12月商戦を乗り切るための条件
テーマ:惣菜(中食)の街角来週から11月に入り、歳末商戦がスタートし、
いよいよ1年の最大のヤマ場が近づいて来ましたが、中食に関連する皆さん準備は如何でしょうか。
家具販売店のニトリが年末を前に400品目の値下げを発表し、デフレの進行は拡大しています。
物価指数や家計平均可処分所得は10年前の1997年と比べ11%も減少しているとの事、
調理食品・惣菜の家計消費支出金額は2004年から減少に転じ、
2008年は-4.6%(全国勤労者平均)と大きくダウンしています。
あくまで平均値ですが2009年もこの傾向は変わっておりません。
デフレと可処分所得の減少が進む中、
業態は違いますがユニクロやニトリなど売上、利益を伸ばしている企業があります。
そのことについてはいろいろ言われていますが、ただ価格が安いからだけでなく
同業他社の商品に比べ価格以上に品質を高めていることが要因になっているようです。
要は商品価値が上がっていることですね。
そこで皆さんの店舗で販売している惣菜は1年、2年前に比べて商品価値のアップを図っているでしょうか。
コロッケ、フライなどの揚げ物の多くは冷凍食品の仕入れでしょうが、
価格は変わらないが味・品質の見直しはされているでしょうか。
仕入れ商品が昨年と変わらないとすれば消費者から離れていることが予想されます。
又、店内製造の米飯や寿司もデフレで価格帯は下がり傾向ですが、
各価格帯での商品に付加価値を付けているでしょうか。
原材料は輸入品であればこの円高で価格は下がっていますし、国産品は輸入品との競合で相場を上げることは出来ません。
全体的には原材料コストの値下り分を商品価値のアップにつなげなければ
販売点数は伸びていないのではないでしょうか。
又、原材料の値下りがなかったとしても、製造コストダウンを図るために
人時生産性アップを2%・3%でも改善する工夫をしているでしょうか。
そして、製造コストダウンを商品に還元し、商品価値のアップを毎年図っていかなければ売れない時代になっているのです。
それが出来ないと、安く販売するしか方法はないのです。
そのどちらの方法を選択するか、方針を決め進んでいくことが求められています。
大手企業は原料コストダウンの方向に進みますが、中小は難しい面が沢山あります。
しかし、小売業の生産性は製造業に比べこの10年改善していないために改善の余地は大きく、
中小小売店・スーパーは本気になれば製造コストダウンにチャンスがあります。
来年以降、景気が少し改善してきても消費者は昨年と変わらない価値の商品を同価格で買うことは期待できません。
より低価格で、より質の高い商品を求めるのではないでしょうか。
今年のクリスマス、年末はより自店の得意な商品に絞込み、数量を売り込む工夫が大切と考えます。
目新しい商品を探すことはあまり必要ないのではないでしょうか。
自店の強い商品をより強化することが求められています。
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