ぞーさん


ゾウの衣笠さんは、キリンの野村さんに話しかけられた。

キリン「最近なにやらがんばっているみたいだけど、何をしているんだい?」

ゾウ「鼻をヌンチャクみたく振り回す練習さ」

キリン「ふーん、どれ、見せてご覧よ」

衣笠さんはニヤリと笑った。

野村さんは次の光景を見て腰をぬかしそうになった。

ヒュンヒュンと音がしだして、衣笠さんの鼻が消えるほどに早く動いていたからだ。

野村「す、すごいよ衣笠君!僕も真似したいなぁ」

衣笠「ダメだよ。君の鼻は僕みたく長くないじゃないか」

野村さんはたいそう悔しがって帰っていった。

ヒュンヒュン。

ヒュンヒュン。

衣笠さんの鼻の回転速度は上がっていく。

そのうち空を飛べるんじゃないかと思ってきたほどだ。


その夜、野村さんは首を回していた。

衣笠さんのように起用に回らないだろうか。

ぐおんぐおん。

野村さんの首は大回りだ。

それだけにデンジャラスだった。

野村さんは思った。

これはこれでいけてるかもしれない、と。

その光景を飼育係の後藤さんは建物の影から盗み見していた。

そしてハンカチの端を噛みながら涙していた。

「野村君・・・がんばれ」

一方、衣笠さんのスピードは上がっていく。

少しふわりと体が浮いたような気がした。

(よし、いけるぞ)

衣笠さんの夢はゾウ初めての宇宙旅行だった。

(映画化も夢じゃないかもな)

衣笠さんは思った。

題名は「星になったゾウ」

話題独占だ。

月面着陸も無事にやってのけよう。

そう思っていた。

(僕は、夢に生きる)


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桂沢湖

きょうりゅう


実は北海道には恐竜の剥製がある。

これは現地住民らの多くの屍の上に立っている愛と苦労と涙の結晶である。

すべての人の心を打つ感動秘話なのだ。

飼い主の放ったペットが突然変異を起こしたと言う説もあるが、もはやそれを確かめる術はない。

なぜなら、死ぬと同時に化石化してしまったからだ。

化石化する前に、撃退メンバーの佐藤さんを見て、恐竜は涙したという。

微かに聞こえた声に、「父さん・・・」と聞こえたらしいが、定かではない。


実はお前は俺の子じゃないんだ。すまなかった。 人気ブログランキングへ

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かみなりさま

こう、放屁のときにライターで同時に火をつけたら火がつきました。

いや、嘘です。

ちょっと他人の記事に雷の写真が載っていたから思い出したのです(ここの記事 )。

生命の危機を感じながら自分で撮りました。

去年の七月二十六日の写真です。

デジカメって日付が残るからいいわねぇ。

本気でこの写真撮ってるとき、「あ、これ自分に落ちるかも」って思ってました。

だって、デジカメ(金属)持って、目の前で雷鳴り響いて、体がなんだかびりびりしてきて帯電してるのがわかるってあっちゃー、これはやばいなと思うのが当然。

「ここに落としてくれ」って言ってるのと同じです。

札幌なんですけれど、今までの人生でこれだけ目の前で、しかも一時間近く雷が鳴り響いていたのは珍しかった。


皆さん血圧には気をつけてね。

ぶっち~んっていくから。



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むぉ~ん

真田さんは憤っていた。

彼女の誕生日の夜に彼女の部屋で押し倒そうとしたら股間を蹴り上げられたからだ。

「何故だ。僕らはそういう仲じゃないのか。吸いたかった・・・」

奥手な彼女の心中は複雑だ。

痛む股間を押さえながら真田さんの昼下がりは過ぎるのだ。


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