけ貸して貰えれば…』
『ダ~メ♪下着とかは?』
『//お…お風呂に入って洗いますから…//』
『足りなくない?服だっているじゃん♪』
『そ…それはそうですが…』

『ねぇ♪やりたい事とかないの?』
『したい事…』
『うん♪』
『あ…髪…』
『切りたいの?』
『あ…はい…毎回ホスが切ってくれてたんです…』
『それじゃあ買い物に行こう♪』
『シヌヒョン車だしてね♪』
『仕方ないな♪』
『ハル行くよ♪』
『ぅわ~♪』

ジェルミに引っ張られるように部屋を後にするハル…

『ハルの敬語…直んねぇなぁ…』
『昨日来たばかりだしね♪』
『何か背中がむず痒いんだよ…』
『ミナムはすぐにタメ語話してよくテギョンに叱られてたよな♪』
『俺だって話せるけどさぁ…』
『そのうち打ち解けてくれるよ♪』

その日のうちにセミロングだった僕の髪はかなり短くなって…帰って来たウォル達を驚かした♪

この髪が短い間にホスに会えるかなぁ…

「ハル似合うな♪」って言って欲しいな


     ***続く***


ホスさん…
お見合いしたんですね…
しかも自分から…

イェジさんかなりいい女みたいですよ♪

ホスとイェジ…何もないですからね♪

そしてホスの味方のヒョンス兄貴…

こちらもそちらの人でした♪



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『あの…お風呂…ありがとうございます…』
『そんな事いいのに♪ハルは律儀な子だね♪』
『///』
『ハル君お茶飲む?』
『あ…はい…』
『そんなトコ突っ立ってねぇで座れって♪』
『ほら♪こっちにおいでよ♪』

ハルの手を引きソファに座らせるとタオルでガシガシと濡れた髪を乾かすジェルミ…ハーブティを淹れてくれるシヌ…

プリントアウトしたイラストを手にし誰かと話すテギョン…ビールを飲んでいるミナム…

其々がそれぞれの事をしながらハルを気にかけてくれている暖かい空間…

『あの…』
『ん?』
『僕の事…知ってるんですよね…何で…そんなに…』
『あぁ…俺の古い知り合いにもいるからな♪別に不思議じゃないからだ♪』
『古い知り合い…?』
『あぁ♪良輔って言う奴なんだがウォルや娘のテヤンが生まれる前からだから…20年以上になるな♪』
『僕もね♪今してる結婚指輪はその人のトコのなんだよ♪』
『俺のもだぜ♪』

ハルに左手を振って見せるジェルミとミナム…

『俺は結婚10年目の時に奥さんに贈った指輪もその人のトコのだよ♪』
『テギョンさんなんてプロポーズする時も誕生日も全部その人のトコのだからね♪』
『へぇ♪』
『俺達のいる世界にはハル達のような人は結構いるんだ♪だからお前達を気持ち悪いとかそんな風には思わないしお前達も胸を張れ♪』

今までは何処に行っても好奇の眼差しで見られていた…でもここの人達は誰も僕の事をそんな風に見ない…


『今日はこのお部屋で我慢してね♪』
『…僕は…何処でも…』
『明日、俺達がハル用の部屋掃除してあげるからね?』
『欲しいものとか必要なものとかあったらちゃんと言うんだよ?』
『…はい…急に来たのに…ごめんなさい……』
『いいのよ♪』

優しく微笑み手首についた痕に薬を塗ると目立たないベージュの薄手の絆創膏を貼っていくミニョ…

『…ハル君…私達がついているから…』
『ゆっくり休めよ?俺達は母屋に居る。何かあったらパラム達でもウォルでもいいからたたき起こせ♪』
『はい…』

普段、ダボッとしたセーターやパーカーを着ているハル…薄手のパジャマではより華奢さが目立ってしまう…

こんな小さな身体に残る無数の痣…
よりにもよって大人の…しかも自分達と同じ男が無理やり…と思うと居た堪れなくなってくる…

『さぁ出来たわよ♪』
『…ありがとう…』
『電気…消すか?』
『まだ…いい…です…』
『…ちゃんと布団に入って寝るんだぞ?』
『…はい…』

部屋から出て行くテギョン達を見送り布団の上に寝転がると携帯を取り出す…

[オアズカリシテイルメッセージハ0件デス…]

無情に流れてくる作られた音声…

『ホス…何処にいるの…帰って来てよ…もうワガママ言わないから…』

いつホスからかかって来ても言いように肌身離さず持っている携帯…あの日を最後にホスからは掛かって来ていない…

あの日…目が覚めた時1番最初に目に飛び込んできたのは声を殺して泣いていたホスの姿…

「知らない人が来ても開けるなよ」と言われていた事をあの日開けてしまった…自分が招いた結果なのに…

『…ホス…寂しいよ…僕ね…ホスがいないと……』

久し振りに感じる温かさ…病院から処方された薬で疲れ切っていた頭は次第に思考能力を奪っていくようにスーッと眠りに落ちていく

 ・・・・・・・・・

ホスside…

ハルの一件があった次の日…
2度と戻らないと誓い捨てたこの場所にまた舞い戻ってきた…

俺の趣向を聞いてもう俺の味方はいない…迎えてくれる者など皆無だろうと覚悟しながらこの敷居を跨いだ…

「ホス様…お帰りなさい…」

ところが…一族の中でも極僅かな人間は俺を温かく迎え入れてくれた……会長である祖父さんや社長である親父の傲慢経営に反対をしている叔父達数名…

「ホス…お前が帰って来てくれて嬉しいよ♪」
「…」

この人はヒョンス…俺の35歳の従兄…この人は…1000%俺達の味方になってくれると確信出来る!
それは……これまた特殊な人間だからだ(俺達以上にね…)

「なぁ…祖父さん達は相変わらずか?」
「前より酷いもんだよ…故人の悪口になるけどお前の兄貴も好き放題やってたからな…」
「そうか…」
「お前がこのハングループを立て直してくれよ♪俺らはついていくぜ♪」
「兄貴…その事なんだけどさ…」

俺は帰ってきて早々に自分の味方になってくれる人物を見つけ、このヒョンス兄貴に計画を話した…

「そうか…あの親父さん達がねぇ…」
「やりそうな事だろ?」
「まぁな…」
「…だから…俺はあいつらを絶対に許さない!」
「でも…巧くいくのか?」
「だから兄貴に頼んでるんだろ…」
「判った…その計画に乗った♪それから…お前が戻って来たって事は親父さん達の派閥に入れられるんだろ?」
「だろうな…」
「なら…俺らとはあまり親しげにしない方がいいと思うぞ?」
「そうだな…」
「それから…ホスの味方になってくれそうな人間なら俺達側にはまだいるからな♪」
「ありがとう…恩にきるよ…」


ここの食事は体のことを考えられたバランスのいい食事だけどハルがいないと旨くない…
ハルと一緒だったらコンビニの弁当だってジャンクフードだっていいよ…

何だか…砂を食ってるみたいで味なんか感じない…

「ホス、お酒ばっかり飲んでないでちゃんと食べてよ!」
「ハル~♪手動かすの面倒くさい…」
「全く…ホスってば図体デカイくせにほんっとお子ちゃまだよね!食べないんなら片付けちゃうよ!!」
「食うの…面倒くさいんだ…」
「今度はジジイになったよ…」

大したモノ作ってやらなかったけどハルと一緒に摂るメシはマジで旨かった…

祖母ちゃんとかが居たら「アンタははしたない子だね…」って呆れられるけど…ゲラゲラ笑いながら食うんだ…

祖父さんも父さんも…兄さんだって認めてはくれなかったけど、俺が中学の時にそうだって言う事俺の事をわかって1番最初に認めてくれた人…

「そうか…アンタの子供は見られないんだね…」って…寂しそうに呟いて…でも今までと変わりなく俺の事を可愛がって愛してくれた祖母ちゃん…

祖母ちゃん…天国から俺とハルの事…守ってくれ…

アイツ…ちゃんとメシ食ってるかな…
今はまだ入院中だから3食の飯があるけど…帰ったらちゃんと食ってくれるかな…

家の冷凍庫に一食ずつ小分けしてきたけど1週間分くらいだし…

戻ったら俺が旨いもの作って食わしてやるからな♪



兄の葬儀や諸々の引継ぎなどで留守にしていた親父…ハングループ社長に呼ばれ書斎に赴いた…

『戻ってきたか…』
『はい…お騒がせしてすいません…』
『あの男とは別れたんだろうな?!』
『…』
『どうなんだ!!答えられないのか?!』
『…別れました…』
『一時の気の迷いと思っていいんだな?』
『はい…やはり男同士と言うのは何かと上手くいきませんね…』
『やはり女の方がいいという事か?』
『そうかも…知れません…』
『ハハハ♪そうかそうか♪』
『父さん…疲れたので休ませて貰っても構わないですか?』
『そうだな♪これからお前も忙しくなるからな♪それから近いうちに見合いをしろ♪』
『見合い…ですか…』
『あぁそうだ♪』
『考えておきます…』

フラフラと屋敷の長い廊下を歩く…

何が一時の気の迷いだ…
何が女の方がいいだ…

全く…自分で言っていてヘドが出るよ…

一時の気の迷いであるはずがないだろ!!
女には興味もなければ抱いた事すらないのに…

ハルと俺のこの先を守るためとは言え…あんな事を言わないといけないなんてな…

自室に戻ってきたホス…スーツのジャケットをイスの背凭れに投げる…

『フゥ…』

スーツのパンツを穿いたままベッドに寝転がる…


「ホスぅ!服のままでベッドに寝転がらないでって何回も言わせないでよね!?」
「ハルく~ん♪疲れたから脱がせて♪」
「ホスってば図体デカイんだからさぁ僕にやらせないで自分でやってって言ってるでしょ!!」

プリプリと怒る顔が可愛くてハルの事しょっちゅうからかってた…

ハル…黙って出て来てゴメンな…
必ず迎えに行くから…ちゃんと待っててくれるか…?

俺にはハルしか居ないんだから…


あの日…目にした光景は忘れたくても忘れられない…

既に事を済ませた奴らは身体中アザだらけにして両手を縛られた状態で気を失ったハルの横でタバコを吹かしていた…

そいつらに飛び掛かり伸したあとハルと同じようにしてやった…光る鋭利な物で下着の上からそいつら自身に触れ「お前らのモノを一生使い物にならないようにしてやる…俺は本気だ…」と俺が脅しを掛けたらあっさりと口を割った…

「中年の親父に頼まれた…」と…まさかと思い写真を見せたら大きく何度も頷いた…

奴らはただの脅しじゃないと感じたのかあの親父から渡された金のほとんど全額を俺に渡した…

そいつらの服を窓から外に投げ捨て下着一枚で家から放り出してやった…

俺はハルの身体を綺麗にしてやるとその金を持って知り合いのやってる病院に連れていった…

何時間待っても目を覚まさないハルに唯々、申し訳なくて…守ってやれなかった後悔だけが俺の心を占めていた…

頼むからもう1度俺に笑いかけてくれ…
「ホス」って名前を呼んでくれ…

ハルの小さな手を握りしめその手におでこをつけた…

 …

「ホス…」

どのくらいそうしていたのか…ハルが小さな声で俺の名前を呼んでくれた…

泣きじゃくるハルを抱き締めてやる事しか出来なかった…

「このまま目…覚まさないんじゃないかってすごく怖かった…」
「……」
「ハル…ゴメン…」
「どうしてホスが謝るの?…僕がホスの言う事聞かないで開けちゃったんだ…ごめんなさい…」
「ここは俺の知り合いがやってる病院だ…ハルがここに居る事は誰も知らない…安心して休め♪」
「…ホス…」
「ん?」
「他にワガママ言わないから…今日…ここに居て?」
「俺はずっとハルと一緒に居るから…」
「…ホス…ゴメンね…」
「謝るな…ハルは何も悪くない…」

俺の手を弱々しく握りスーッと眠りに落ちていくハル…

ハルと生活を始めた時これからのことを考えて俺が生活を切り詰めたことで招いた結果がこれだ…俺のせいで1番大切な人を傷つけて…

警察に行こうにも何て説明したらいいんだろう……引越しも早めないとまた来るかも知れないな…そんな事をただ考えていた…

静かに寝息を立てていたハルの身体がビクッビクッと震えだした…

夜中に何度も悪夢に魘(うな)され悲痛な叫びをあげ涙を流すハル…

「嫌っ!!ホス助けて…」
「大丈夫だ…もう大丈夫だから…」

この時、俺はアイツらを潰す事を決意した…


あの日から目を閉じるのが怖いんだ…

あの怯えた目をしたハルの姿が…泣きじゃくるハルの姿が…浮かんでくる…

抱き締めようと腕を伸ばしても…靄のように消えてしまう…

俺にはハルを抱き締めてやる資格なんかないって言われてるみたいに…


ハルの泣き顔ばかり浮かんでくるから笑った顔…忘れそうだよ…

本当にそうなる前に迎えに行く…

もう暫く待っていてくれるか…?

またあの笑顔で「お帰り」って言ってくれるか?



          ***続く***



ホスの狙いは祖父さんと父親…

「ホス様」って…

ホス君ってばお金持ちのボンボンねぇ♪


ホスsideについてくれる人間も居るみたいです…



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