内と外との攻防

「この俗物がぁ!って言った時の優越感と言ったらね、そりゃあね、もうハイテンション」

今日も安藤課長は一人職場で盛り上がっていた。

きっと今日はこのセリフを10回以上は吐くだろうことを覚悟した社員たちは一同に「死ねばいいのに」と内心思っていた。

終業時間を迎える。

新入社員の正木。

「いやあ、僕だけ言われなかったですよ。これ、ロシアンルーレットみたいですね」

社員一同。

「ここにもいたか」
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